AI 【2025】Hugging Faceは何ができる?料金・モデル一覧・使い方やダウンロード方法も紹介

【2026】Hugging Faceは何ができる?料金・モデル一覧・使い方やダウンロード方法も紹介

2025年12月4日、DeepSeekが「GPT-5級」と称される高性能AIモデル「DeepSeek-V3.2」を、Hugging Face上で公開しました。このように、巨大企業までもが利用するHugging Faceですが、そもそもどういったサービスなのでしょうか?

この記事では、Hugging Faceでできること、料金、モデル一覧・使い方まで幅広く解説します。「最新AIを試したい」「AIの業務導入を検討している」という方は、ぜひHugging Faceを活用してみてください。

Hugging Faceとは?

Hugging Faceとは?Hugging Face(ハギングフェイス)は、200万以上のオープンソースAIモデルが集まる、世界最大級のAIプラットフォームです。

Hugging Faceは、Meta、Google、DeepSeekなどの大手企業も、新しいAIモデルを公開する際に利用しており、AI研究や開発の中心的な場所(ハブ)として機能しています。

オープンソースAI: 誰もが無料で閲覧・利用・改変できるAIモデルのプログラム

参照:Hugging Face Hub

誰もが最先端AIをその場で試せる

Hugging Faceは「誰もがAIを使える世界を実現する」をミッションに、最先端のAIモデルを誰でも扱いやすい形で提供しています。アカウントがなくても利用でき、気になるモデルをブラウザ上でそのまま実行可能です。例えば、

  • 画像生成AI:Stable Diffusion 3.5 Large
  • 動画生成AI:Stable Video Diffusion
  • 音声生成AI:Sesame CSM

といった人気モデルも、Hugging Faceを利用すればダウンロード・インストール不要で体験できます。

このように、画像生成AIや動画生成AIなど、生成AIの種類は一つだけではありません。以下の記事では、生成AIの種類について解説しているので、ぜひこちらもご一読ください。

【2025】最新版・生成AIの種類を比較!おすすめ15ツールの違い・無料範囲・使い分けのコツ

主要情報

続いて、Hugging Faceの主要情報を見てみましょう。

項目 詳細
設立年 2016年
本社 ニューヨーク、アメリカ合衆国
業種 人工知能、機械学習、ソフトウェア開発
主要製品 Transformers、Diffusers、Datasets、Spaces
創業者 クレム・デラング (CEO)、ジュリアン・ショーモン (CTO)、トーマス・ウルフ (CSO)

主な料金形態

Hugging Faceは無料プランと有料プランがあり、主に以下のような料金形態で提供しています。なお、日本円は1ドル145円で計算しています。

プラン名 料金 日本円 概要
Hugging Face Hub 無料 AIモデルやデータを共有・保存
Proアカウント 9ドル/月 約1,305円 機能、上位APIへのアクセスなど
Enterprise Hub 20ドル/月 約2,900円/1名 企業向け管理機能、監査ログ
Spaces Hardware 無料~4ドル/時間 無料~約580円 CPUなどの計算リソース
永続ストレージ 5ドル/月~ 約725円~ データの長期保存
HUGS 1ドル/時間 約145円 生成AIアプリを構築

上記の内、最も一般的なのは、月額サブスク形式の「Proアカウント」で、企業向けの管理機能を備えた「Enterprise Hub」もあります。

参照:Hugging Face – 料金

Hugging Faceでできること

Hugging FaceでできることHugging Faceでは、Spaces、Models、Datasetsの3つの分野で、AIモデルの利用や実験、学習などを体験できます。

ここでは、それぞれで「何ができるのか」を分かりやすく紹介しましょう。なお、ここで紹介しているHugging Faceのトレンドモデルは、2025年12月5日時点のものです。

Spaces(スペース)

Spacesは、ブラウザ上でAIアプリを試せる場所です。ページを開くと、画像生成・動画生成・音声編集など、様々なAIアプリがあり、気になるものをそのまま使って試せます。例えば、最新のトレンドは次の3つでした。

  • Zイメージターボ(初心者向けの画像生成)
  • FLUX.2(高解像度の画像生成)
  • Qwen 画像編集カメラ制御(映画のようなAI画像編集)

Spacesでは、こうした人気のAIアプリを、手間のかかる環境構築やインストール不要で試用できます。

Models(モデル)

Model Hubでは、AIモデルの詳細な情報を閲覧・利用できます。コンピュータビジョン、自然言語処理、音声、コード生成などカテゴリが整理されており、デフォルトでは新しい順に表示されます。現在のトレンドは、

