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【2026】RhinocerosとLumionの使い方!実際の手順と方法

建築、デザイン、プロダクト開発などの分野で、よりリアルなビジュアル表現が求められる現代。モデリングツールとレンダリングツールの組み合わせは、クリエイティブな制作プロセスを大きく加速させます。

今回は、正確なモデリングに定評のある「Rhinoceros」と、リアルタイムレンダリングに特化した「Lumion」について、それぞれの特徴や活用法、メリット、さらには学習におすすめの講座まで詳しくご紹介していきます。これから3D制作に取り組みたい方、業務に活かしたい方はぜひ参考にしてください。

Rhinocerosとは?

Rhinocerosとは?

Rhinoceros(ライノセラス)は、NURBS(Non-Uniform Rational B-Splines)曲線を用いた精密な3Dモデリングができる3Dソフトウェアです。建築設計、プロダクトデザイン、ジュエリーデザイン、船舶設計といった、細部まで高精度な設計を必要とする分野で広く使用されています。

最大の特徴は、直感的な操作性と数値に基づいた精密な設計が両立している点にあります。ポリゴンベースではなく、数学的に定義された滑らかな曲面を作成できるため、複雑な自由曲面や高精度な工業製品のモデリングが得意です。

また、Rhinocerosは他のCADソフトウェアやレンダリングソフトウェアとの高い互換性を持っており、さまざまな外部ツールと連携してワークフローを構築できるのも大きな魅力です。これにより、設計からプレゼンテーション制作、さらには製造プロセスまで一貫して対応できる柔軟性を備えています。

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Lumionとは?

Lumion
引用:Lumion

Lumion(ルミオン)は、建築ビジュアライゼーションに特化したリアルタイムレンダリングソフトウェアです。設計データをもとに、圧倒的にリアルな3Dパースや動画アニメーションを短時間で制作できるツールとして、多くの建築設計者やデザイナーに支持されています。

最大の特徴は、レンダリングスピードと操作の簡単さです。一般的なレンダリングソフトでは、1枚のビジュアルを作成するのに長時間の計算が必要とされますが、Lumionは高度な最適化技術により、リアルタイムで結果を確認しながら作業を進めることが可能です。これにより、修正や調整もスムーズに行え、作業全体のスピードアップにつながります。

また、Lumionには多彩な素材ライブラリや3Dオブジェクトがあらかじめ用意されており、建物だけでなく周辺環境、植栽、人物、天候、時間帯の設定まで細かくコントロールすることができます。これにより、建築物単体ではなく、空間全体の雰囲気をリアルに表現できる点が大きな魅力です。

特に、建築プレゼンテーションやコンペティション資料の制作において、Lumionはデザインの魅力を瞬時に伝える強力な武器となっています。

RhinocerosとLumionの使い方

RhinocerosとLumionを組み合わせて使うことで、設計からビジュアライゼーションまでを一気通貫でスムーズに進めることができます。それぞれの役割を理解し、効果的に連携させることで、制作効率と表現力を大きく向上させることが可能です。

Rhinocerosで設計データを作成する

まず、Rhinocerosを使って、精密な3Dモデリングを行います。建築物であれば、外観、内観、家具、設備などを細部に至るまで正確にモデリングし、設計意図をデジタル上に反映させます。特に自由曲面や複雑な構造を持つデザインにおいては、RhinocerosのNURBSモデリング機能が非常に役立ちます。

設計段階では、構造的な整合性を保ちながら、ビジュアル面でも見栄えのするモデルデータを作成しておくことが重要です。Rhinocerosでは、さまざまなフォーマット(例:.3dm、.fbx、.daeなど)でエクスポートが可能なため、後工程に柔軟に対応できるデータが作成できます。

モデルデータをLumionに読み込む

次に、完成したRhinocerosのモデルデータをLumionにインポートします。Lumionは多くのファイル形式に対応しており、Rhinoceros標準のエクスポート機能を使えばスムーズに読み込むことができます。また、プラグインを導入することで、さらに簡単にデータ連携が可能になる場合もあります。

インポート後は、Lumion上でマテリアル設定、ライティング調整、植栽や周辺環境の追加といったビジュアライゼーション作業を進めます。Lumionの直感的な操作インターフェースにより、専門的な知識がなくてもリアルなシーンを素早く構築できるため、設計段階のアイデアを視覚的に強く伝えることができます。

ビジュアライズとプレゼンテーション作成

最後に、設定したシーンをレンダリングし、静止画、動画、パノラマビューなどの形式でアウトプットします。Lumionの強力なレンダリングエンジンにより、短時間で高品質なプレゼン資料を制作することが可能です。特に、クライアントへの提案時には、デザイン意図を瞬時に伝える効果的なツールとして大いに役立ちます。

このように、RhinocerosとLumionを組み合わせて使うことで、設計からビジュアライゼーションまでのプロセスが格段にスムーズになり、クリエイティブな表現力を大きく高めることができます。

