Adobeでは、「Adobe Firefly」の技術を使って、さまざまなアプリで生成AIを利用できます。本記事では、Adobeの生成AIについて紹介します。
また、できることや料金プラン、さまざまなソフトでの生成AIの使い方についても解説しているので、生成AIを活用したクリエイティブな作業に挑戦したい方は、ぜひチェックしてみてください。
生成AIとは?
生成AIとは、テキストや画像などの指示をもとに、新しいコンテンツを自動的に作り出す人工知能の技術です。例えば、文章からイラストや写真を作成したり、既存の画像の一部を置き換えたり、動画や音声を生成したりできます。
従来は専門的なスキルや長時間の作業が必要だったクリエイティブな作業を、短時間かつ直感的に行える点が特徴です。
また、生成AIの詳しい仕組みについては、以下の記事で解説しています。活用事例やどのような技術が使われているのかが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
Adobeの生成AIの機能とでできること

Adobeの生成AIとして使われている技術に「Adobe Firefly」があります。Adobe Fireflyを使えば、以下のような機能が使えます。
- テキストから画像生成
- テキストから動画生成
- 画像から動画生成
- 効果音を生成
- 動画を翻訳
- テキストからアバター生成
これらのAdobeの生成AIであるAdobe Fireflyの機能でできることについて見ていきましょう。
①テキストから画像生成
文章で指定した内容をもとに、写真やイラストを自動生成します。スタイルや質感、構図なども細かく設定でき、アイデア出しから本格的な素材作成まで幅広く対応できます。
また、Adobe Firefly以外に、画像生成AIが使えるおすすめのアプリやサイト、ソフトについては以下の記事で紹介しているので、気になるものがないかチェックしてみてください。
②テキストから動画生成
テキストの指示をもとに短い動画の作成ができます。解像度や縦横比も自由に選べるため、InstagramやTikTok、YouTubeといった各種SNSや、広告用の素材制作などに便利です。
③画像から動画生成
静止画を動画に変換できる機能です。素材とする画像もAIを使って生成することで、手間をかけることなく動画作成まで行えます。
④効果音を生成
テキスト入力、参照ファイルのアップロード、自分の声の録音などから効果音を自動生成できる機能です。効果音の素材を探す手間が省けるため、クリエイティブ作業の効率化につながります。
⑤動画を翻訳
動画の内容を翻訳してくれる機能です。20以上の言語に対応しており、音声を自然な翻訳に置き換えられます。
ネイティブスピーカーが話しているような、違和感のない仕上がりとなります。
⑥テキストからアバター生成
入力したテキストをアバターに喋らせられる機能です。アバターの見た目やアクセント、背景なども自由にカスタマイズできます。
また、生成AIをツールに頼らず自作してみたい場合は、生成AIセミナーをチェックしてみてください。APIを使用して、独自の生成AIを作成する方法などについて学習できます。
セミナー名 生成AIセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
Adobeの生成AIの使い方
Adobeの生成AI「Adobe Firefly」を使って、テキストから画像を作成する方法です。
Adobe Fireflyの使い方の手順は以下のとおりです。
- Adobe IDでログインする
- テキストから画像生成を開く
- プロンプトを入力する
- 詳細な設定をする
- ダウンロードする
これらの手順について見ていきましょう。
①Adobe IDでログインする

まず、Adobe Fireflyの公式ページにアクセスし、右上の「ログイン」ボタンからAdobeアカウントでログインしましょう。アカウントを持っていない場合は、「アカウントを作成」のリンクから無料で作成可能です。
②テキストから画像生成を開く

ログイン後、Adobe Fireflyで使える機能が一覧で表示されます。その中から「詳細をテキストで説明して高品質な画像を作成」を選択して開きましょう。
③プロンプトを入力する

「画像について説明」と書かれた入力欄に、作りたい画像の内容をテキストで入力します。今回は、「川を流れる桃」としてみました。
プロンプトを入力したら「生成」ボタンをクリックしてください。
④詳細な設定をする

数秒待つと4枚の候補画像が表示されます。さらにイメージに近づけたい場合は、コンテンツの種類やスタイルを変更して再生成することも可能です。
今回は、コンテンツの種類を「アート」から「写真」に変更して、再度生成してみました。
⑤ダウンロードする