  • Zイメージターボ(高品質&軽量な画像生成モデル)
  • DeepSeek-V3.2(最新のDeepSeekモデル)
  • ネモトロン・オーケストレーター 8B(NVIDIAの小型制御モデル)

などでした。「まず試してみたい」「Model Hubについて知りたい」という初心者の方は、Spacesで公開されているデモアプリからスタートしてみましょう。

Datasets(データセット)

Datasetsでは、AIモデルの学習に使えるデータセットを閲覧・ダウンロードできます。さらに、データセットの1つをクリックして、中身を見て、どのような種類のデータがあり、どう使用するのかを確認できます。現在のトレンドでは、

  • NVIDIA/ツールスケール(AIツール評価用のデータセット)
  • NVIDIA/フィジカルAI(自動運転車両のシミュレーション)
  • AICC(高品質なデータセット)

などがありました。これらはすべてデータセットとしてそのまま利用できます。

参照:Hugging Face

Hugging Faceを利用するメリット

Hugging Faceを利用すると、どういったメリットがあるのでしょうか?ここでは、Hugging Faceを利用する主なメリットを一覧にまとめてご紹介します。

項目 内容
開発コストの削減
  • 大規模モデルを自前で訓練する必要なし
  • 少ない予算でも高度なAIを導入可能
最新モデルへのアクセス
  • Spaces/Models/Datasetsの最新トレンドを一覧表示
  • 気になるモデルの詳細ページ閲覧・利用
簡単なモデル利用
  • Transformersライブラリがモデル利用のAPI(接続口)を提供
  • 事前学習済みのAIモデルを簡単に呼び出し、利用
活気ある環境
  • 研究者・開発者・AI好きが集まるコミュニティ
  • モデル共有や共同実験が盛んに行われる環境

Hugging Faceで公開されている多くのAIモデルはPythonで構築されており、AIモデルの基本構造であるTransformersなどの人気ライブラリを使用しています。

Python基礎セミナーは、これらの最先端モデルのコードを読み解き、自分の環境で動かし、カスタマイズするための基礎を学べます。実践的な指導の元、短期で効率的に学べるおすすめのカリキュラムです。

このTransformersは、膨大なデータから特徴を抽出するディープラーニングという技術に基づいています。ディープラーニングについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひこちらもご一読ください。

【2025】ディープラーニングとは?特徴や日常での活用例と関連資格を紹介

Hugging Faceのモデル一覧

Hugging FaceのAIモデル一覧は、公式サイトの「Models(モデル)」から閲覧できます。

ここでは、2025年12月5日時点でHugging FaceのModel HubでトレンドとなっているAIモデルを上位から一覧にまとめました。

モデル名 用途 ダウンロード数
トンイ-MAI/Z-イメージ-ターボ テキストから画像生成 153,000
deepseek-ai/DeepSeek-V3.2 テキスト生成 13,500
deepseek-ai/DeepSeek-V3.2-Speciale テキスト生成 3,770
nvidia/ネモトロン-オーケストレーター-8B テキスト生成 1,510
deepseek-ai/DeepSeek-Math-V2 テキスト生成 8,510
microsoft/VibeVoice-Realtime-0.5B テキスト読み上げ 13,000
alibaba-pai/Z-Image-Turbo-Fun-Controlnet-Union 画像から画像生成
black-forest-labs/FLUX.2-dev 画像から画像生成 192,000

現在のトレンドでは、最新のHugging Faceでは、「DeepSeek」のモデルが多数ランクインしています。そして、ダウンロード数上位を占めているのも画像生成やテキスト生成といった生成AI系のモデルでした。

このように、Hugging Faceは「現在、AIコミュニティが最も関心を寄せている技術やトレンド」をリアルタイムで示す指標としての役割も担っているのです。

参照:Hugging Face

Hugging Faceの使い方

ここでは、Hugging Faceの初心者向けに、AIモデルを試して使う「Spaces」の使い方を画像付きでお伝えしましょう。

①アカウント作成

まずは、Hugging Faceのアカウント作成から進めていきます。

  1. Hugging Faceの公式サイトにアクセスし「サインアップ」をクリック
    Hugging Faceのアカウント作成
    引用元:Hugging Face
  2. 「サインアップ」をクリックし、メールアドレスとパスワードを入力→「次に」へ進む
  3. プロフィール作成後、利用規約に同意のチェック→「アカウント作成」をクリック
  4. Eメールアドレスに送付された確認用のリンクをクリック

