CAD RhinocerosのV-Ray for Rhinoについて解説!価格や学習方法を紹介

【2026】RhinocerosのV-Ray for Rhinoについて解説!価格や学習方法を紹介

3Dモデリングソフト「Rhinoceros」を使用しているものの、レンダリングの品質や効率に不満を感じている方も多いのではないでしょうか。そんな悩みを抱えている方におすすめなのが、Rhinoceros専用のレンダリングアドイン「V-Ray for Rhino」です。

V-Rayは、従来のRhinocerosのレンダリング機能を大幅に強化し、フォトリアリスティックな画像やアニメーションを簡単に作成できるようになります。そこで本記事では、Rhinocerosで使用できるV-Rayについて概要・使用される理由・価格など詳しく解説。V-Rayの基礎知識を網羅できる記事となっていますので、最後までご覧ください。

RhinocerosのV-Ray for Rhinoについて

「V-Ray for Rhino」は、3DモデリングソフトウェアRhinocerosのレンダリング機能を強化するアドイン型ソフトウェアです。Rhinocerosで作成した3Dモデルをフォトリアリスティックな画像に変換することができ、建築やプロダクトデザインなどの分野で高品質な成果物を生み出すのに最適。

Rhinocerosの標準レンダラーよりも高度なレンダリング機能を提供し、リアルタイムでの視覚化や複雑なライティング、マテリアル設定などが可能です。また、V-Ray for Rhinoは豊富な高品質モデルコレクションが含まれており、植物や家具、車両などを簡単に追加できる点も特徴です。

なお、V-RayはRhinoceros以外にも、3ds Max、Maya、SketchUp、Blenderなど、様々な3D制作ソフトウェアに対応したバージョンが提供されています。

Rhinocerosで使えるV-Rayの機能

V-Ray for Rhinoは主に以下の機能が搭載されています。

リアルタイムレンダリング 画面を動かしながらもレンダリングが継続され、即座に結果を確認できる
デノイザー ノイズを除去してレンダリング速度を向上
V-Ray Swarm 部分的に分散してレンダリングを行う
アニメーション フォトリアリスティックな画像の作成を支援
バッチレンダリング パラメトリックデザインを即座に視覚化する

これらの機能を搭載していることで、デザインプロセスのあらゆる段階で高品質なビジュアライゼーションを実現できるのです。また、以下の記事では、Rhinoceros本体の使い方について解説していますのであわせてご覧ください。

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RhinocerosのレンタリングでV-Rayが使用される理由

RhinocerosのレンタリングでV-Rayが使用される理由

RhinocerosでV-Rayが使用される理由以下4つについて解説します。

  1. リアリティのある表現力ができる
  2. パラメトリックな設計を即時にビジュアル化できる
  3. 高品質3Dアセットを簡単に配置できる
  4. クラウドでの拡張性が高い

理由①リアリティのある表現ができる

V-Ray for Rhinoは、フォトリアリスティックなレンダリングを実現するために設計されており、建築やプロダクトデザインなどの分野でリアリティのある表現が可能です。リアルタイムレンダリング機能「V-Ray Vision」を使えば、シーン内の光源やカメラ、マテリアルを即座に調整しながら、現実的な視覚効果を確認できます。

また、Chaos Vantageを活用すれば、複雑なシーンでも純粋なレイトレーシングによるリアルタイム探索が可能です。つまり、デザインの段階から完成品まで一貫して高品質なビジュアルを提供し、クライアントやチームとのコミュニケーションをスムーズにするでしょう。

理由②パラメトリックな設計を即時にビジュアル化できる

V-Ray for RhinoはGrasshopperと完全に統合されており、パラメトリックデザインのレンダリングを効率化します。Grasshopper内でノードベースの操作を行うことで、デザインの変更が即座に反映されるため、設計プロセス中にビジュアル化が可能。

これにより、設計者は試行錯誤しながら最適な形状や素材を選択しやすくなります。また、「Vision Live Link」を活用することで、カメラや光源の設定をリアルタイムで調整しながらデザインを進めることができるため、設計精度と効率が向上します。

理由③高品質3Dアセットを簡単に配置できる

V-Ray for Rhinoには「Chaos Cosmos」という統合型3Dコンテンツライブラリが搭載されており、高品質なレンダリング対応オブジェクトやHDRIスカイなどを簡単にシーンへ追加できます。ライブラリには植物や家具、車両など多様なアセットが含まれており、設計者はこれらを活用してリアルで説得力のあるシーンを迅速に構築できます。

また、高精度なモデルコレクションは業界標準を超える品質であり、設計プロセス全体で視覚的インパクトを最大化することが可能です。

理由④クラウドでの拡張性が高い

V-Ray for RhinoはChaos Cloudと連携しており、クラウドレンダリングによる拡張性の高さが特徴です。ユーザーは複雑なシーンや重いレンダリング作業でも、自身のハードウェアを気にせずクラウド上で高速処理が可能に。また「バッチレンダリング」機能を使えば複数のカメラビューやプロジェクトファイルから一括してレンダリングすることもできます。

