1982年の誕生以来、設計現場を支え続けてきたAutoCAD。
「CADといえばAutoCAD」といわれるほどの定番ツールですが、AutoCAD講座は数が多く、価格や学習内容、受講形式も異なるため、どれを選べば良いか迷う方も多いでしょう。
この記事では、AutoCADを学べるおすすめ講座を12選ご紹介します。手軽に学べるオンライン講座、初心者向けのわかりやすい講座もお伝えするので、ぜひこの機会に現場で使えるスキルを効率的に身につけましょう。
AutoCADを講座で学ぶメリットは?

AutoCAD講座の受講を検討するとき、まず気になるのが「講座で学ぶメリット」です。ここでは、AutoCAD講座で得られる主なメリットを簡潔に紹介します。
- 実際に操作しながら感覚的に理解できる
- つまずきやすいポイントをその場で解決できる
- 自分に合った受講形式を選べる
実際に操作しながら感覚的に理解できる
AutoCADは「実務で触りながら覚えればいい」と思われがちですが、現場で操作を丁寧に教えてもらえる機会は多くありません。しかし、講座では講師と同じ画面上で、
- 作図補助機能(スナップ・トラッキング)
- 編集コマンド(トリム・フィレット・ストレッチ)
- レイアウト・ビューポートの扱い
- 画層管理やテンプレート作成
といった操作を一緒に手を動かしながら学べます。理解だけではなく、自然と体が覚えるレベルまで到達できるのは、実践形式で学ぶ講座ならではです。
つまずきやすいポイントをその場で解決できる
AutoCADは細かな設定や独特の操作が多く、テキストを使った独学だけでは実務に直結しにくい部分もあります。例えば、独学では次のような問題が生じがちです。
- オブジェクトスナップができない
- 寸法を描くと別レイヤーが自動生成される
- ビューポートの尺度が変えられない
- 図面を開き直すと外部参照ファイルが消える
講座なら、こうした「つまずきポイント」を講師がリアルタイムで解説してくれるため、独学よりもはるかに速いスピードで理解が進みます。
自分に合った受講形式を選べる
AutoCADの講座は、以下のように複数の受講スタイルが用意されており、ライフスタイルや学習目的に合わせて選べます。
| 受講形式 | 特徴 | 向いている人 |
| 会場受講(対面) | 講師に直接質問できる | 初心者の方・実践的に学習したい |
| オンライン(ライブ配信) | 場所を問わず参加できる | 会場が遠方・移動時間を省きたい |
| eラーニング(動画視聴) | 自分のペースで学べる | 忙しい社会人・繰り返し学習したい |
自分に合った学び方を選べると、「続けやすい」「挫折しにくい」といった、学習効率を高める良い循環が生まれます。
AutoCADについては、以下の記事をご参照ください。できることやライセンスの価格、基本操作も画像付きで詳しく解説しています。
AutoCADのおすすめ講座12選!
では、AutoCADのおすすめ講座を12選ご紹介します。はじめに、今回紹介する講座の特徴をまとめた一覧表から見てみましょう。
| 講座名 | 主な内容 |
| AutoCAD基礎セミナー講習 | AutoDesk社公認・現場基準の実践講座 |
| AutoCAD自動化セミナー | 実務で役立つ自動化スキルを幅広く学習 |
| 日建学院のAutoCAD講座 | 基礎と応用を2コースを作図と映像で学習 |
| 大塚商会のAutoCAD講座 | 目的やレベルごとに選べる多彩なコース |
| WinスクールのAutoCAD(建築)講座 | 1,073社の企業研修実績を誇る実務型講義 |
| e‑GrooveのAutoCAD習得講座 | 230以上の練習課題と動画で学習 |
| アビバのCADコース | 通学とオンラインの2コースを提供 |
| ヒューマンアカデミーのCAD講座 | 建築・機械CADを使い放題で学習 |
| ReCADemyのAUTOCAD講座 | 5コースでCADオペレーターを養成 |
| 商工会議所パソコン教室のCAD入門講座 | 1コマ(1,200円)単位で柔軟に学習 |
| ソフトキャンパスのCAD講座 | 完全マンツーマンで学ぶCAD講座 |
| コステック大阪校の1からはじめる建築CADオペレーター科 | 大阪の職業訓練校で開催される講座 |
AutoCAD基礎セミナー講習
Autodesk社公認のAutoCAD基礎セミナー講習は、2DCAD操作を基礎から学べる講座です。受講者からは「未経験でも短期間で即戦力になれた」と、実践的な内容が高く評価されています。カリキュラムでは、
- 注釈の追加
- レイアウト設定
- 外部参照
- テンプレート作成
など実務的操作を軸に、生成AIによる自動作図といった最新機能までカバーします。さらに、講座で紹介しきれなかった実務に役立つAutoCAD解説動画を無料でプレゼント。復習用としてはもちろん、現場での参考資料にもおすすめです。
セミナー名 AutoCAD基礎セミナー講習 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
AutoCAD自動化セミナー
AutoCAD自動化セミナーは、AutoCADのLISPによる図面作成・編集の自動化、さらにVBAやExcel連携まで幅広く習得できる講座です。
受講者特典として、オリジナル教材「AutoCAD自動化完全攻略セミナーガイド」(PDF)も配布され、受講後の復習や実務での参照にも使えます。受講者からは「さっそく作業に活かしたい」と高い評価を得ています。
セミナー名 AutoCAD自動化セミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
日建学院のAutoCAD講座
| 受講回数 | 入門Webコース:8回、実践Webコース:12回 |
| 受講形式 | オンライン(動画視聴) |
| 受講料金 | 一般:33,000円、学生:22,000円(各コース共) |
大塚商会のAutoCAD講座
| 受講期間 | 動画・オンライン:1~3日、配信型:7日、14日 |
| 受講形式 | 動画、オンライン、配信 |
| 受講料金 | Stage1〜3:33,000円、速習:55,000円、速習フル:83,000円 |
WinスクールのAutoCAD(建築)講座
| 受講期間 | 3ヵ月 |
| 受講形式 | 対面、オンライン、ハイブリッド |
| 受講料金 | 218,900円 |
e‑GrooveのAutoCAD習得講座
| 受講期間 | 4ヵ月(40時間) |
| 受講形式 | オンライン(動画視聴・課題提出) |
| 受講料金 | 43,000円 |
アビバのCADコース
| 受講期間 | 要問合せ |
| 受講形式 | オンライン、通学(全国のアビバスクール) |
| 受講料金 | 要問合せ |
ヒューマンアカデミーのCAD講座
| 受講期間 | 2ヵ月~4ヵ月(建築入門パック) |
| 受講形式 | オンライン、通学、ブレンド |
| 受講料金 | 278,740円 |
ReCADemyのAUTOCAD講座
| 受講期間 | 5~9ヵ月 |
| 受講形式 | eラーニング |
| 受講料金 | 200,640円 |
商工会議所パソコン教室のCAD入門講座
| 受講時間 | 14~18時間 |
| 受講形式 | 会場(各商工会議所の教室) |
| 受講料金 | 1,200円(50分) |
ソフトキャンパスのCAD講座
| 受講時間 | 要問合せ(20コマ) |
| 受講形式 | 会場(関東・東北5校)、オンライン |
| 受講料金 | 176,000円 |
コステック大阪校の1からはじめる建築CADオペレーター科
| 開講予定日 | 2026年3月 |
| 募集開始 | 2026年2月3日~ |
AutoCADの講座を選ぶポイント

