【2025】Unity・Unity Hubを日本語化する方法!画像付きで分かりやすく解説

Unityは世界中で利用されているゲームエンジンですが、初めて触る際には英語のインターフェースが難しいと感じるかもしれません。
そんな方に向けて、本記事でUnity本体やUnity Hubを日本語化する方法について解説します。

Unityの画面やポップアップを日本語化することで、操作や設定をよりスムーズに進められるため、初心者でも安心してUnity開発に取り組めるようになるでしょう。

実務で使えるUnityセミナーはこちら

まずUnityとは?

まずUnityとは?

Unityは、アメリカのUnity Technologiesが開発した多機能なゲームエンジンです。
Unityを使うことで、以下のようなことができます。

  1. 2Dや3Dのゲーム開発
  2. アプリ開発
  3. XRコンテンツの開発
  4. シミュレーション

これらのできることについて見ていきましょう。

①2Dや3Dのゲーム開発

Unityの最大の特徴は、2Dや3Dのゲームを開発できる点にあります。
実際、これまでにもさまざまなゲームがUnityで開発されており、大きなヒットを生み出したタイトルもあります。

Unityを使えば、簡単なゲームであればノーコードで作成できるため、高度なプログラミング知識を備えている必要はありません。
また、Unityには物理エンジンが備わっていることから、物理演算シミュレーションによって現実世界と同じような世界のゲームを作成できます。

これらの特徴から、Unityはゲーム開発を行う企業や個人でゲーム開発を行う方に、特に人気のあるプラットフォームといえるでしょう。

②アプリ開発

Unityでは、2Dや3Dのアプリ開発も可能です。
Unityの特徴として、異なるOSやデバイスでも同じ環境で開発できるクロスプラットフォームがあります。
この特徴を活用することで、iOS、Android、Windows、macOSなど、さまざまなOSやデバイスの種類に対応したアプリを低コストで開発可能です。

そのため、Unityはアプリの開発を行う際にも、使われる機会の多いプラットフォームの一つとなっています。

③XRコンテンツの開発

Unityでは、VRやAR、MRといったXRコンテンツの開発にも向いています。
これらのXRコンテンツの特徴は以下のとおりです。

XRコンテンツ 説明
VR ヘッドセットやゴーグルを使って、人工的な仮想世界に没入できる技術。
AR スマートフォンやサングラスを通じて、現実世界にデジタルの情報を付加できる技術。
MR MRデバイスをつけることで、ユーザーの動きに合わせてデジタル情報を表示したり、操作できたりする技術。

XRコンテンツはこれからも成長の期待できる技術ですが、Unityを使えばそんなXRコンテンツを低コストで作成できます。

また、実際にUnityを使ってVRコンテンツを作ってみたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。UnityでVRコンテンツを開発するまでのステップについて解説しています。

【2025】UnityでVRを開発する方法は?Unityを学べるセミナーも紹介!

④シミュレーション

Unityでは、VR開発を応用することでシミュレーションの開発も可能です。
現実世界のシミュレーションをUnityで作成することで、災害や運転など、現実世界では危険なシミュレーションをバーチャルの空間で行えます。

また、開発のコストもかからないので、自動車業界や建築業界など、さまざまな分野で取り入れられ活用されています。

Unityを日本語化するメリット

Unityを日本語化するメリット

Unityを日本語化することには、以下のようなメリットがあります。

  1. 感覚的に操作できる
  2. エラーに対処しやすい

これらのメリットについて見ていきましょう。

メリット①感覚的に操作できる

Unityを日本語化することで、メニューや設定項目が日本語で表示されるため、直感的に操作しやすくなります。特に、初めてUnityを使用する初心者にとっては、見慣れない英語の専門用語を調べる手間が省け、スムーズに開発作業に取り組めるでしょう。
また、日本語表示により、ツールや機能の役割を瞬時に理解できるので、試行錯誤の回数が減り、効率的に学習を進められるのもメリットです。

日本語化することで、Unityの基本操作に慣れるためのハードルを大幅に下げられるでしょう。

メリット②エラーに対処しやすい

Unityを日本語化することで、エラーメッセージや警告メッセージも日本語で表示されます。
プログラミング初心者や英語に慣れていない人にとっては、エラーの内容を理解しやすく、対処方法を見つけやすくなるでしょう。

複雑なエラーメッセージが出た場合、英語と比べて混乱が少なくなるのは大きなメリットです。

Unity Hubを日本語化する方法

Unity Hubは、すべての項目が英語で表記されていますが、簡単な操作で日本語化することができます。Unity Hubの言語を日本語化する方法は、以下のとおりです。

  1. 画面左上にある歯車のアイコンをクリックする画面左上にある歯車のアイコンをクリックする
  2. メニューの「Appearance」をクリックする
  3. 「Language」の項目を「English」から「日本語」に変更する「Language」の項目を「English」から「日本語」に変更する

