【2024】エクセルで足し算をする簡単な方法!合計が合わないときの対処法も解説

経費計算、データ集計など、ビジネスシーンで幅広く活用されているエクセルの足し算。

しかし、「関数やセル操作が苦手…」と足し算に悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
エクセル初心者や数値入力に不慣れな場合、エクセルでの足し算に戸惑うケースも見られます。

そこでこの記事では、エクセルで足し算をする簡単な方法や、合計が合わないときの対処法について詳しく解説します。

エクセルとは

エクセルは、表形式でデータを作成、計算、分析する表計算ソフトです。
世界で最も広く利用されており、ビジネスシーンはもちろん、家計簿や学習など、個人用途としても活用されています。

エクセルの主要な機能

機能豊富なエクセルは、使いこなすことで作業効率が大幅に向上します。
エクセルの主要な機能は以下の通りです。

エクセルの主要な機能 内容
セル操作 セルの選択、コピー、貼り付けなど
書式設定 セルの表示形式を設定
数式  数値計算や論理演算など
関数 SUM、AVERAGE、IFなど
ピボットテーブル データの集計・分析
オートフィルタ 条件に合うデータを抽出
グラフ 棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなど
マクロ ルーチンワークの自動化

エクセルには、小数点以下を自動で切り捨てる機能もあります。

以下の記事では、エクセルで小数点以下を切り捨てる簡単な方法について解説しています。
「データや請求書の数値を見やすくしたい」という方はぜひ参考にしてください。

【2024】エクセルで小数点以下を切り捨てる計算式は?簡単にできる方法も紹介

エクセルで足し算をする簡単な方法

エクセルで足し算をする簡単な方法

それでは、エクセルで足し算をする簡単な計算方法を紹介します。

  1. オートSUMを使う
  2. セル数値を使う
  3. ショートカットキーを使う

①オートSUMを使う

エクセルで足し算をする簡単な方法はオートSUMの利用です。
これは、セル範囲内の数値を自動で足し算する方法で、初心者でも簡単に操作できます。

まず、以下のように足し算したい数値が入ったセル(A1~A5)を選択します。

①オートSUMを使う

その後、画面上部の「数式」をクリックし、「ΣオートSUM」を開いてください

①オートSUMを使う

上記画面の様に「ΣオートSUM」のタブが開いたら、「合計(S)」をクリックします。

すると上記のように、「A1~A5」の足し算の合計が「A6」に表示されます。

②セル数値を使う

続いてセル数値を使うエクセルの足し算を紹介します。

まず、足し算の合計を表示したいセルをクリックし、「=」を入力してください。

②セル数値を使う

続いて、計算したいセルを選択します。
セルを選択すると自動でセル番号が表示されるので、その後「+」を入力してください。

セル「A1」「A2」「A3」の足し算を行う場合、上記のように入力します。

②セル数値を使う

入力後Enterキーを押すと、上記のように足し算の合計が表示されます。

③ショートカットキーを使う

エクセルの足し算はショートカットキーを使っても簡単にできます
エクセルの足し算で使うショートカットキーは以下の通りです。

Alt + Shift + =

使い方は、まずエクセルで足し算をしたいセルを選択します。

③ショートカットキーを使う

ここでは、上記画面の様に「A1~A3」を選択します。

選択後、先ほどお伝えしたショートカットキー「Alt」「Shift」「=」を同時に押してください

③ショートカットキーを使う

すると、画面の様に「A4」に足し算の合計が表示されます。

エクセルを使った足し算の方法は、上記以外にSUM関数を使った手入力もあります。

AVERAGE関数やCOUNT関数、マクロやVBAを使うと、より高度な計算を行うことができます。
さまざまな方法を実際に試してみて、自分に合った方法を選択しましょう。

エクセルのマクロ機能はVBAというプログラミング言語を使って作成されます。
VBAについては以下の記事で詳しく解説しているので、この機会にぜひご一読ください。

【2024】エクセルのVBAはどんな言語?VBAでできることやできないことについて解説

エクセルの足し算で合計が合わない原因と対処法

エクセルの足し算で合計が合わないときの対処法

エクセルの足し算で合計が合わないときは、焦らずに原因を突き止め、適切な対策を講じましょう。
ここでは、エクセルの足し算で合計が合わない主な原因とその対処法について解説します。

  1. 小数点以下に桁数設定されている
  2. セルに文字列が含まれている
  3. ワークシートに隠れセルがある
  4. 循環参照が発生している

原因①小数点以下に桁数設定されている

エクセルでは、セルに表示される数字の桁数を自由に設定できます。
例えば、「123.456」の小数点以下を切り捨てて「123」と表示するなどです。

このように、小数点以下の数字が切り捨てられてしまっている場合、計算結果と表示される値が一致しないことがあります。これが、足し算の合計が合わなくなる原因の一つです。

小数点以下に桁数設定されているときの対処法

小数点以下の桁数設定によりエクセルの足し算が合わない場合は、セルの表示形式を「標準」、または必要な桁数に設定してください。

まずは、数式バーで元の値を確認し、実際にどのような数字が使われていたのかを確認することも大切です。表示形式を適切に設定すると、エクセルの足し算で正確な計算結果が得られます。

