E資格におすすめの参考書6選!基礎部分から最新の情報まで学べる本まとめ

E資格は人気がある一方で数学的知識や自然言語処理の知識が必要なため、学習が難しいと感じる人もいるかと思います。今回はE資格におすすめな参考書や選び方など、E資格取得の学習に必要な情報をまとめたので紹介します。

E資格におすすめの参考書6

1.ゼロから作るDeep Learning Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

この本はディープラーニングの理論と実装の基礎を学ぶことが出来る1冊です。ディープラーニングの初学者にとってとても役立つ内容となっており、Pythonというプログラミング言語を用いて理論を実装する方法を説明しています。具体的には、ニューラルネットワークの基本的な構造、勾配降下法、誤差逆伝播法、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)、再帰型ニューラルネットワーク(RNN)など、ディープラーニングの主要な要素について学習できます。

また、本書は理論と実装のバランスがよく取れており、各章の終わりには確認問題も用意されているため、自分自身でコードを書くことにより、理解を深めることができます。それにより、読者はPythonを使用したディープラーニングの基本的なコンセプトと技術の理解を深めることができます。ただし、この本を最大限に活用するには、Pythonの基本的な知識と線形代数、微積分などの数学の知識が必要です。

2.ゼロから作るDeep Learning2 自然言語処理編

自然言語処理(NLP)という、人間の言語をコンピュータに理解させるための技術に焦点を当てている本です。本書では、自然言語処理の基礎である単語のベクトル表現(Word2Vec)から始め、リカレントニューラルネットワーク(RNN)、長・短期記憶(LSTM)、ゲート付きリカレントユニット(GRU)などの高度なモデルについて詳しく解説しています。

また、最新の自然言語処理技術であるアテンションメカニズムやTransformerBERTの理論と実装についても言及しているので、最先端の技術が学ぶことが可能です。また、PythonNumPyなどのライブラリを活用した具体的な実装例も提供されているので、実務経験がない人でも大幅なレベルアップが期待できます。

3.徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2

E資格のポイントを押さえてわかりやすく解説している問題集です。機械学習や深層学習、数学的な知識を網羅しているので、バランスよく学習できます。2018年、2019年のE資格の優秀賞受賞者が執筆を担当しているので、E資格を取得する上で必須といえる1冊です。

4.scikit-learnKerasTensorFlowによる実践機械学習

本書は実際に機械学習をコーディングして動かすことでE資格の勉強をしたい人に向いている本です。E資格でも出題されるTensorFlowなどのフレームワークを使用して機械学習の問題を解決するまでの流れや手法を解説しています。また、本書に記載されているすべてのコードがGitHub上で公開されており、Jupyter Notebookを使って試しながら学ぶことが可能です。

5.深層学習

ディープラーニングの基本的な理論から最新の研究結果までをカバーしている書籍です。著者の岡谷貴之氏はディープラーニングの研究者であり、その専門知識と教育経験を活かして書かれており、一般的な概念の説明から数学的な証明まで詳細に解説されています。また、畳み込みニューラルネットワーク、自己符号化器、生成的敵対ネットワーク(GAN)など、多様手法モデルについて記載されており、様々なディープラーニングの手段を学ぶことができます。

その他にもバッチ正規化やドロップアウトなど、ディープラーニングの学習を助けるテクニックや確率的勾配降下法やAdamを活用した最適化手法についても詳しく説明されているので、より知識を深めることが可能です。

6.Mathematics for Machine Learning

ディープラーニングに関連する基本的な数学的知識を学習することができる書籍です。線形代数、微積分、確率論、統計学、最適化など、機械学習にとって重要な数学の概念をわかりやすく説明しています。実際にディープラーニングで使われる数学計算の問題が出題されるので、要所を抑えながら学習できます。ただし、初歩的な内容しか記載されていないので、ディープラーニングの数学的知識がない初心者に向けの本です。原本は英語ですが、日本語版も出版されています。

自分に合ったE資格の参考書を選ぶには?

前述で様々な参考書を紹介しましたが参考書を選ぶときは、自分の学習目標や学習スタイルを考慮することが重要です。適切な参考書を選ぶことで、学習効率が高まり、理解が深まります。以下に、効果的な参考書選びのポイントをまとめました。

1.自分の学習目標を明確にする

まず始めに、何を学びたいのか、どのレベルまで達成したいのかを明確にします。例えば、初心者向けの基本的な知識を得たいのか、それとも上級レベルの詳細な知識を求めているのかを理解することが大切です。目標が明確であれば、それに合った参考書を見つけやすくなります。

2.自分の学習スタイルに合わせる

人によって学習スタイルは異なります。テキストベースの説明が好きな人もいれば、図解や視覚的な資料を好む人もいます。また、一部の人は問題解決型の学習が得意で、理論的なアプローチが好きな人もいます。自分の学習スタイルに合った参考書を選ぶことで、理解が深まり、学習の楽しさも増します。

3.書籍の評価やレビューを確認する

参考書を選ぶ際に書籍の評価やレビューを確認して決めるのもおすすめです。他の読者の意見を参考にすることで、その書籍が自分の好みに合っているかどうかをある程度判断することができます。

4.サンプルページを見る

多くの書籍はサンプルページを提供しています。それを見ることによって、書籍の書き方、構成、説明の詳しさなどを確認することができます。そこから自分の好みや理解度に合っているかどうかを確認することで最適な参考書か判断できます。

5.最新の情報を含んでいるか確認する

特にディープラーニングの分野では、新しい技術が常に生まれています。そのため、最新の情報を含んでいる参考書を選ぶことはとても大切です。もし情報が古い参考書を使って学習すると、現在のトレンドから逸脱した知識を学んでしまう可能性があります。

参考書以外のおすすめ勉強方法

参考書以外のおすすめの勉強方法はセミナーです。参考書の学習方法と異なり、専門家から直接的な学習ができるので、やみくもに参考書に手を出す必要がありません。そして、数あるセミナーの中でも特におすすめしたいのが、AI研究所の実践的に学べるE対策講座です。

このセミナーは名前の通りE資格取得に特化したセミナーとなっており、会場受講、ライブウェビナー、eラーニングの3種類から自分に合った方法で学習できます。E資格の基本講座を学んだ後、E対策講座やE資格問題対策を実施しており、最短で資格取得を目指すことが可能です。また、資格の攻略ガイドが用意してあるので、自己学習を効率良く進めることができます。どのように勉強すればいいのかわからない、といった人におすすめです。

自分に合った学習方法でE資格を取得しよう

E資格の取得は、ディープラーニングや深層学習を本格的に学びたいと考えている人達にとって大きなスキルアップとなります。しかし、全ての人が同じ学習方法で理解できるわけではありません。重要なのは、自分に最も合った学習方法を見つけ、それに従って学習を進めることです。今回紹介した内容を少しでも参考にしていただければ幸いです。

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