CAD Rhinoceros8の新機能を徹底解説!他のソフトに比べて価格や機能は優秀?

【2026】Rhinoceros8の新機能を徹底解説!他のソフトに比べて価格や機能は優秀?

「3Dモデリングを効率化したい」「高機能なソフトを導入したいけれど、コストや使い勝手が気になる」と悩む方も多いでしょう。数多くのCADソフトがある中で、自分に適したものを選択するのは簡単ではありません。

そこでおすすめするのが「Rhinoceros8」。Rhinocerosは、デザインや建築などさまざまな業界で使用され、複雑なデザインも正確に描ける高機能のモデリングソフトです。

そこで本記事では、Rhinoceros8の新機能の紹介を中心に、価格やダウンロード方法を紹介します。また、他ソフトと比較を行い、自分に適したソフトを見つけられる記事となっていますので、最後までご覧ください。

Rhinoceros8で搭載された主な新機能

2023年11月にリリースされた「Rhinoceros8」ですが、7に比べてなにが変わったのか。新しくされた主要機能を5つ紹介します。

  1. シュリンクラップ
  2. Mac版の大幅機能改善
  3. SubDのクリース
  4. 新しいモデリングワーフローを搭載
  5. クリッピングや断面化の機能強化

新機能①シュリンクラップ

シュリンクラップとは、複雑な3Dモデルや点群データを簡単に閉じたメッシュに変換できる機能です。この機能を使用すると、開いたまたは閉じたメッシュ、NURBSジオメトリ、SubD、点群の周りに隙間のない滑らかなメッシュを自動的に生成できます。

例えば、破損した靴の3Dスキャンデータから、隙間や欠陥のない完全なメッシュモデルを作成することができるのです。そのため、3Dプリント用のモデル最適化、複数オブジェクトの結合、3Dスキャンデータの修復、リバースエンジニアリングなどが容易になります。

新機能②Mac版の大幅機能改善

Mac版Rhinoceros8では、パフォーマンスと使いやすさが大幅に向上。Apple SiliconとIntel Macの両方でネイティブに動作し、Apple Metalのディスプレイテクノロジーを採用したことで、描画速度が飛躍的に向上しています。

特に、複雑で詳細なモデル、多数の線、曲線、ハッチング、注釈を含むモデルでもスムーズなパン、ズーム、回転操作が可能になりました。モデルによっては、従来のOpenGL版と比較して最大24倍以上の速度向上が確認されています。

また、ユーザーインターフェイスがWindows版に近づいたことで、クロスプラットフォームでの作業がより容易になりました。

新機能③SubDのクリース

SubDのクリース機能とは、サブディビジョンサーフェスモデリングにおいて、滑らかなエッジとシャープなエッジの間に細かな制御を加えることができる新機能です。

この機能は、SubDの制御ネットを複雑にすることなく、モデル内の特定のエッジや点に重み付けを行うことができます。例えば、製品デザインにおいて、全体的に滑らかな形状を保ちながら、特定の部分だけシャープなエッジを持たせるといった細かな造形が可能に。

そのため、フィレットのような滑らかな曲面と鋭いエッジを組み合わせたフィーチャを簡単に作成できるようになるのです。

新機能④新しいモデリングワークフローを搭載

Rhinoceros8では、モデリングワークフローが改善され、より直感的で効率的な3D設計が可能になりました。特に注目すべきは、プッシュプルのワークフローの導入です。モデルの一部を簡単に押し出したり引っ張ったりすることができ、形状の調整がより直感的に行えるようになりました。

また、ユーザーインターフェイスのカスタマイズ性が向上し、個々のユーザーのニーズに合わせてツールバーやコマンドの配置を最適化できるように。モデリングワークフローが改善されたことで、初心者でも複雑な3Dモデリングを効率的に行えるようになり、プロフェッショナルユーザーはより高度な設計作業を迅速に実行できるようになりました。

