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チャットGPTの無料アプリをフル活用して使いこなす方法を解説!

近年話題の会話型AIサービス、チャットGPT。汎用性が高く、即時性にも優れた会話サービスです。無料でもある程度使えるため、すでにインストールしているという方も多いでしょう。

今回はこのサービスの具体的な活用方法を解説していきたいと思います。

チャットGPTってどんなサービス?

チャットgptってどんなサービス?

チャットGPTは、アメリカのオープンAIが開発した会話型のAIサービスです。質問したいことをテキストボックスに入力して送信すると、数秒後には回答をもらえます。
英語のほか、フランス語、ドイツ語、中国語、そして日本語などにも対応しており、世界各地で話題となっています。

チャットGPTはなぜ今話題になっている?

チャットGPTの最大の特徴は、その汎用性の高さです。チャットGPT登場前からウェブサービスで採用されていた会話型AIサービスは、あらかじめ設定されたごく狭い分野の質問にしか答えられませんでした。

例えばホテルのウェブサイトで採用されているチャットボットはホテルの場所やサービスなどは答えられても、日本の首都や初代総理大臣、サッカーのルールなどは答えられませんでした。

一方、チャットGPTは膨大な学習データを元にしているため、様々なジャンルの質問に回答できます。政治、スポーツ、自然科学、プログラミングなど、様々なジャンルの質問に(ある程度正確に)答えられます。この汎用性の高さこそが最大の特徴、強みと言えるでしょう。

また、その即時性の高さも強みの一つです。どんな質問をしてもものの数秒~数十秒程度で答えを返してくれるため、Googleでウェブサイトを検索するよりも早く知りたい情報を手に入れられます。

Webブラウザ版とアプリ版がある

チャットGPTは現在、Webブラウザもしくはアプリ(iPhone、Android)で提供されています。使用されているAIはどちらも同じなので、好きな方を使えばいいでしょう。アプリのインストール方法や使い方は、以下の記事で解説しています。

チャットGPTをアプリで利用する方法を詳しく解説!活用例や注意点も紹介

チャットGPTは無料で使える?

チャットGPTには無料版と有料版があります。

無料版と有料版の最大の違いは精度です。無料版に搭載されているAIがGPT-3.5と呼ばれているのに対して、有料版はGPT-4と呼ばれています。GPT-4のほうが圧倒的に高性能であり、遥かに精度の高いテキストを出力できます。

また、有料版はテキストのみならず、画像や音声なども入力可能です。より高度な利用を考えている場合は、有料版を選んだほうがいいかもしれません。なお、有料版の価格は20ドル/月です。

チャットGPTのようなAIチャットボットを作りたいという方には、以下のセミナーが参考になります。

チャットGPTの無料アプリを使い倒そう!

チャットgptの無料アプリを使い倒そう!

前述の通り有料版のチャットGPTは非常に高性能ですが、だからといって無料版が役に立たないわけではありません。むしろ一度利用してみると無料版でもここまでできるのか、という感動を覚えます。ここでは無料でチャットGPTを使い倒す方法を考えてみたいと思います。

質問に答えてもらおう

チャットGPTの基本的な使い方は、こちらが質問をして、相手に回答してもらう、というものです。どんな使い方をするにせよ、この形式は変わりません。アプリをインストールしたら、まずはなにか質問してみましょう。

文書を校正・添削してもらおう

チャットGPTは文書の校正、添削にも対応しています。校正や添削がしたいならWordや別のサービスを使えばいいのでは?と思われるかもしれませんが、メールやLINEなどの簡単な文章を送る際にいちいちWordを開くのは結構面倒なもの。その点チャットGPTは簡単にメッセージを打つだけで対応してくれるので、とても楽です。

文書を要約してもらおう

チャットGPTはテキストベースの会話型AIなので、文書の要約もできます。必ずしも正しく要約してくれるとは限らない(必要な部分を切ってしまったり、誤った内容に書き換えてしまうことがある)のですが、それでも無料ツールとしてはかなり優秀です。

アイデアを出してもらおう

やや意外に思われるかもしれませんが、チャットGPTは仕事や創作などでアイデアが何も浮かばないときのブレインストーミングにも使えます。

ブレインストーミングとは、会議などで使用される「集団発想法」の一種で、集団でアイデアを出し合うことによって相互にアイデアを与え合い、その結果より良いアイデアを生み出すためのものです。

アイデアに詰まったら、チャットGPTに意見を聞く、というのがいずれは当たり前になるのかもしれません。

プログラミングを手伝ってもらおう

チャットGPTはある程度のプログラミングにも対応しています。今までプログラミングは限られた能力を持つ人だけのものと考えられがちでしたが、チャットGPTがより普及していけば誰でもプログラミングができる時代が来るのかもしれません。

短編小説を書いてもらおう

チャットGPTは創作物からも学習を行っているので、小説を書くことも可能です。もちろんそれを面白いと感じられるかどうかはその人次第ですが、少なくとも小説という体裁を保った文章をかけることは間違いありません。

従来は人間だけができた創造的な行為をAIが代替するかもしれない時代が来たのです。

エクセルの関数を書いてもらおう

ビジネスシーンでエクセルを使ったことがある方は多いかと思います。エクセルで何かと面倒なのが関数です。現在、エクセルには500種類弱の関数がありますが、そのすべてを覚えているという方はまずいないでしょう。

チャットGPTはエクセルの関数を書くこともできるので、いちいちWeb検索する手間が省けるようになります。

翻訳してもらおう

チャットGPTは翻訳も可能です。無料版ではGoogle翻訳などの従来の翻訳サービスと遜色ない精度とまではいえませんが、簡単な文書なら問題なく訳せることが多いです。

チャットGPTの無料アプリでできないことは?

チャットgptの無料アプリでできないことは?

このようになんでもできるように見えるチャットGPTですが、もちろんできないこともあります。具体的には、以下のようなことはできません。

誹謗中傷、差別発言など

チャットGPTはあらかじめ誹謗中傷や差別発言などができないように設定されています。そのため、テキストを作成する際には安心して任せることができるのです。
反面、こうした表現を含むテキストをどうしても作成したいという場合には使い物にならないとも言えるでしょう。

倫理的に問題のある創作

チャットGPTはあらかじめ倫理的に問題のある発言ができないように設定されています。
例えば殺人シーンがある小説を書いてくださいとお願いしても、「殺人や暴力描写を含む作品は作成できません」などと拒否されます。意図的にこうしたシーンを含む作品を作りたい場合は、注意が必要です。

未来予測

チャットGPTは、原則として未来に関する情報を提供できません。例えば特定の株式が1年後にいくらになっているとか、10年後になくなっている仕事は何かと聞いても、わからないと回答されます。これに関しては人間となんらかわりありません。

一方、過去に起きた出来事については基本的に回答してくれることが多いです。なので例えば「今度の衆議院議員選挙はいつ?」と聞いても「わからない」という返事が返ってくるでしょうが、「2017年の衆議院議員選挙の結果は?」と訪ねれば正しい回答が返ってくるでしょう。

更にチャットGPTの注意点に付いて詳しく知りたいという方はこちらの記事が参考になります。

ChatGPT(チャットGPT)とは?使い方・得意なこと・注意点

チャットGPTの無料アプリまとめ

まとめ

チャットGPTは無料アプリとしては破格の性能を持つ会話型AIサービスです。
簡単な対話からプログラミング、翻訳、果ては小説まで書く事ができます。気になった方は、早速インストールしてみてください。

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