CAD CAD人材とは?採用・獲得する方法やおすすめのサービスを紹介

【2026】CAD人材とは?採用・獲得する方法やおすすめのサービスを紹介

「CAD人材を獲得したいがどうすればいいかわからない」という方も多いでしょう。昨今、製品設計からシミュレーション、製造までを一貫して完結させるCAD人材の重要性が高まっています。

しかし、少子高齢化に伴う労働人口の減少、若年層の製造業離れ、特定のソフトウェアスキルを持つ人材の希少性といったさまざまな要因により、多くの企業がCAD人材の採用や定着に関して悩んでいるのが現状です。

そこで本記事では、CAD人材が不足している理由から採用・獲得する方法や採用におすすめのサービス、注意点までを詳しく解説します。

CAD人材とは

CAD人材とは

CAD人材とは、CADソフトを操作し、建築物、機械部品など、様々な製品や構造物の設計図や図面を作成・修正する人材です。

単に図面を描くスキルだけでなく、2次元CADや3次元CADを駆使して、設計者の意図を正確に理解し、時には空間把握能力や製図知識も求められます。企業のものづくりや建設プロセスにおいて、CAD人材は設計の効率化、精度の向上など必要な人材であり、DX推進が加速する現代において、需要は高まる一方です。

CAD人材は、CADオペレーターと呼ばれることもあり、より高度な設計や解析、マネジメントを担う「CADエンジニア」も含まれ、業界や業務内容によって求められるスキルレベルや役割はさまざまです。

CAD人材が不足している3つの理由

CAD人材が不足している3つの理由

CAD人材が不足している理由は主に以下の3つです。

  1. 専門スキルの習得に時間がかかるから
  2. 若手人材のなり手が少ないから
  3. DX化・BIM対応によりスキル要求が高度化している

①専門スキルの習得に時間がかかるから

CAD人材が不足している理由の一つが、専門スキルの習得に時間がかかる点です。CADソフトの操作自体は簡単に見えるかもしれませんが、実務で求められるレベルに達するには知識と経験が必要です。

たとえば、建築・機械・土木など分野ごとに異なる設計ルールや寸法管理、使用する部品・材料の知識など、幅広いスキルが求められます。また、現場の担当者や他部署とのやりとりも多いため、設計意図を理解し、正確かつ効率的に図面を作成する能力も必須。

学校で基礎を学んだだけでは即戦力とはなりづらく、実務経験を積んで一人前になるまでには数年は必要ということです。学習と成長のハードルが人材の供給不足を引き起こしていると言えるでしょう。

②若手人材のなり手が少ないから

CAD人材の不足は、若手のなり手が減っていることにも関係しています。建築・製造業などの業界全体で若手離れが進んでおり、労働環境や将来性への不安が原因に。

CADオペレーターは図面作成という役割を担っていますが、現場に出る仕事ではないため、職種としての認知度が低かったり、評価が得られにくかったりすることもあります。また、専門学校や大学でCADを学んだとしても、卒業後に設計職ではなく別の職種に進むケースも多く、実際にCADを使う仕事に就く人が限られているのが現実です。

IT業界やクリエイティブ系など、華やかで自由なイメージのある職種に若者の関心・興味が集まりやすく、地道な作業を要するCAD職は敬遠されがちです。このような背景から、若手の新規参入が少なく、結果として人材不足が深刻化しています。

③DX化・BIM対応によりスキル要求が高度化している

近年、建設業や製造業の現場ではDXが加速しており、2DCADに加えて3D CADやBIMなど、より高度な設計・管理技術への対応が求められています。

たとえばBIMでは、建物の形状だけでなく、材料の情報、工程、コストまでを含む情報管理が行われるため、単なる図面作成ではなく、データ構造やプロジェクト全体の流れを理解したうえでの操作が必要に。

また、クラウド共有や共同作業など新しいスタイルにも慣れる必要があり、旧型のCADスキルだけでは通用しにくくなっているのです。こうした背景により、企業側は高度なスキルを持った人材を求める一方、求職者側のスキルが追いついておらず、ミスマッチが起きています。

DX人材の採用については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

【2025】DX推進人材とは?主な7つの職種や人材獲得方法を徹底解説

CAD人材を採用・獲得する方法

CAD人材を採用・獲得する方法は主に以下の3つです。

  1. 専門人材に強い求人媒体を活用
  2. 他社と差別化された条件・働き方を提示
  3. 即戦力が必要な場合はクラウドソーシング

①専門人材に強い求人媒体を活用

CAD人材を獲得するためには、一般的な求人サイトよりも専門性の高い求人媒体を活用するのがおすすめです。なぜなら、CADオペレーターや設計職を希望する求職者は、スキルや業種に特化した媒体を利用する傾向があるためです。