新機能⑤クリッピングや断面化の機能強化

クリッピングや断面化の機能が大幅に強化され、より高度な製図や製造のワークフローをサポートできるようになったのもRhinoceros8の新機能です。

クリッピング機能を使用すると、複雑な3Dモデルの特定の部分だけを表示したり、隠れた内部構造を可視化したりすることが容易になります。断面化機能の改善により、モデルの任意の位置で正確な断面図を生成し、内部構造や寸法を詳細に確認することが可能に。

これらの機能強化により、建築設計、製品設計、エンジニアリングなどの分野で、より精密な分析や設計検証が可能になりました。例えば、複雑な機械部品の内部構造を確認したり、建築物の断面図を簡単に作成したりすることができ、設計プロセス全体の効率と精度が向上します。

Rhinoceros8以前の機能や特徴を知りたい方は以下の記事で、Rhinocerosについて解説していますのであわせてご覧ください。

【2025】Rhinocerosを徹底解説!プロも愛用の人気3Dソフトの魅力とは?

Rhinoceros8の価格

Rhinoceros8の価格

Rhinoceros8の価格を紹介します。なお、「商用版」「学生および教員」「学校向け」で価格は異なります。自身が当てはまるものを使用しましょう。

プラン Rhinoceros8(フルパック) アップグレード(Rhinoceros8フルパック) アニメーション作成パック(Bongo 2) アップグレード
(Bongo 2)
商用版(税込) 187,000円 110,000円 83,600円 49,500円
学生および教員(税込) 39,600円 19,800円 38,500円 19,800円
学校(税込) 198,000円 110,000円 126,500円 39,600円

全てのライセンスは永久ライセンスであり、追加の費用が不要な点が魅力です。3Dモデリングを長く利用するのであれば、費用対効果の高い選択肢と言えるでしょう。ただし、グレードアップ時は再度購入が必要になるため、注意しましょう。

無料で使い続けることは可能?

Rhinoceros8を無料で使い続ける方法はありません。しかし、以下の方法で一定期間無料で使用することは可能です。

  • 評価版を利用する:ダウンロードから90日間無料で使用できます。この期間中は、すべての機能を制限なく利用することができます。ただし、お一人様1回限りの提供です。
  • 評価版期間終了後の限定機能:90日間の評価期間が終了した後も、ライセンス管理方法をスタンドアロンに設定することで、一部の機能を引き続き使用できます。

Rhinocerosは、サブスクリプションではなく買い切り型であるため、一度購入すれば毎月お金を支払わずに使い続けることができます。また、無料使用期間も90日間と長いため、まずは「使いやすいか」「自分の用途に適しているか」など確認してみましょう。

Rhinoceros8をダウンロードする3つの手順

Rhinoceros8をダウンロードする3つの手順

Rhinoceros8をダウンロードする際は主に以下3つの手順で行います。

  1. 公式ページへアクセス
  2. 新規アカウントを作成
  3. インストールで完了

手順①公式ページへアクセス

まずは公式ページへアクセスし、下にスクロールすると下記画面が表示されます。

公式ページ

引用:Rhinoceros

真ん中にある「評価」のプランを選択しましょう。

手順②新規アカウントを作成

評価のプランを選択すると、ログインが求められます。

ログイン画面

引用:Rhinoceros

ログインは「Googleアカウント」または「Rhinocerosアカウント」を作成します。新規アカウントを作成する場合は「名前」「メールアドレス」「電話番号」の3つを入力するだけで、アカウントの作成が可能です。

手順③インストールで完了

アカウントの作成・登録が完了すると、評価版のダウンロードページへ遷移します。プライバシーポリシーへの同意をし、ダウンロードをすれば自身のパソコンに取り込まれます。

ダウンロードしたファイルを開き「今すぐインストール」をクリックすると、完了です。

Rhinoceros8を他ソフトと比較|価格や機能

Rhinoceros8を他ソフトと比較|価格や機能

 

ここまでを読んで、Rhinoceros8の導入を迷っている方も多いのではないでしょうか。そこで、Rhinoceros8と似た特徴を持つCADソフトを3つ紹介します。