認証を終えたらアカウント作成は完了です。

②Spacesの使い方

  1. 認証完了画面、もしくはHugging Faceの公式サイト上部の「Spaces」をクリック
    Hugging Faceの使い方
    引用元:Hugging Face
  2. 機能フィルターで好きなカテゴリ→モデル、もしくは好きなモデルを直接選ぶ
    (ここでは、画像生成からを「FLUX.1 [dev]
    」選択)

    Hugging Faceの使い方
    引用元:Hugging Face
  3. 画面に表示されたプロンプト入力欄に指示を英語で入力→「Run」をクリック
    (プロンプト:A realistic photo of a large slice of chocolate cake with strawberries)

    Hugging Faceの使い方
    引用元:Hugging Face
  4. AIが生成画像を表示

このような手順でHugging FaceのSpacesを使います。

Hugging Faceのダウンロード方法

続いて、Hugging Face上でファイルを入手して本格的に使う「Models」のダウンロード方法を解説します。

  1. Hugging Face公式サイトの「Models」をクリック
    Hugging Faceのダウンロード方法
    引用元:Hugging Face
  2. ダウンロードしたいモデル名をクリック
    (ここでは、一番上の「Tongyi-MAI / Z-Image-Turbo」をクリック)

    Hugging Faceのダウンロード方法
    引用元:Hugging Face
  3. モデルページのタブの中から「Files and versions」をクリック
    Hugging Faceのダウンロード方法
    引用元:Hugging Face
  4. 各アセットファイルに付随するダウンロードボタンをクリック

これで、Hugging Face上でモデルのファイルがダウンロードできました。

Hugging Faceのダウンロード時の注意点

Hugging Faceから10GBを超える巨大なファイルをダウンロードする際、Webブラウザ経由では通信エラーで失敗し、ダウンロードが中断したところから再開できない問題が発生しがちです。

そのため、事前に、安定したインターネット接続とPCの十分なストレージ容量を確認しておきましょう。なお、Gitを使うことで、ダウンロードが途中で止まっても中断地点から自動的に再開されるため、AIモデルのファイルを最後まで安定して入手できます。

データセット活用にはPythonスキルが必須

Python基礎セミナー講習Hugging Faceでダウンロードしたデータセットやモデルを有効活用するには、Pythonのプログラミング環境とデータ処理の知識が必須です。

Python基礎セミナー講習は、基礎から学習をスタートし、「pandasによるデータ分析」や「scikit-learnによる機械学習」など、高度な活用に必要な学習内容も網羅しています。

これにより、ダウンロードしたデータセットから売り上げ予測やデータの可視化といった応用を可能にする基盤が築けます。多忙な方も参加しやすい効率的かつ柔軟な学習方法で、Python初心者の実務力アップを全面的にサポートするカリキュラムです。

セミナー名Python基礎セミナー講習
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)27,500円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

Hugging Faceでよくある質問

最後に、Hugging Faceを利用する方からよくある質問を3つご紹介します。

Hugging Faceの安全性は大丈夫ですか?
Hugging Faceは、多数のAIモデルが集積する場であるため、悪意のあるコードが含まれたモデルが出回る一定のセキュリティリスクが存在します。これに対抗するため、Hugging Face側もMicrosoftと共同でオープンソースのモデルスキャナー「Picklescan」を導入しています。このスキャン結果はリポジトリページで確認可能です。
Hugging Faceに日本語対応したモデルはありますか?
Hugging Face Hubには、日本語に対応したモデルやデータセットが多数公開・共有されており、日本語でのAI開発環境が整っています。2025年12月6日現在、日本語を対象としたモデルは10,749種類、データセットは1,860種類が登録されています。確認したい方は、トップページのメニューアイコンの言語(languages)からチェックしましょう。

参照:Languages – Hugging Face

Hugging Faceは商用利用できますか?
Hugging Faceというプラットフォーム自体は商用利用が可能ですが、公開されている個々のAIモデルの商用利用の可否は、そのモデルに設定されたライセンスに完全に依存します。そのため、モデルを利用する前に、必ず各モデルページの詳細欄で、商用利用が認められているか確認しましょう。

Hugging Faceについてまとめ

Hugging Faceは、最先端のオープンソースAIモデルが200万以上集まる世界最大級のプラットフォームです。

Hugging Faceは一般ユーザーでも簡単に利用できますが、データセットといったAIの核となるデータセットを有効活用したい場合、Pythonなどのプログラミングが必要です。Hugging Faceの利用を検討している方は、セミナーを活用してスキルを身に付けておくと良いでしょう。

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