【2026】AutoCADの学生版を無料で使おう!社会人が使えない理由や卒業後の対応

AutoCADを利用したいけれど、費用が高くお困りの学生や教員の方もいるのではないでしょうか。その際には、無料でAutoCADを使える「学生版」がおすすめです。

そこでこの記事では、AutoCADの学生版の概要や一般契約との違い、対象者についてわかりやすくまとめました。学生版を使わなかった場合の費用目安やインストール手順、注意点も解説しているので、お得にAutoCADを利用するための参考にしてみてください。

AutoCADの学生版とは?

AutoCADの学生版とは、製品を利用したい学生や教員など、教育機関限定で提供されているライセンス形態です。次のように教育・学習目的で利用できます。

  • AutoCADの使い方や操作方法を学びたい
  • AutoCADを授業で利用したい
  • AutoCADを学生の研究目的で使いたい

1年間無料でAutoCADを利用できる権利が付与されることから、数万円規模の費用負担をゼロに抑えられます。教育機関といった団体での契約はもちろん、学生個人でも契約できるため、汎用型のCADソフトを利用したいなら学生版からスタートすると良いでしょう。

一般契約と学生版の違い

AutoCADは通常、有料での契約が必要です。特に個人利用や商用利用、ビジネス利用をする際には、必ず有料で契約しなければなりません。対して学生版は、無料で有料のAutoCAD製品と同じ機能を利用できるのが魅力です。

一般契約(有料版) 学生版
費用 AutoCADそのままの費用が発生 無料
機能 AutoCADの全機能 AutoCADの全機能
契約期間 1ヶ月~3年の任意契約 1年契約(更新あり)

継続的に発生するAutoCADの費用に困っている学生や、不特定多数の学生向けに教育を提供する教育機関の費用負担を減らせます。まずは条件にあてはまるかチェックしてみてください。

学生版が適用されるのはAutoCADだけじゃない

Autodeskの学生版の対象ソフト
出典:Autodesk公式サイト

AutoCADの学生版は、AutoCAD単体だけでなく次のようなAutodesk製品すべてに適用されます。

  • Autodesk Fusion
  • Tinkercad
  • Revit
  • Inventor
  • 3ds Max
  • Maya
  • Civil3D
  • InfraWorks
  • Navisworks Manage
  • ReCap Pro

上記の他にも、数十種類を超える製品を導入できるのが学生版の魅力です。
必要な製品をまとめて無料で使えるため、複数の製品を組み合わせて利用してみましょう。

AutoCADの学生版の対象者と条件

AutoCADの学生版の対象者

AutoCADの学生版は、主に「教育機関」「学生・教員による個人利用」に適用される限定ライセンスです。以下の条件・目的に該当することで、学生版の利用権を得られます。

  • 学校教育法で定められた学校および学校法人
  • 職業能力開発促進法で定められた公共職業能力開発施設
  • 地方教育行政に関する法律に定められた組織
  • 国および地方自治体で設立された大学校
  • Autodeskが適用認定した教育機関

つまり、小学校~大学のほか、職業訓練所や教育研究機関、教育センターなども対象となります。まずは対象者に含まれているのかを確認してみましょう。

(参考:Autodesk「教育機関/教員・学生向け製品の使用資格と条件」

AutoCADの学生版を使わなかった場合の価格目安

もしAutoCADの学生版を契約せずに利用すると、サブスクリプション形式として毎月の支払いが発生します。ここでは、一般的に利用できる「AutoCAD」「AutoCAD Plus」の価格情報を紹介します。

価格(税込) AutoCAD AutoCAD Plus
月間 9,900円/月 38,800円/月
年間 75,900円/年
(6,325円/月)
243,100円/年
(20,259円/月)
Flex 44,000円/100トークン
※24時間使用で7トークン消費
44,000円/100トークン
※24時間使用で7トークン消費
※ツールセット利用で追加トークンを消費

上記の金額そのままが学生版でお得になる価格であり、高校1年生から大学4年生(合計7年間)まで使い続けられたとすると、年間契約だとAutoCADで約53万円、AutoCAD Plusで約170万円もお得になります。

AutoCADの学生版をインストールする方法

学生版製品ページにアクセス
出典:Autodesk公式サイト

AutoCADの学生版は、Autodesk公式サイトに設置されている学生版用の製品ページから利用できます。上の画像のページにアクセスしたら、製品一覧からAutoCAD Plusを選択しましょう。

AutoCAD Plusの選択
出典:Autodesk公式サイト

すると画面が切り替わり、プラン選択の項目が表示されたので学生版を選択しました。

学生項目の選択
出典:Autodesk公式サイト

最後に、契約ライセンスの認証申請として、以下の情報を入力していきます。

  1. お客様の詳細(名前・メールアドレス・生年月日)
  2. 教育機関(住所・教育機関の種類等・卒業予定日)
  3. 教育機関の検証(大学のシングルサインオンでのアクセスが必要)
  4. 利用資格の証明書類のアップロード
AutoCAD Plusの申請情報
出典:Autodesk公式サイト