英語の知識が乏しい方や、見やすさを重視したい方はインストール後にUnity Hubを日本語化するところから始めましょう。

わかりやすいUnity基礎セミナーはこちら

Unityを日本語化する方法

Unity Hubは設定画面から簡単に言語の変更ができましたが、Unity本体を日本語化するには、モジュールを追加する必要があります。

]Unity本体を日本語化する手順について見ていきましょう。

ステップ①モジュールを追加する

モジュールを追加する

  1. Unity Hubを立ち上げたら、左のメニューから「インストール」を開く
  2. インストールされているUnityのバージョンを確認し、日本語化したいバージョンの歯車アイコンをクリック
  3. 「モジュールを加える」を選択し、「言語パック」の「日本語」にチェックを入れたら、「続行する」ボタンをクリック
  4. その後、利用規約に同意してから「インストール」ボタンをクリックするとモジュール追加が完了

ステップ②Preferenceの設定を変更する

Preferenceの設定を変更する

  1. 日本語化の言語化パックがインストールできたら、新規もしくは既存のプロジェクトを開く
    ※新規で開く場合は、プロジェクトメニューから「新規作成」を選択し、任意のテンプレートで「作成」ボタンをクリックしてください。
  2. プロジェクトが開いたら、Macの場合は「Unity」の中の「Preference」を、Windowsの場合は「Edit」の中の「Preference」を開く
  3. 続いて、左側のメニューから「Language」を選択
  4. 「English」になっている言語を「日本語」に変更することで、Unityの日本語化は完了

このとき、日本語に変わらない場合は、Unityを再起動してから、設定が反映されているか再度確認してみてください。

Unityを日本語化するときに注意する点2つ

Unityを日本語化するときに注意する点2つ

Unityを日本語化することで、機能がわかりやすくなり、使いやすさが向上するでしょう。
しかし、Unityの日本語化をするときは、以下の点に注意する必要があります。

  1. 学習がしづらくなる
  2. 英語版が使いづらくなる

これらの注意点について見ていきましょう。

注意点①学習がしづらくなる

Unityを日本語化すると、Unityの学習がしづらくなる可能性があります。
これは、公式のマニュアルが英語版のUnityを使用していることを前提に作られているためです。

ほかにも、書籍やインターネット上に公開されているチュートリアルも英語版のUnityぇ解説されていることが多いです。そのため、学習時には、お手本と同じ画面で作業できない不便さを感じやすいでしょう。

また、Unityを学ぶロードマップについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
Unityの学習方法や、おすすめの参考書などについて解説しています。これからUnityの学習を始める方はぜひチェックしてください。

【2025】Unity初心者におすすめの学習方法!学習のロードマップも紹介

注意点②英語版が使いづらくなる

日本語版のUnityに使い慣れていると、英語版のUnityを触った際に使いにくさを感じるでしょう。企業に就職した場合、会社で使われるUnityは英語版が一般的です。

そのため、個人で開発を進める分には日本語化されたUnityを使えば問題はありませんが、英語版が触れないと実際の業務に影響が出てしまうかもしれません。

日本語化したUnityを学べるおすすめセミナー講座

日本語化したUnityを学べるおすすめセミナー講座

Unityを本格的に学習したいなら、講座で体系的な知識を身につけることが大切です。
独学でもUnityは勉強できますが、効率面では講座に劣ります。
例えば、Unity基礎セミナーでは、実際にゲーム作りを行いながら、Unityの操作方法やゲーム開発の流れについて学習できます。

また、プロの講師によって直接指導を受けられるため、わからないところを都度改善しながら学習を進められるでしょう。さらに、講座は短期集中型なので、まとまった時間を確保できない方におすすめです。

Unityの学習に挫折した経験のある方や、これから本格的に学び始めたいと考えている方は、ぜひUnity基礎セミナーをチェックしてみてください。

セミナー名Unity基礎セミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)41,800円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング

スケジュール/申し込みはこちら

Unityは英語ができないとダメ?

Unityを身につけるには英語ができないとダメ?

Unityを身につけるには、英語ができたほうが有利な点はあります。
特にチュートリアルや最新の情報など、多くのリソースが英語で提供されているため、英語が読めれば知りたい情報へスムーズにアクセスできるでしょう。

また、Unityを使った開発に必要となるプログラミング言語である「C#」も英語でコード記述する必要があります。

しかし、英語ができなくてもUnityを習得することは十分可能です。
日本語で解説された書籍や記事なども豊富にあり、英語のできない方でも学びやすい環境が整っています。プログラミングに関しても、よく使うメソッドは暗記で対応したり、コードエディタの補完機能を活用したりすることで対応できます。

さらに、どうしても日本語の情報が見つからない場合は、翻訳機能をうまく活用することでも、問題の解決につながるでしょう。

Unity・Unity Hubの日本語化についてまとめ

今回は、Unityの表記を日本語化する方法について紹介しました。
Unityは、デフォルトでは英語の表記となっているため、日本語化のモジュールを追加して日本語化することで使いやすさが向上します。

しかし、Unityの公式チュートリアルやドキュメントは英語バージョンを使用していることを前提としているため、日本語化してしまうと公式と同じ画面で操作ができなくなるデメリットがあります。

それでも、英語表記に取っ付きづらさを感じる方は、日本語化するメリットも大きいので、一度試してみるとよいでしょう。

Unity・Unity Hubを日本語化する方法!画像付きで分かりやすく解説
最新情報をチェックしよう!