ソフト名 価格 メリット 特徴 こんな方におすすめ
Rhinoceros8 買い切り型

  • 商用版:187,000円
  • 高度なNURBS曲面モデリング
  • プラグインによる拡張性が高い
  • シュリンクラップ機能で3Dプリント用メッシュ作成
  • SubDクリース機能で細かな造形が可能
高精度かつデザイン性を重視したい方
Autodesk Fusion 月額制

  • 12,100円/月
  • 96,800円/年
  • クラウドベースで協業が容易
  • CAD/CAM/CAE統合
  • パラメトリックモデリングとダイレクトモデリングの統合
  • 直感的で初心者に扱いやすい
製品の設計から製造までを一貫して行いたい方
BricsCAD 月額制/買い切り型

  • BricsCAD Lite:40,000円/年
  • BricsCAD Pro:60,000円/年
  • AutoCADとの高い互換性
  • AI駆動の生産性ツール
  • AIを活用した自動化機能
  • DWGネイティブプラットフォーム
コストパフォーマンスに優れているソフトを求める方
Blender 無料
  • 完全無料で高機能
  • 多様な用途に対応
  • 3DCGツールであり、3DCADの側面もある
  • Pythonスクリプティングによる拡張性
3Dモデリングを学びたい学生や趣味で3D制作を始めたい方

今回ご紹介したのは、Rhinoceros8と同様に、複雑な3Dモデリング、曲面設計、多様な分野での使用に適しているソフトです。Rhinoceros8は価格や機能ともにバランスの取れているソフトであると言えるでしょう。

自身に適しているソフトや価格を参考に選んでみてください。

また、以下の記事で他のCADソフトも紹介していますのであわせてご覧ください。

3DCADはどんなCAD?できることや種類、学習方法を解説

Rhinoceros8を短期間で習得できるおすすめセミナー

Rhinoceros基礎セミナー Rhinoceros8を短期間で効率よく身につけたいという方はセミナーの受講がおすすめです。

Proskilllが運営する「Rhinoceros基礎セミナー」は、基本操作から実務で使えるスキルを短期間で習得できる講座です。初心者でも安心して学べる内容で、2日間の集中講義。

1日目はRhinocerosの基本操作や簡単なモデリングを学び、2日目にはより高度なデザインやGrasshopperを用いたパラメトリックデザインなど、実務レベルの応用スキルを習得します。受講形式は会場受講・ライブウェビナー2種類があり、どこに住んでいても受講が可能です。CADの専門家が指導するため、効率よく技術を身につけられます。

受講形式 会場/ライブウェビナー
受講費用 38,500円/2日間(税込)
講座到達目標 【 1日目】

  • Rhinocerosでのモデリング方法を理解し、基本形状のモデリングができる
  • ソリッドとサーフェスの違いを理解し、サーフェスを適切に利用したモデリングができる
  • 拡張子の違いを理解し、データの保存や書き出し、外部データの利用ができる
  • モデルに対しマテリアルを割り当て、レンダリングを行うことができる

【2日目】

  • 高度な3Dモデリングの手法を理解し、複雑な3Dモデルの作成ができる
  • Grasshopperの定めた法則(アルゴリズム)に従って設計変更できる
  • SubD機能の特徴を理解し、有機的な形状を作成できる
  • オブジェクトの状態や目的に応じて、適切な修正や修復を行うことができる
持ち物 特になし(筆記用具程度)
会場住所 東京都千代田区内神田3-18-2 アドミラル神田ビル3・4階

Rhinoceros8についてのまとめ

Rhinoceros8は、3Dモデリングの高度な機能を備えたプロフェッショナル向けのソフトウェアで、建築、プロダクトデザイン、ジュエリー制作など多様な分野で活用されています。

最新バージョンでは、主に以下の機能が搭載し、より直感的で効率的なモデリングが可能になりました。

  • シュリンクラップ
  • Mac版の大幅機能改善
  • SubDのクリース
  • 新しいモデリングワークフローを搭載
  • クリッピングや断面化の機能強化

本記事を参考に初心者から上級者まで活用できるRhinoceros8の導入を検討してみてください。

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