AutoCADの講座はいくつもあるため、どうやって選んでよいか迷う方もいるでしょう。そんなときは、ぜひ以下のポイントを押さえてみてください。
- 学び方の違いを基準に選ぶ
- 価格と受講内容で選ぶ
学び方の違いを基準に選ぶ
AutoCADの講座を選ぶ際は、学び方の違いを基準にすると選びやすくなります。例えば、
- 短期間で実務操作を身につけたい:AutoCAD基礎セミナー講習
- レベルに合わせて柔軟に受講したい:大塚商会のAutoCAD
- マンツーマンで確実に習得したい:ソフトキャンパスのCAD講座
のような感じです。また、AutoCAD LTを使う予定なら「ReCADemy」のように、LT特化の講座を選ぶと学習のムダがありません。最短でスキルを身につけるためにも、自分の目的と学習スタイルに合う講座を選びましょう。
価格と受講内容で選ぶ
AutoCADの講座は価格差が大きいため、まず予算を決めて講座の受講料金と照らし合わせましょう。今回紹介したAutoCADの講座も、それぞれ受講料は大きく違います。この際、
- 低価格で基礎だけ学びたい:商工会議所パソコン教室(1コマ1,200円)
- マンツーマンで確実に習得したい:ソフトキャンパス(176,000円)
- 複数ソフトをまとめて学びたい:ヒューマンアカデミー(278,740円)
のように、「費用と学習効果」の2側面から選んでください。「安いから」と即決するのではなく、サポートの厚さや学習効率も必ず反映させることが重要です。
AutoCADの講座を利用する際の注意点

AutoCADの講座に参加した後、「思っていた内容と違った」と後悔しないためにも、あらかじめ以下のポイントを確認しておきましょう。
- 使用ソフト・受講条件をチェックする
- コースの分かれ方を確認する
使用ソフト・受講条件をチェックする
AutoCADの講座は、講座によって使用するソフトが異なる点に注意が必要です。例えば、「ReCADemy」の講座はAutoCAD LTを使用するため、フル版に搭載されている高度な機能は学習対象に含まれません。
また、「コステック大阪校」のような職業訓練校では、申請手続きや受講条件が設けられています。募集期間が決まっているケースもあるため、スケジュールも含めて早めに確認しておくと安心です。
コースの分かれ方に注意する
AutoCADの講座は、分野別に分かれた専門講座と、複数ソフトをまとめて学べる総合講座があります。内容をよく確認せずに選ぶと、「AutoCAD以外も含まれていた」といったミスマッチが起こりがちです。
納得できる講座を利用するためにも、講座の対象分野や学習範囲が自分の目的とずれていないか、事前にしっかり確認しておきましょう。
AutoCADの講座を受講する方のよくある質問
最後に、AutoCADの講座を利用する方からよくある質問をお伝えします。
AutoCADの講座についてまとめ
AutoCADはCADの標準ソフトとして有名で、市場でも圧倒的シェアを占めています。その人気の高さに比例して対応する講座も多くありますが、講座ごとにカリキュラムや習熟レベルが異なります。
まずは本記事を参考に、どのような講座があるのかをしっかりリサーチし、自分に合った講座を選ぶことが重要です。