クラウドサービスはセットアップ不要でボタン一つで利用できるため、作業効率と柔軟性が大幅に向上できるのも魅力です。

RhinocerosnoのV-Ray for Rhinoの価格

RhinocerosnoのV-Ray for Rhinoの価格

V-Ray for Rhinoは「個人・法人向け」と「教育者向け」で提供されています。それぞれの価格は以下の表を参照ください。

【個人・法人向け】

月額契約 年間契約 V-Ray製品の利用 V-Rayの追加機能の利用 サポート クラウド
V-Ray Solo 12,200円/月 6,200円/月
V-Ray Premium 17,900円/月 8,900円/月
V-Ray Enterprise 7,000円/月 7,000円/月

【教育者向け】

月額契約 年間契約 V-Ray製品の利用 V-Rayの追加機能の利用 サポート クラウド
V-Ray Education 1,700円/月

長期利用を考えるなら月額より年間契約がお得で、SoloとPremiumの違いは追加機能とクラウドの有無です。Enterpriseは5名以上用で内容はPremiumと同じです。また、教育者向けは年間で契約できず、月に1,700円の契約のみになりますので注意しましょう。

以下の記事では、Rhinocerosno本体の価格についても紹介していますのであわせてご確認ください。

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RhinocerosのV-Ray for Rhinoのインストール方法

RhinocerosのV-Ray for Rhinoのインストール方法

ここからはV-Rayのインストール方法について解説します。まずは公式サイトへ遷移し、画面中央にある「無料で始める」をクリックします。

公式サイト

出典:Chaos公式サイト

クリックすると以下の画面に遷移されます。自身が使用したいプランを選択しましょう。30日間は無料で使用できるため、まずはトライアルを試すのがおすすめです。

プランを選択

出典:Chaos公式サイト

どちらかのプランにある「無料でお試しください」をクリックし、情報を入力しましょう。申し込み完了ページが開いたら「トライアル版をダウンロードする」をクリックして使用しましょう。

情報を入力

出典:Chaos公式サイト

なお、インストール手順はV-Ray for Rhinoの手順です。他のツールはインストール手順が異なりますので、注意しましょう。

Rhinocerosで使用できるV-Rayの使い方を学ぶ方法

Rhinocerosで使用できるV-Rayの使い方を学ぶ方法

V-Rayの使い方を学ぶ方法は主に以下の3つです。それぞれのメリットで詳しく解説します。

  1. 参考書を利用する
  2. 公式サイトで学習する
  3. セミナーを受講する

方法①参考書を利用する

参考書を利用すれば、基礎から応用まで体系的に知識を習得できます。操作手順や設定例が記載されているため、初心者でも学習を進められます。また、自分のペースで学べるため、時間や場所に縛られることなく、必要な情報を繰り返し確認できるのもメリットです。

参考書は実践的なプロジェクト例が含まれているため、現場で直面する課題にも対応しやすくなります。独学でスキルを高めたい方におすすめです。

方法②公式サイトで学習する

V-Rayの公式サイトでは、公式動画やチュートリアル、ウェビナーの開催情報が掲載されています。公式動画やチュートリアルは無料で使用できるため、コストをかけずに学習が可能。

学習サイト

出典:Chaos公式サイト

また、公式サイトで学習すれば誤った情報を覚えることもありません。最新バージョンの機能解説やアップデート情報も随時更新されるため、常に最新の知識を得られる点はメリットと言えるでしょう。

方法③セミナーを受講する

セミナーを受講することで、専門家から直接指導を受けながらV-Ray for Rhinoの使い方を学ぶことができます。特に実践型のセミナーは、実際のプロジェクト例を通じて具体的な操作方法や応用技術を習得できるため、即戦力としてスキルを活用できるようになります。

また、講師への質問や他の参加者との交流を通じて、新たな視点やアイデアを得られるのも魅力。そこでProskilllが運営する「Rhinoceros基礎セミナー」を紹介します。

Rhinoceros基礎セミナー

Rhinoceros基礎セミナーRhinoceros基礎セミナー」は、Rhinocerosの基本操作から実務レベルまでを短期間で学べるセミナーです。

3Dモデリング初心者にも安心の内容で構成されており、インターフェイスの使い方や基本操作、モデリングの流れ、サーフェスやソリッドの作成手法までを体系的に習得できます。加えて、実際の業務でも役立つコマンドの活用方法や効率的な設計手順も身につけられるため、建築・工業デザイン・ジュエリー・プロダクト設計など、幅広い分野で活用を検討している方におすすめとなります。

また、操作に不慣れな初心者でもつまずかないよう丁寧な解説のため、確実に短期間で実務レベルまでのスキルアップを目指せるのが特徴です。

セミナー名Rhinoceros基礎セミナー講習
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)27,500円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

Rhinocerosで使用できるV-Rayについてのまとめ

Rhinocerosの標準レンダラーでは表現しきれないリアルな質感や光の演出を可能にする「V-Ray for Rhino」は、レンダリングにこだわりたいデザイナーや設計者におすすめのソフト。フォトリアリスティックな描写、Grasshopperとの連携、高品質アセットの活用、クラウドによる効率的な処理など、多彩な機能を備えたV-Rayは、設計の質を高めてくれるでしょう。

これからレンダリングの品質を高めたい方や、より説得力のある3D表現を目指したい方は、ぜひV-Ray for Rhinoの導入を検討してみてください。

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