文字や既存の写真などをもとに、新たなビジュアルを自動生成できることで話題の「画像生成AI」。無料で使えるツールも多数登場していますが、「無料のツールはどれ?」「無料版と有料版では何が違うの?」など、疑問を抱く方もいるでしょう。
今回の記事では、無料で使えるおすすめの画像生成AIサイト・アプリを各5選ずつピックアップし、利用手順や商用利用の注意点も解説します。あわせて、信頼できるサイトの見極め方や規約の確認ポイントなど、安全に利用するためのコツもまとめたので、ぜひ参考にしてください。
そもそも画像生成AIってなに?
画像生成AIとは、テキストで指示を出すだけで、AIが自動で画像を作成してくれる技術・ツールのことです。
絵を描くスキルがまったくなくても、まるでプロが仕上げたような作品を作れるのが魅力で、最近では写真のようにリアルな画像から、イラスト風のデザイン、アート作品まで、幅広いスタイルに対応したAIが登場しています。
SNSのアイコン作成や資料用のイメージ画像制作など、活用の幅はどんどん広がっており、手軽に試せる無料ツールも多く初心者でもすぐに使えるのがポイントです。
画像生成AIは無料と有料どう違う?
無料の画像生成AIは、利用回数の制限や、解像度の低さ、商用利用、広告の量などといった条件があるケースが多いです。一方、有料版はより高画質な画像を作成できたり、細かいカスタマイズが可能だったりと、お金を払うぶんより使用における自由度が高くなります。
有料のサービスでも、トライアルとして最初の数回は無料で生成できたりするので、まずは無料で試してみて、有料プランを検討するのがおすすめです。
無料の画像生成AIおすすめ10選
ここでは、サイトとアプリを合わせて、無料で使えるおすすめの画像生成AIを10個紹介します。
ブラウザから気軽に利用できるサービスから、スマホで便利に使えるアプリまで幅広く揃えました。特徴や利用制限、商用利用の可否をまとめているので、自分に合ったものを選びやすくなります。
| 名称 | 特徴 | 生成回数制限 | 商用利用 |
|---|---|---|---|
| Canva | デザイン初心者でも直感的に使えるブラウザツール | 月25回まで | ◯ |
| Stable Diffusion | オープンソースで自由度が高い | 無制限 | ◯ |
| MyEdit | ソフトDL不要、品質を調整可能 | 1日3回まで | ◯ |
| Image Creator | Microsoft提供、日本語完全対応 | 無制限(速度制限あり) | ✕ |
| Copilot | Microsoft AIを活用し繊細な画像生成が可能 | 無制限 | ◯ |
| AIピカソ | プロンプト候補を提示、初心者も使いやすい | 無制限 | ◯ |
| GoArt | 写真を絵画風に変換、芸術的な表現に強み | 無制限 | ◯ |
| BeautyPlus | 自撮り加工に強い、AI補正も充実 | 無制限 | ◯ |
| YouCam Perfect | 美顔・美肌フィルターが豊富、編集自由度が高い | 制限あり(要確認) | ◯ |
| Wonder AI Art Generator | 高品質なイラスト作成に特化 | 制限あり(要確認) | ✕ |
①Canva
Canvaはデザイン初心者でも直感的に使える画像生成AIを備えた、ブラウザで使用できる画像生成AIツールです。特別なソフトをインストールしなくても、Web上で簡単に操作できる手軽さから、世界中に多くのユーザーを抱えています。
プレゼン資料やSNS投稿、ポスター作成など多彩な用途に対応しており、無料プランでは月25回までの画像生成が可能。商用利用もOKなのでビジネス用途に最適です。
②Stable Diffusion
Stable Diffusionはオープンソースの画像生成AIで、世界中で100万人以上が利用しています。
最大の特徴は完全無料で使えること。自分のPCにインストールすれば無制限で画像を生成できるので、思う存分試せることが魅力です。
さらにカスタマイズ性が高く、細かい設定や独自のスタイル調整も可能。商用利用もOKなので、クリエイターやデザイナーにも人気です。
ただし、ある程度のPCスペックが必要なため、初心者はクラウド版を試してみるのもいいでしょう。
③MyEdit
こちらもブラウザ上でサクッと画像を生成できる手軽なAIツールです。ソフトのダウンロードが不要、ブラウザで使えることからPCの負担を気にせず使えるのがポイントです。
用途に応じて画像の品質を調整できるため、シンプルなものから高精細なものまで柔軟に対応できます。無料プランでは1日3回までと回数制限があるので、本格的に使うなら有料プランの検討もおすすめです。
④Image Creator
Microsoftが提供するImage Creatorは、Microsoftアカウントさえあればすぐに使える便利なAI画像生成ツールです。日本語プロンプトにも完全対応しているため、英語が苦手でも簡単に使えるのが魅力です。
無料で無制限に画像を生成できますが、生成スピードに制限があるといった形です。商用利用は不可なので、手軽に個人用途や趣味の範囲で楽しみたい方にはぴったりのサービスです。
⑤Copilot
Copilotは、MicrosoftのAIアシスタントを活用した画像生成ツールで、繊細で美しい画像を作るのに適しています。
Microsoftの技術が活かされており、細かいディテールまでしっかり表現できるのが特徴。無制限に利用できるため、思い通りの画像ができるまで何度でも試せます。
商用利用もOKなので、ビジネス用途にも活用可能で、高品質な画像をたくさん作りたい人におすすめのツールです。
⑥AIピカソ
AIピカソはプロンプトの候補を表示してくれるため、使用感の良さに定評があるのが特徴です。
画風のバリエーションも豊富で、好みに合った仕上がりを選べます。無料で無制限に画像生成が可能なので、何度でも試行錯誤しながら理想の作品を作れます。
商用利用もOKなので、SNSのアイコンやブログ用の画像など幅広く活用可能です。
⑦GoArt
GoArtは、写真を絵画風に変換するのが得意な画像生成AIアプリです。アート作品や絵画のような仕上がりを楽しめるのが特徴です。
フィルターの種類も豊富で、ワンタップで写真を芸術作品のように変えられます。無料で無制限に使用できるので、何枚でも試せるのが嬉しいポイントで、商用利用も可能です。
⑧BeautyPlus
BeautyPlusはAIによる画像加工機能が充実した自撮り向けアプリです。肌補正や目の大きさ調整、フィルター機能が豊富で、簡単に「盛れる」写真を作れるのが魅力です。
自撮り写真をおしゃれに加工するのはもちろん、AIを活用した画像生成機能も搭載されています。無料で無制限に利用可能なのも嬉しいポイントです。
⑨YouCam Perfect
YouCam Perfectは美顔フィルターや美肌効果を搭載した高機能なAIアプリです。フィルターやエフェクトの種類が多く、画像編集の自由度が高いのが特徴です。
AIを活用した自動補正機能もあり、手軽に高品質な写真を作成できます。商用利用もOKなので、ビジネス用の宣材写真やSNSコンテンツの作成にも便利です。
写真編集をもっと手軽に楽しみたい人にぴったりのアプリです。
⑩Wonder AI Art Generator
Wonder AI Art Generatorは、AIによるイラスト作成に特化したアプリです。キーワードとアートスタイルを選ぶだけで、簡単に高品質なイラストを作成できます。
リアルなタッチやアート調のイラストのクオリティに定評がありますが、商用利用は不可なので、個人の趣味やSNSでの活用に向いています。高品質なAIイラストを手軽に試したい人におすすめのアプリです。
無料の生成AIで画像を生成する手順
今回は、上記の中でもっとも簡単に画像生成AIを無料で試せる「Canva」を用いたやり方を紹介します。
まずCanvaにログインし、左上「デザインを作成」ボタンから、空白のプロジェクトを作成します。今回は698×365pxの画像を用意しています。
画面左側「アプリ」をクリックし、上部の検索バーに「マジック生成」と入力して検索します。