ここまで完了したら、最大48時間の検証を経て、AutoCADの学生版を利用できるようになります。1年契約が過ぎると同じ手順で再申請が必要です。

AutoCADの学生版を利用するメリット

AutoCADの学生版を利用するメリットは、そのお得さと利用できる製品の範囲の広さです。

  • 一般契約でかかる費用をゼロに抑えられる
  • AutoCAD以外のAutodesk製品も無料で使える

一般契約でかかる費用をゼロに抑えられる

AutoCADの学生版は、通常の一般契約(有料版)とは違い、費用が発生しません。
契約期間中はどれだけ利用しても0円に抑えられるため、予算に不安がある学生でも安心してAutoCADを使い続けられます。

さらに、AutoCADの全機能を無料で使えます。有料版と変わらない状態で利用できるため、他のCADソフトでよくある「無料プランの制限」などに悩まされる心配もありません。

AutoCAD以外のAutodesk製品も無料で使える

学生版の魅力は、AutoCADだけでなく複数のAutodesk製品を無料で利用できる点にあります。

たとえば、AutoCADとBIMツールのRevitやInfraWorksを組み合わせることで、BIMに関する使い方を学べます。さらに、クラウド共有ツールも学生版として提供されているため、ほかの学生との連携や授業での活用にも便利です。

AutoCADの学生版を利用する際の注意点

AutoCADの学生版を利用する際の注意点

AutoCADの学生版は無料で利用できる便利な限定ライセンスですが、利用上の注意がいくつかあります。参考として、契約前にチェックしておきたいポイントをまとめました。

  • 社会人は学生版を使えない
  • 非商用利用である
  • 1年に1回の契約更新が必要である
  • 卒業後は一般契約が必要になる

社会人は学生版を使えない

社会人の方は、学生版の対象外です。AutoCADの学生版は、名前のとおり学生(および教育機関関係者)しか利用できない点に注意しましょう。社会人でAutoCADを無料利用したいなら、30日間の無料体験版がおすすめです。

また、個人利用が無料か気になる方は、以下の記事もチェックしてみてください。

AutoCADは個人だと無料?無料で使えるケースと体験版を解説

非商用利用である

AutoCADの学生版は、主に学習目的の限定ライセンスであるため、非商用でしか利用できません。学生だったとしても、収益を生み出すような業務目的では使えない点に注意してください。

1年に1回の契約更新が必要である

AutoCADを含むAutodeskの学生版は、1年間の期限付きで契約できるプランです。
1年経過したら、学生版として再契約をしない限り有料版への移行が必要です。

卒業後は一般契約が必要になる

AutoCADの学生版は、学生および教育機関に属する際にしか利用できないため、卒業後は一般契約(有料契約)へ移行しなければなりません。たとえば、大学卒業後に働き始め、社会人としてAutoCADを個人利用する際には、学生版を更新できなくなります。

ただし、研究機関などAutodeskが独自に定めている施設や期間であれば、そのまま学生版を継続できる可能性もあります。公式サイトをチェックするか問い合わせをすると安心です。

AutoCADの学生版で効率よく使い方をマスターする方法

AutoCAD学生版の使い方

AutoCADの学生版を導入したら、まずはAutoCADの基本操作や使い方を学習しなければなりません。参考として以下に、学生でも始められるおすすめの学習方法を整理しました。

  • マニュアルや書籍、参考書を使って学ぶ
  • 動画配信コンテンツで苦手ポイントを集中して学ぶ
  • Web学習サイトなどを利用して基礎を学ぶ

なお、上記のような独学に限界を感じている方は、セミナー講習などを受講してプロから使い方を学ぶのがおすすめです。

たとえば以下のセミナー講座では、自分の学習スタイルに合わせて参加でき、地方に住んでいる方も安心してAutoCADの使い方を学べます。独学よりも効率的であるほか、実践で役立つ知識を網羅的に学べるため、参加を検討してみてはいかがでしょうか。

セミナー名AutoCAD基礎セミナー講習
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)29,500円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

また、AutoCADの学習サイトを詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

【2025】AutoCADの学習・勉強方法とは?初心者が何から始めるべきか解説

AutoCADの学生版についてよくある質問

ここまで解説してきたAutoCADの学生版について、よくある質問をFAQ形式でまとめました。

AutoCADは学生でも無料で使えるの?
AutoCADを含むAutodesk製品は、学生や教員、そして教育機関であれば「学生版」を無償で利用できます。教育機関に属している限り、何度でも更新ができ、継続的にAutoCADを使い続けられます。
AutoCADの学生版は何年使えるの?
AutoCADの学生版は、1年ごとに更新する限定ライセンスです。学生や教員、教育機関であれば、何度でもライセンスの更新が可能です。場合によっては、高校1年生~大学4年生の7年間をAutoCADの学生版を利用できます。
AutoCADの学生版は複数台のパソコンで使えるの?
AutoCADの学生版は、シングルユーザーライセンスの場合は最大3台のデバイスでAutoCADを利用できます。一方で教育機関限定のライセンスの場合には最大1,250個のデバイスにインストールが可能です。

AutoCADの学生版についてまとめ

AutoCADを無料利用できる学生版は、Autodeskが指定している教育機関や研究機関、支援機関だけでなく、学生・教員といった個人も対象となるお得な限定ライセンスです。

年間数十万円規模の費用をゼロに抑えられるため、該当する方はぜひ学生版の利用からスタートしてみてください。ただし、企業や社会人、学生でない個人の場合は一般契約(有料)しか選べないほか、30日間の無料体験版のみである点に注意しましょう。

AutoCADの学生版のアイキャッチ
最新情報をチェックしよう!