生成結果に満足できたら、気に入った画像をダウンロードしましょう。
ダウンロードは、画像にカーソルを合わせ、「ダウンロード」ボタンを選択すれば行えます。
Adobeの生成AI「Adobe Firefly」の料金プラン
2025年8月時点で、AdobeでAdobe Fireflyを使えるプランは以下のとおりです。
| プラン | 料金(税込み) | クレジット数 |
| 無料 | 無料 | 25/月 |
| Firefly Standard |
|
2,000/月 |
| Firefly Pro |
|
7,000/月 |
| Firefly Premium |
|
50,000/月 |
| Creative Cloud Pro |
|
4,000/月 |
プランによって料金や付与されるクレジット数が異なるため、用途に応じて選択することが大切です。
生成クレジットとは
Adobeの生成AIを使う際は、生成クレジットを都度消費します。生成クレジットとは、生成AIを使うためのチケットのようなものです。
画像や動画などの生成の種類や、生成する動画の秒数といった設定などによって、一回に消費するクレジットの数は異なります。
そのため、詳細な設定や複数回の生成を行う場合は、クレジットが豊富に付与される上位プランを選んでおくと安心です。
Adobeの生成AIの活用事例
Adobeの生成AIは、以下のようなケースで活用できます。
- ロゴやアイコンのアイデア出し
- 人物の髪型や服装の修正
- 画像背景の拡張
- 音声の翻訳
- SNS用動画の生成
このように、Adobeの生成AIは、多彩なクリエイティブ作業で活用可能です。特に、これまでならデザイナーに依頼しなければいけなかった作業を自分で行えるのは大きな魅力です。
Adobe製品の生成AI機能について
Adobeの生成AIである「Adobe Firefly」は、さまざまなAdobe製品で使われています。
そのなかでも代表的な以下2種類のソフトで、生成AIを使う方法について見ていきましょう。
- Photoshop
- Illustrator
①Photoshopの生成AIの使い方
Photoshopの生成AIを使って、画像の背景を拡張する方法について見ていきましょう。
- Photoshopで編集したい画像を開く
- 切り抜きツールを持ち、拡張したい方向に画像の端をドラッグする
- コンテキストタスクバーから「生成拡張」をクリックする

- プロンプト欄は空欄のまま「生成」をクリックする
- 背景が拡張されて生成される

背景に余白がほしい場合や、画像サイズを拡張したい場合に重宝する機能です。
また、Photoshopの使い方を基礎から学びたい場合は、Photoshop基礎セミナー講習がおすすめです。実際にタイポグラフィックや幻想的なアート写真などを作りながら、Photoshopの操作方法について学習できます。
セミナー名 Photoshop基礎セミナー講習 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
②Illustratorの生成AIの使い方
Illustratorの生成AIを使って、イラストを生成する方法について見ていきましょう。
- Illustratorを起動し、新規ドキュメントを作成する
- コンテキストタスクバーから「生成ベクター(Beta)」を選択する
- プロンプト欄に作成したいイラストの説明を入力する
- 「生成」ボタンをクリックする

- イラストが生成される

テキスト入力だけでベクター形式のイラストを作れるため、ロゴやアイコン作成、デザインのアイデア出しに役立ちます。
また、Illustratorの使い方を基礎から学びたい場合は、Illustrator基礎セミナーがおすすめです。実際にオリジナルアイコンやバナーなどを作りながら、Illustratorの操作方法について学習できます。
セミナー名 Illustrator基礎セミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
Adobeの生成AIでよくある質問
Adobeの生成AIでよくある質問についてみていきましょう。
商用利用可能です。Adobeの生成AIは、Adobeの独自コンテンツであるAdobe Stockやパブリックドメインを学習データに使用しているため、著作権の問題をクリアしています。
ただし、一部のベータ版機能は正式リリースまで商用利用が制限されることがあります。
Adobe Fireflyはブラウザ上で動作するため、スマホでも利用できます。また、スマホアプリも用意されています。
一方で、PhotoshopやIllustratorにスマホ版はなく、利用にはパソコンが必要です。
可能です。まず、Acrobatのグローバルバーから「編集」を選択します。
「コンテンツを追加」から「画像」を選択し、「画像を生成」をクリックすることで生成画面が開くので、そこから好きな指示で画像を生成できます。
Adobeの生成AIについてのまとめ
今回は、Adobeの生成AIについて紹介しました。Adobeの生成AIは、テキストや画像をもとに多様なコンテンツを自動生成できるツールです。
特に「Adobe Firefly」は、画像や動画、効果音、アバターまで幅広く作成できます。無料から有料まで用途に応じた料金プランがあり、商用利用にも対応しているのが魅力です。
短時間で高品質な素材を作成できるため、興味のある方はぜひ試してみてください。