そこで出てくる「マジック生成」アイコンをクリックします。

表示された入力フォームに「猫」と入力してエンターを押します。

生成された画像をクリックすると、空白のプロジェクトの中央にその画像が表示されます。

無料の画像生成AIを安全に使うための注意点

無料の画像生成AIは非常に便利なことは間違いありませんが、いくつかの注意点があります。この章では、以下のとおりご紹介します。
- 商用利用の可否は必ず確認する
- 関連性の高いサイトの併用はしないほうがいい
- 利用規約には目を通しておく
注意点①商用利用の可否は必ず確認する
無料の画像生成AIを使う際は、商用利用が可能かどうかを必ずチェックしましょう。商用利用が認められていない場合、企業の広告や販売目的のデザインに使用すると著作権侵害になる可能性があります。
また「個人利用はOKでも商用はNG」や、「無料版は不可だが有料版ならOK」など、サービスによってルールが異なるので、商用利用する際は注意が必要です。
注意点②関連性の高いサイトの併用はしないほうがいい
関連性の高いサイトは、併用しないほうがいいです。
たとえば本記事で紹介している「Image Creator」は、OpenAIが提供する画像生成AIツール「DALL-E 3」のモデルを搭載しています。つまり「Image Creator」と「DALL-E 3」を併用すると、生成結果の系統が似通ってしまう可能性が高くなってしまうということです。
まったく同じ画像が生成されるようなことはあまりないものの、まったく異なる画風のものを生成するために併用するのであれば、「このサービスはどの生成AIモデルを使っているのか?」は確認したほうがいいかもしれません。
注意点③利用規約には目を通しておく
無料の画像生成AIは気軽に使える反面、利用規約に気をつける必要があります。前述していることと一部重なりますが、とくに
- 生成した画像の権利はAI運営側にあるのか
- アップロードしたデータがどのように扱われるのか
といった点は、しっかり確認しておきましょう。
知らずに利用すると、作った画像が勝手に公開されてしまったり、別の用途で使われる可能性もあります。
また、AIが生成した画像の著作権が誰に帰属するかはサービスによって異なるため、後でトラブルにならないよう事前にチェックしておくことが重要です。
無料の画像生成AIを使いこなすおすすめの講座

無料の画像生成AIを使いこなすなら、生成AIセミナーの活用がおすすめです。このセミナーは2日間の短期集中講座で、生成AIの基礎から実務での活用方法まで学べるプログラムとなっています。
初心者でも理解しやすい内容で、ChatGPTやCopilotの活用、プロンプトエンジニアリング、画像・動画生成AIの実践など幅広いスキルを習得可能です。
会場受講とオンライン受講が選べ、全国どこからでも参加可能なのもメリット。受講後も復習に役立つオリジナル教材付きです。
料金は38,500円(税込)と他のセミナーに比べても非常に安く、画像生成AIに必要なプロンプトまで学べる内容となっているので、ぜひご検討ください!
無料の画像生成AIについてまとめ
いまや無料の画像生成AIを利用すれば、高度なデザインソフトを持っていなくても、思い描いたイメージを手軽に形にできます。ただツールごとに特徴や使い勝手が異なるため、実際にさまざまなものを試してみることが大切です。
特に商用利用を考えている場合は、利用規約や著作権の扱いを十分に確認しておきましょう。有料版ならではの機能も魅力ですが、無料の範囲でも十分に高品質なビジュアルを生成できます。
使いやすさや仕上がりを比較しながら、自身に最適なツールを見つけてみてください。