原因②セルに文字列が含まれている

エクセルでセルに文字列が含まれている場合、エクセルの足し算が正しくできません。

例えば、セルに「20円」や「10個」のように数値以外の文字が入力されていると、そのセルの内容は数値ではなく文字列として認識されます。

エクセルは文字列を計算対象として扱いません。
文字列が含まれるセルは足し算から除外されるので注意しておきましょう。

セルに文字列が含まれている場合の対処法

セルに文字列が含まれている場合は、文字列を排除すれば解決します。
数値の後に単位や記号が含まれている場合は、それらを取り除いて数値だけを入力しましょう。

数値に見える内容でも、実際には文字列として認識されていることがあります。
例えば、文字列に空白がある、全角で入力されている、「’」が含まれている場合などです。

原因③ワークシートに隠れセルがある

ワークシートに隠れセルがある場合、そのセルの数値が足し算から除外されることがあります。

隠れセルとは、フィルター機能で非表示にしている、または手動で隠されたセルのことです。
隠れセルは存在しないように見えますが、ワークシート内にデータとして保存されています。

ワークシートに隠れセルがあるときの対処法

ワークシートに隠れセルがあるときには、隠れセルを表示状態にすること対処できます。

隠れた行や列を表示するには、ワークシート上の隠れている部分を右クリックし、「再表示」を開いてください。フィルター解除は「データ」タブの「フィルター解除」で行えます。

非表示のセルがある場合、行番号や列番号が連続していません。
例えば、行番号が「1、2、3、5」と表示されていれば、4行目が非表示になっています。

原因④循環参照が発生している

エクセルの数式同士で循環参照が発生している場合、正しい足し算ができないことがあります。
循環参照とは、エクセルのワークシート内で数式が互いに依存し合う状態のことです。

例えば、セルA1がセルB1を参照し、セルB1がセルA1を参照するような場合に発生します。
これにより、数式の計算が無限ループに陥り、正しい結果が得られなくなります。

循環参照が発生した際の対処法

循環参照が発生した際には、循環参照を解除することで対処しましょう。
このときエクセルは「循環参照エラー」というメッセージを表示します。

循環参照を解除する方法は、まず「ファイル」から「オプション」を選択します。
次に、「数式」タブを選択し、「循環参照のエラーチェック」を有効にしましょう。

これで、循環参照が発生しているセルの場所がわかります。
その後、問題のあるセルの数式を修正し、互いに依存しないようにしてください。

エクセルの足し算を学べるセミナー3選

エクセルの足し算を学べるセミナー3選エクセルは、関数を使ったデータ分析など、高度な足し算や複雑な計算にも対応可能です。
エクセルの足し算を深く学びたい方は、効率的に学べるセミナーへの参加をおすすめします。

以下では、短期で幅広いエクセルスキルを習得できるセミナーを3つ紹介します。

Excel基礎セミナー講習

BIZROADのExcel基礎セミナー講習は、エクセル初心者向けの短期集中型セミナーです。
わずか2日間でエクセルの基本から応用まで徹底的に学べ、実務で役立つ実践的なスキルを身に付けることができます。

カリキュラムでは、データ入力の基本操作から始まり、足し算を含む計算関数の活用方法、グラフ作成、オートフィルタ機能の使い方など、ビジネスシーンで必須の機能を網羅。

2日目には、ビッグデータの処理、売上・利益の複合グラフ作成、ダッシュボード画面の作り方な高度なスキルを学びます。

学習方法は会場受講、ライブウェビナー、eラーニングの3種類から選べます。
人気の会場受講、ライブウェビナーは残り席が少なくなっているので、利用を検討している方は以下の公式サイトでスケジュールをチェックしておきましょう。

Excelマクロ・VBAセミナー

BIZROADのExcelマクロ・VBAセミナーは、エクセルの自動化機能マクロ・VBAを徹底的に学べる2日間のセミナーです。

マクロ・VBAの基礎から学ぶため、エクセル経験者はもちろん初心者にもおすすめです。
カリキュラムでは、マクロとVBAの違いを理解した上で、VBAプログラミングの基本から実践的な活用方法を段階を追って学習していきます。

マクロ記録やデバッグの手法、ChatGPTを活用したVBAコーディングなど、マクロ・VBA開発の効率化テクニックも学習。足し算や計算に留まらず、業務全般の自動化・効率化につながる実践的スキルを習得できます。

受講形式は、対面の会場受講とオンラインのライブウェビナーから選べます。
いずれも、講師に直接質問しながら講義を受けられるため、「生活スタイルを維持したままスキルアップしたい」という方に最適です。

MOS対策短期集中講座

BIZROADのMOS対策短期集中講座は、MOS資格(Word、Excel)の一般レベル合格を目指せる短期集中型セミナーです。

エクセルの講義では、まずデータ入力、足し算などの基本的な操作から学びます。

さらに、VLOOKUP関数の活用法や条件付き書式の設定など、高度な応用テクニックも学習。
MOS資格の学習をベースに、データ分析や集計業務のスキルも習得できます。

受講形式は会場とオンラインがあり、自由なスタイルで学べる学習環境を提供しています。
MOS合格とエクセル実力アップを同時に狙えるおすすめのセミナーです。

エクセルで足し算をする簡単な方法についてまとめ

エクセルで足し算をする方法はたくさんありますが、今回はセル数値、オートSUM、ショートカットキーを使った簡単な方法を紹介しました。

エクセルは足し算だけでなく、データ分析など高度な計算にも対応できる機能が豊富です。
セミナーで効率的に学習すると、エクセルの足し算をはじめとした豊富な機能をスピーディに使いこなせるようになります。

エクセルの足し算を基礎から学びたい方は、BIZROADのExcel基礎セミナー講習が最適。

BIZROADのExcelマクロ・VBAセミナーは、エクセルの足し算を使った高度な計算を学べます。

どちらのセミナーも短期間で効率的に学べるカリキュラムとなっていますので、スキルレベルや生活スタイルに合わせて選択してください。

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