RhinocerosとLumionを使うメリット

RhinocerosとLumionを組み合わせて使用することで、単体では得られない大きなメリットを享受することができます。ここでは、それぞれの強みを活かした連携による利点について詳しく解説します。

設計精度と表現力を同時に高められる

Rhinocerosは設計精度に優れ、NURBSによる緻密なモデリングが可能です。一方で、Lumionはビジュアル表現に特化しており、短時間でフォトリアルなレンダリングを実現します。つまり、Rhinocerosで設計意図を正確に形にし、それをLumionでリアルかつ感情に訴えるビジュアルに仕上げることができるため、設計の質とプレゼンテーション力を同時に高めることができます。

ワークフローがスムーズになる

両ソフトは互換性が高く、データ変換の手間が少ないため、設計からビジュアライゼーションまでをシームレスに繋げることができます。設計変更が発生した場合も、Rhinoceros側でモデルを修正して再インポートするだけで済むため、スピーディーな対応が可能です。これにより、作業効率が飛躍的に向上し、短納期のプロジェクトにも柔軟に対応できるようになります。

クライアントへの提案力が大幅に向上する

建築やデザインの提案において、完成イメージをいかにリアルに伝えられるかは非常に重要です。RhinocerosとLumionの連携によって、図面やテキストでは伝えきれない空間の雰囲気や光の表現、マテリアル感までをビジュアルで訴求できるため、クライアントの理解と納得を得やすくなります。結果として、プレゼンテーションの成功率を高め、プロジェクトの受注にもつなげることができるでしょう。

チーム全体の生産性が向上する

RhinocerosとLumionのワークフローは、個人だけでなくチームでの制作にも大きなメリットをもたらします。設計担当とビジュアル担当がスムーズにデータを共有し、それぞれの専門性を活かして作業を進められるため、チーム全体の生産性が向上します。特に、大規模な建築プロジェクトやコンペティション案件では、この連携が強力な武器となるでしょう。

このように、RhinocerosとLumionを組み合わせて活用することで、設計と表現の両面において圧倒的な成果を生み出すことが可能になります。

Rhinocerosが学べる講座

Rhinoceros基礎セミナー

Rhinocerosのスキルを本格的に身につけたい方には、「Rhinoceros基礎セミナー」の受講がおすすめです。この講座は、初心者から中級者を対象に、Rhinocerosの基本操作から応用的なモデリング技術までを短期間で効率よく学べるカリキュラムが用意されています。

「Rhinoceros基礎セミナー」では、NURBSモデリングの基本概念を丁寧に解説しながら、実際に手を動かして学ぶ実践的な演習が豊富に組み込まれています。チェス駒やジュエリー、インテリアオブジェなど、具体的な作例を通じて、曲面モデリングや精密設計の技術を自然に身につけられるのが大きな特徴です。

受講形式も柔軟で、自分のライフスタイルに合わせた受講方法を選べる点も魅力です。特にeラーニングでは、1年間にわたって繰り返し視聴できるため、忙しい社会人でも安心して学習を続けることができます。

さらに、講座修了後には、習得したスキルを応用して建築パース制作や製品デザインなど、実務での活用を目指すためのアドバンス講座へのステップアップも可能です。これからRhinocerosを本格的に使いこなしたいと考えている方には、最適なスタート地点となるでしょう。

セミナー名Rhinoceros基礎セミナー講習
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)27,500円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

RhinocerosとLumionについてまとめ

ここまで、RhinocerosとLumionそれぞれの特徴、使い方、そして組み合わせることで得られるメリットについて詳しく解説してきました。どちらも単体で優れたソフトウェアですが、両者を連携させることで、設計の精度とビジュアルの表現力を大幅に高めることができるのが大きな魅力です。

Rhinocerosは、精密な3Dモデリングを必要とする建築、工業デザイン、ジュエリーデザイン分野において欠かせないツールです。特にNURBSベースのモデリングを直感的かつ正確に行えるため、製品設計や構造設計など、緻密な作業を求められる場面で大いに活躍します。

一方、Lumionはリアルタイムレンダリングに特化し、設計データを直感的に、かつスピーディーに高品質なビジュアルへと仕上げることができるソフトです。短時間で完成度の高いパースや動画を制作できるため、クライアントへのプレゼンテーションやコンペ資料の制作に大きな効果を発揮します。

両者を組み合わせることで、設計からビジュアル制作までのワークフローが一気に効率化され、クライアントとのコミュニケーションもスムーズになります。特に、設計意図をビジュアルで正確に伝えたいプロフェッショナルにとって、この組み合わせは非常に強力な武器となるでしょう。

今後さらに高まる3Dデザインとビジュアライゼーションのニーズに応えるために、ぜひこの機会にRhinocerosとLumionの活用にチャレンジしてみてください。

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