専門人材の求人媒体を活用することで、「CADスキルを保有している」「即戦力になりやすい」人材に効率的にアプローチできます。

②他社と差別化された条件・働き方を提示

CAD人材は慢性的に不足しているため、他社と似たような条件では採用が難しいのが実情です。特に優秀な人材ほど複数のオファーを受けているため、「この会社で働きたい」と思わせる差別化された待遇や環境が重要です。

差別化の具体例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • フレックスタイム制・リモートワークの導入
  • 時短勤務や副業の容認
  • 最新のソフトウェア・デバイス環境の提供
  • スキルアップ支援
  • 評価制度の明示

とくに、働きやすさやキャリアアップへの支援は、若手や子育て世代の人材は魅力と感じやすくなります。また、待遇だけでなく、会社としてのポリシーや使用するCADを明示することで、応募者に安心感を与えることも重要です。

③即戦力が必要な場合はクラウドソーシング

「すぐにCAD業務ができる人材が必要」「短期プロジェクトに対応したい」といった企業は、クラウドソーシングの活用を検討するのも1つの方法です。近年では、フリーランスのCADオペレーターも多く活躍しており、外注を通じて即戦力を確保する企業が増えています。

またクラウドソーシングでは、実績やポートフォリオ、対応可能なソフトウェアの種類などから適切な人材を絞り込むことができます。実際に業務委託で依頼し、品質を確認した上で、将来的に業務委託→正社員採用へと繋げるのもおすすめです。

ここでは、おすすめのクラウドソーシングサイトを2つ紹介します。

クラウドワークス

クラウドワークス

引用:クラウドワークス

クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサービスで幅広い分野の案件を取り扱っているのが特徴です。CADオペレーター人材の登録も多く、手軽に発注・受注できます。

登録ワーカー数は400万人を超え、スキルや実績、評価など多様な条件で人材を絞り込めるため、ニーズに合ったCAD人材を効率的に探し出すことが可能です。案件の種類や報酬額も幅広く、単発から継続案件まで柔軟に依頼できます。

また、契約や報酬の支払いもすべてオンラインで完結し、発注手数料は無料。スキルアップ支援やサポート体制も充実しており、安心して人材を探せる点も強みです。

STUDIO UNBUILT

STUDIO UNBUILT

引用:STUDIO UNBUILT

STUDIO UNBUILTは、建築設計やデザインなど建築分野に特化したクラウドソーシングサービスで、1万人以上の建築士やプランナーが登録しています。建築図面作成やパース制作など、建築業界ならではの業務をオンラインで依頼できるため、設計部門の人材不足や業務過多の解消に最適です。

依頼から納品、契約、報酬の支払いまで全てネット上で完結し、クライアント側は登録・依頼・発注にかかる費用がすべて無料。必要なタイミングで専門家に業務を発注できるため、採用コストや教育リソースをかけずに即戦力人材を活用できます。

案件ごとに品質チェックや進行管理もサポートされており、建築専門家の営業ツールとしても機能しています。急ぎの案件や特定分野のみの発注など、柔軟な依頼が可能です。

CAD人材を採用・獲得できるサービス3選

CAD人材を採用・獲得できるサービス3選

CAD人材を採用・獲得できるサービスを3つ紹介します。

サービス名 対応職種・分野 採用形態 サポート体制・特徴
ジョブテック for CAD
  • CADオペレーター
  • 設計
  • 正社員
  • 契約社員
  • CAD業界に精通したエージェントが、最適な求職者を分析し人材を紹介
  • 求職者のCADスキルを実務レベルで事前にチェックできる
アットキャド
  • CADオペレーター
    (建築・土木・設備等)
  • 派遣
  • 紹介予定派遣
  • 専門コーディネーター在籍の地域密着型
  • 手厚い研修・サポート
リクルートスタッフィング
  • CADオペレーター含む多職種
  • 派遣
  • 紹介予定派遣
  • 大手企業案件多数
  • 幅広いネットワーク

①ジョブテック for CAD

ジョブテック for CAD

ジョブテック for CAD」は、CAD人材に特化した成果報酬型の人材紹介サービスです。求人登録や相談は無料で、紹介した人材が入社するまで費用は一切発生しません。10年以上のCADコンサル経験を持つ専任エージェントが、御社のニーズに合った人材をマッチング。

全求職者には実務レベルのスキルチェックを実施し、図面作成や3Dモデリング能力などを事前に確認可能です。さらに提携する教育サービスを通じて、AI・DXを含む最新技術を身につけた人材の紹介もできますので、ぜひ以下のリンクからチェックしてください。

②アットキャド

アットキャド

引用:アットキャド

アットキャドは、CADオペレーターに特化した人材派遣・紹介サービスを展開しており、AutoCADやRevitなど複数の主要CADソフトに精通した人材を即戦力として確保できるのが企業にとってメリットです。

全国主要都市に拠点を持ち、地域ごとのニーズやプロジェクト規模に合わせて柔軟に人材を手配できるため、急な人手不足や繁忙期にも対応しやすい体制に。手厚い研修制度により未経験者のスキルアップも図れるため、長期的な人材育成や安定した人材供給が可能です。企業はプロジェクトの品質や納期を守りつつ、コア業務に専念できます。

