イラストレーターを触ってみたいと思いながら、何から手をつければ良いのか、学習方法に迷ってしまう人は少なくありません。操作画面を前にすると、ツールが多すぎて戸惑ってしまうこともあるでしょう。
そんなときこそ、役に立つのが「本を用いた学習」です。この記事では、初心者がどんな基準で本を選べば良いのか、そして独学を続けやすくするコツについてわかりやすく紹介します。
イラストレーターは本で独学できる?
イラストレーターは、基礎から順番に学べる構成の本が多いため、初めて触る人でも独学で進められます。ツールの仕組みやデザインの考え方を、画面操作と合わせて丁寧に解説している書籍が豊富なので、迷いにくい点も大きなメリットです。
参考例を見ながら手を動かせる内容が多く、実践しながら理解を深めやすいのが、独学に向いている理由といえます。
イラストレーターが本で独学するメリット
ここでは、イラストレーターが本で独学するメリットとして、以下を紹介します。
- 基礎からイラストレーターを体系的に学べる
- 情報の信頼性が高く迷わず学習できるから
- 自分のペースで継続しやすいから
①基礎からイラストレーターを体系的に学べる
イラストレーターの本は、ツールの基礎から実践的な操作まで順を追って学べる構成になっているものが多く、初めて触れる人でも理解しやすい点が特徴です。画面のどこを操作すれば良いかが画像付きで説明されているため、つまずきやすいポイントもクリアしやすくなります。
基礎を固めたうえで応用に進む流れが自然に作られているため、独学でも効率よくスキルを積み上げられます。
②情報の信頼性が高く迷わず学習できるから
書籍は、専門家が監修したうえで情報が整理されているため、インターネットの断片的な情報よりも精度が高く、迷わず進められる点が大きな強みです。
特にイラストレーターは機能が多く、ネット検索だけでは情報の古さや偏りに気づけないことがあります。本なら最新バージョンに対応した内容で、正しい操作手順や考え方を安定して学べるので、初心者ほど安心して使える学習手段といえます。
③自分のペースで継続しやすいから
本を使った独学は、好きな時間に少しずつ進められるため、忙しい人でも無理なく続けられます。練習課題が章ごとに用意されている本も多く、自分のレベルに合わせてステップアップしやすい点も魅力です。
途中でわからない部分があっても何度も読み返せるため、理解が曖昧なまま進むことがありません。マイペースに積み重ねたい初心者にとって、継続しやすい学び方といえます。
イラストレーターにおすすめの本7選
ここからは、イラストレーターにおすすめの本7選を、以下のとおり紹介します。
| タイトル | 内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| はじめてイラレ 初心者でもIllustratorが使えるようになる入門書 | 必要な機能の“1割”に絞ってイラストや図解で丁寧に解説 | イラストレーター未経験者や超初心者 |
| Illustrator しっかり入門 増補改訂 第3版 | イラストレーターの基礎から応用まで15レッスンで体系的に学べる入門書 | 基礎からステップアップしたい初心者 |
| 世界一わかりやすい Illustrator 操作とデザインの教科書 | 基礎から応用まで網羅し、短い文とダウンロード素材で実践的に習得 | 操作もデザインも身につけたい初中級者 |
| 仕事で一生使える Illustratorトレーステクニック | ベジェ曲線やロゴ・イラストのトレースを実践例で解説 | トレース技術を磨きたい初級〜中級者 |
| Illustratorでイラストを描こう! 超入門教室 ~絵を描く仕事を始めたい! | 図形を描く練習やペンツールの使い方を中心に、かわいい作例で楽しく学べる | イラスト制作に挑戦したい初心者 |
| 10倍ラクするIllustrator仕事術【改訂第3版】 | 効率化・時短テクと作業をラクにするノウハウを凝縮 | 効率重視やプロのテクニックを知りたい中級以上 |
| プロの表現に学ぶ! Illustratorイラスト技法全集 | 水彩・リアル・線画まで多彩な表現技法を実践的に習得できる解説書 | 表現力を広げたい経験者・中上級向け |
①はじめてイラレ 初心者でもIllustratorが使えるようになる入門書

引用:Amazon
イラスト・図解が豊富で、イラストレーター初心者が最初につまずきやすい部分を丁寧に解説しています。
難しい理屈を省き、本当に必要な要素だけを学ぶ設計になっているため、初めてイラストレーターを使う人やデザイン経験ゼロでも安心して読み進められる本となっています。
②Illustrator しっかり入門 増補改訂 第3版

引用:Amazon
11のレッスンで、基礎から一歩進んだ応用までを段階的に習得できる本です。章ごとに各ツールの使い方やポイントが細かく説明されているなど、初心者が体系的にスキルを身につけたい場合に最適な内容となっています。
独学でもしっかり学びたい人向けです。
③世界一わかりやすい Illustrator 操作とデザインの教科書

引用:Amazon
『世界一わかりやすい Illustrator 操作とデザインの教科書』は、イラストレーターの基礎をしっかり押さえたい人に向いた定番の本です。短い説明文でテンポよく操作を理解できる構成になっており、レッスン形式で段階的にスキルを身につけられます。
サンプルデータを使って実際に手を動かしながら学べるため、独学でも操作の流れがつかみやすいのが特徴です。基礎を固めて現場で使えるレベルを目指したい初心者にも使いやすい一冊です。
④仕事で一生使える Illustratorトレーステクニック

引用:Amazon
『仕事で一生使える Illustratorトレーステクニック』は、ベジェ曲線の扱い方を基礎から練習し、ロゴやアイコン、地図などを正確に作れるようになる実践型の本です。
豊富な作例を参考にしながら手を動かせるため、線の引き方から複雑な形の再現まで段階的に理解できます。写真や手描きの下絵をトレースする場面が多い人や、プロの制作現場でも役立つパス操作をしっかり身につけたい人にとって心強い技術書になります。
⑤Illustratorでイラストを描こう! 超入門教室 ~絵を描く仕事を始めたい!