③リクルートスタッフィング

リクルートスタッフィング

引用:リクルートスタッフィング

リクルートスタッフィングは、リクルートグループのネットワークとノウハウを活かし、幅広い業種・職種でCADオペレーターをはじめとした専門人材を確保できる点が魅力です。

業務内容や必要スキルを専門スタッフが分析し、最適な人材配置と業務改善をサポートすることで、企業は属人化や業務の非効率化を防げます。また、プロジェクトごとに管理者やチームリーダーが配置され、教育やマネジメントも一括対応されるため、採用後のフォローや進捗管理も安心して任せられます。

多様な働き方や長期的なパートナーシップにも対応しているため、企業は自社の成長戦略に合わせて柔軟に人材活用が可能です。

CAD人材を採用する際の注意点

CAD人材を採用する際の注意点

CAD人材を採用する際は以下3つの注意点をそれぞれ留意しておきましょう。

  1. 使用ソフトの実務経験は種類と深さまで確認する
  2. 図面が描けるから設計ができるではない
  3. コミュニケーション能力を重要視する

①使用ソフトの実務経験は種類と深さまで確認する

CAD人材を採用する際にまず確認すべきなのは、使用してきたソフトの種類とその経験の深さです。

たとえば「AutoCADが使える」と言っても、2D図面しか描いたことがないのか、3Dモデリングやブロック登録など高度な機能を使いこなしているのかでスキルの幅は異なります。

また、建築用のRevitや機械設計用のSolidWorksなど、分野ごとに適したソフトが異なるため、自社の業務にマッチしているかは必ず確認しましょう。「何年使っていたか」だけでなく、「どのような業務で、どのくらいの頻度で使っていたか」といった実務の中身まで把握することが、ミスマッチを防ぐうえで重要です。

②図面が描けるから設計ができるではない

CAD人材と聞くと、「図面を描ける人=設計ができる人」と誤解しがちですが、図面作成スキルと設計スキルは別物です。

図面が描けるというのは、あくまでも設計者の指示に従って正確に形状を表現する能力。設計ができるというのは、構造や仕様、コスト、法規を踏まえて製品や建築物を構想・判断する能力が求められます。

そのため、設計補助やCADオペレーターとしての経験しかない人に「設計者としての判断」まで期待してしまうと、期待と現実のギャップが生まれやすくなります。採用時には「どの程度の判断を任せられるか」「過去にどのような設計フェーズに携わっていたか」を正確にヒアリングし、役割の線引きを明確にしておきましょう。

③コミュニケーション能力を重要視する

CAD人材の採用で見落とされがちなのが、コミュニケーション能力です。CADオペレーターや設計補助は、単に指示された図面を描くだけでなく、設計者・現場担当者・顧客など複数の関係者とやりとりをしながら業務を進める必要があります。

設計意図が曖昧なまま進めると手戻りが発生し、施工現場の状況を反映させるには相互理解が必須です。変更や修正の意図を的確に聞き出したり、自分の作業状況を報告・共有したりする力も求められます。

技術スキルだけでなく、「質問ができるか」「理解力があるか」などのソフトスキルを面接時に見極めることが、必要でしょう。

以下の記事では、CADを含むDX人材の育成について解説していますので、参考にしてください。

【2025】DX人材におすすめの資格17選!企業のDX人材育成ロードマップも解説

CAD人材の育成は「DX・AI人材育成研修サービス」

企業向けDX・AI人材育成研修サービスDX・AI人材育成研修サービス」は、企業のDX推進に不可欠な人材の育成を支援する研修プログラムです。10,000社以上に導入された実績を持ち、DXレベルチェックを通じて自社の課題を可視化し、短期集中型から中長期型まで最適なカリキュラムを提案。

製造業や建築業を熟知したコンサルタントが、実務に直結するハンズオン型の研修やスキル定着を目的としたワークショップを実施します。時間や場所にとらわれず育成可能で、AIや3DCAD、AR、IoTなどの先端技術にも対応。無料相談や助成金活用のアドバイスも受付中なので、ぜひチェックしてみてください。

CAD人材についてのまとめ

CAD人材の採用・定着には、スキルの確認だけでなく、自社に合った人材の明確化と働きやすさを追求した職場の整備が求められます。少子高齢化や技術が進化する中で、優秀な人材は限られていますが、クラウドソーシングなど採用手段を駆使すれば、即戦力の獲得も可能です。

また、採用後にスキルギャップや期待とのズレを防ぐためには、「どの程度の業務を任せたいのか」を明確にし、設計スキル・使用ソフト・コミュニケーション能力の3点をしっかりと見極めましょう。ぜひ、本記事を参考にCAD人材の獲得を実施してみてください。

CAD人材とは?採用・獲得する方法やおすすめのサービスを紹介
最新情報をチェックしよう!