引用:Amazon
『Illustratorでイラストを描こう! 超入門教室』は、イラストレーターを使って絵を描いてみたい人向けに、基礎操作から簡単なイラスト作成まで順番に練習できる本です。
シンプルな図形の組み合わせや線の編集から始まり、かわいらしい作例を手本にしながら描き進められるため、初めての人でも楽しみながら技術を身につけられます。
⑥10倍ラクするIllustrator仕事術【改訂第3版】

引用:Amazon
『10倍ラクするIllustrator仕事術【改訂第3版】』は、イラストレーターを長く使ってきた人ほど「もっと早く知りたかった」と感じる実践テクニックを網羅した本です。作業を効率化するコツや、修正に強いデータの作り方など、一般的な入門書では触れられない「現場ならではの視点」が惜しみなく盛り込まれています。
基本操作は理解しているものの、今のやり方に手間を感じている中級者にとって、作業時間を大幅に減らせるヒントが詰まった内容になっています。
⑦プロの表現に学ぶ!Illustratorイラスト技法全集

引用:Amazon
『プロの表現に学ぶ! Illustratorイラスト技法全集』は、イラストレーターで「さらに一段上の表現」を身につけたい人に向けた応用寄りの本です。水彩風の質感やリアル寄りの描写、滑らかなライン表現など、多様なタッチをプロの制作手順と合わせて学べます。
作例ごとの工程が丁寧に説明されているため、イラストレーターで表現の幅を広げたい人や、独自の描き方を磨きたい中級者に向いています。
イラストレーターとしてスキルアップする方法6つ
この章では、イラストレーターとしてスキルアップする方法6つとして、以下のとおり解説していきます。
- 本の練習課題を毎日少しずつこなす
- 好きな作品を参考にして模写やトレースを行う
- 本で学んだ内容を自分のオリジナル作品に落とし込む
- 仕上がった作品へのフィードバックを得る
- クラウドソーシングやSNS経由で小さな仕事を受けてみる
- イラストレーターセミナーを検討する
①本の練習課題を毎日少しずつこなす
イラストレーターの上達には、知識よりも「手を動かす時間」が不可欠です。本の練習課題は、基礎操作を自然に身につけられるよう段階的に作られているため、毎日10分でも続けるだけで理解が深まります。
もし難しい内容でも、少しずつ積み重ねることで操作の癖がつき、応用にもスムーズに入れるようになります。
②好きな作品を参考にして模写やトレースを行う
模写やトレースは、プロの考え方を体感しながら吸収できる学習法です。自分が「良い」と感じる作品を観察しながら真似してみると、デザインのバランスや色使い、線の仕上げ方などのポイントに気づけます。
最初は難しく感じる部分が多いですが、繰り返すことで理解が進み、デザインの引き出しがだんだん増えていきます。
③本で学んだ内容を自分のオリジナル作品に落とし込む
学んだ操作やテクニックをそのまま終わらせず、実際の制作に活かすことでスキルが定着します。小さなアイコンでも、人物イラストでも、自分で考えて作る経験が増えるほど応用力が育ちます。
また、作品として形に残るので成長を振り返りやすく、モチベーション維持にもつながります。オリジナル作品の制作は大変ではありますが、上達を加速させる最も効果的な方法といっても過言ではないでしょう。
自分のオリジナル作品、すなわちポートフォリオを作成するノウハウについては、以下の記事が参考になるので、ぜひご一読ください。
④仕上がった作品へのフィードバックを得る
自分の作品を客観的に見てもらう機会は、スキルを伸ばすうえで欠かせません。SNSに投稿したり、Better Designのような講評サービスを利用すると、思いもよらない改善点が見えてきます。
指摘を受けて考え、試し、また改善する流れを繰り返すことで表現の幅が広がり、デザイナーとしての判断力も鍛えられます。独学でも成長できる人ほど、外部からの意見を積極的に取り入れています。
⑤クラウドソーシングやSNS経由で小さな仕事を受けてみる
ある程度操作に慣れたら、規模の小さい案件から挑戦してみると実務感覚が身につきます。クラウドソーシングやX経由の依頼など、入り口となる仕事は一定数存在します。
ほんの数千円の案件でも、実際に納品まで経験することで「求められるクオリティ」や「修正対応の流れ」が理解でき、次のステップにつながります。また、以下の記事では、イラストレーターの仕事で活躍するためのノウハウを発信しています。気になる方はぜひご一読ください。
⑥イラストレーターセミナーを検討する

独学で行き詰まりを感じたときは、短期間で基礎を固められる講座を活用するのも効果的です。「Illustrator基礎セミナー」は、未経験者でもイラストレーターの仕組みや操作の流れを理解しやすい内容で構成されており、実務で使えるスキルを段階的に習得できます。
たとえばアイコン制作、タイポグラフィ、画像トレースなど、現場で求められる操作をまとめて学べるのが魅力です。
| セミナー名 | Illustrator基礎セミナー |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 27,500円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
イラストレーターの本選びと独学についてまとめ
イラストレーターを独学で身につけるには、自分のレベルに合った本を選び、無理なく継続できる環境を整えることが大切です。基礎を押さえられる一冊が手元にあれば、操作の流れが理解しやすく、実践にもつなげやすくなります。
練習を積み重ねながら作品を公開し、フィードバックをもらうことで成長のスピードも上がります。学び方を工夫しつつ、一歩ずつ自分の表現を磨いていきましょう。