MOS資格を取得したいと考えているものの、どのセミナーを選べばよいか分からず、悩んでいる人は少なくないようです。一方で、社員のWord・Excelスキルを効率的に高めたい人や、短期間でMOS試験対策を進めたい人もいるでしょう。
そこで本記事では、おすすめのMOSセミナーを紹介するとともに、受講のメリットや講座を選ぶ際のポイントなどを解説します。これから受験を考えている人も、部下や周りに受験してもらいたい人なども、ぜひセミナーの受講を検討してみましょう。
MOSセミナーとは
MOSセミナーとは、Word・Excel・PowerPointなど、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)試験の範囲を学ぶ講座です。提供会社によって「MOSセミナー」や「MOS対策講座」「MOS研修」など、呼び方はさまざまです。
MOSとは、マイクロソフト社によるOffice製品の操作スキルを証明する資格試験です。試験は実際にパソコンを操作する実技形式で行われるため、合格すれば実践的な操作スキルを持っていることの証明になります。
WordとExcelには、一般レベルと上級レベル(エキスパート)があり、対応バージョンも「MOS 365」「MOS 2019」など複数用意されています。セミナーにより対応科目・バージョン・期間・指導方法は異なるため、受講前に取得したい科目とレベルを決めておきましょう。
MOSセミナーを受講するメリット

MOSセミナーを受講することで、以下のように多くのメリットを得られます。
- 試験範囲を体系的に学習できる
- 講師への質問や模擬試験などを利用できる
- 資格対策と実務スキルの習得を両立しやすい
独学とMOSセミナーを利用する場合では、学習のしやすさや環境に大きな違いがあります。
試験範囲を体系的に学習できる
セミナーを受講すれば、試験範囲に沿って学習を進められるため、独学では見落としやすい機能も含めて、効率的に習得できます。学習計画を自分で立てる負担が減り、初心者でも順序立ててOfficeの操作を身に付けられるでしょう。
Word・Excelには覚えるべき機能が多数あり、独学では重要度の高い機能と、そうではない機能の判断が難しいものです。一方セミナーでは、出題範囲に沿ったカリキュラムで学習を進められるため、何をどの順番で学べばよいか迷うことなく、合格に必要な知識を積み上げられます。
講師への質問や模擬試験を活用できる
操作方法が分からないときに講師に直接確認できるほか、模擬試験で理解度や苦手分野を把握できるのもMOSセミナーの特徴です。本番を想定した操作練習ができるのは、独学では難しい点であり、セミナーを利用する大きなメリットです。
ただし、質問対応や模擬試験の有無はセミナーによって異なるため、事前によく確認しておく必要があります。
また、セミナーの受講形式によって、質問のしやすさは異なります。会場でのセミナー受講やライブウェビナーでは、講師にリアルタイムで質問できる一方、eラーニングは動画を繰り返し視聴しながら自分で理解を深めるスタイルが中心です。
資格対策と実務スキルの習得を両立しやすい
MOSセミナーでは、Wordの文書作成やExcelの関数・表・グラフ、PowerPointの資料作成など、実務に直結する操作を学べます。セミナーで学習した操作は実務にも生かせる可能性があり、資格対策と生産性の向上を同時に目指せるのも魅力です。
実際、MOS試験の出題範囲は、実務でもよく使われる操作を中心に構成されています。試験対策としてセミナーで繰り返し操作を練習することで、資格取得と同時に、資料の作成やデータの集計といった日常業務のスピードも向上できるでしょう。
MOSセミナーを選ぶ際のポイント

MOSセミナーは講座によって対応科目や学習形式、サポート内容などが変わってきます。これからMOSセミナーを選ぶ際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 取得したい科目・レベルに対応しているか
- 希望する期間・受講形式で学習できるか
- 模擬試験・質問対応などのサポートがあるか
取得したい科目・レベルに対応しているか
まずは、Word・Excel・PowerPointなどの対応科目や、一般レベル・上級レベルの区分、MOS 365・MOS 2019といった対象バージョンなどを確認しましょう。普段利用しているOfficeとのバージョンの違いも、事前にチェックしておく必要があります。
科目やレベルの選び方は、目的によって変わります。就職・転職でパソコンスキルを証明したい場合は一般レベルから、実務でのデータ分析や資料作成をより効率化したい場合は、上級レベルの学習も視野に入れるとよいでしょう。
希望する期間・受講形式で学習できるか
セミナーの学習形式には、2日程度の短期集中講座をはじめ、数週間から数カ月かけて学ぶ通学講座や、自分のペースで進めるeラーニングなどがあります。
短期集中型と継続型のセミナーのどちらが合っているかは、人によって異なります。自分が確保できる学習時間や現在のスキル・受験予定日などに合わせて、最適なセミナーはどれか慎重に検討することが大切です。
例えば、受験日までの期間が限られている場合は、短期間で集中的に学べるセミナーが向いているでしょう。一方、業務と並行して無理なく続けたい場合は、数週間から数カ月かけて学ぶセミナーや、自分のペースで進められるeラーニングが選択肢になります。
模擬試験・質問対応などのサポートがあるか
模擬試験の有無に加えて、セミナーの質問対応の期間や再受講制度などのサポート体制も、必ずチェックしておきましょう。サポートが手厚い講座ほど、独学に近い不安を感じることなく、安心して学習を進められる傾向があります。
ただし、ある程度は自分で学習を進められる人であれば、サポートはさほど充実していなくても、費用の安いセミナーを選ぶのも有効な選択肢です。自分の学習経験や予算なども踏まえて、自分に合ったセミナーを選びましょう。
MOSセミナーの選び方のポイントは、以下の記事でも解説しています。おすすめのセミナーも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
おすすめのMOSセミナー5選
それでは、おすすめのMOSセミナーやMOS講座を紹介していきます。それぞれの特徴を踏まえた上で、自分に合ったセミナーを見つけましょう。
| スクール名 | 運営元 | 対応科目 | 学習期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| MOS対策短期集中講座 | GETT Proskill |
|
2日間(eラーニングは約10時間) | 短期集中でWord・Excelの基礎から試験対策まで学べる |
| MOS講座 | 資格の大原 |
|
コースにより異なる | 模擬テスト付き教材と電話サポートで計画的に学べる |
| MOS資格取得講座 | ユーキャン |
|
1カ月〜4カ月(コースにより異なる) | 動画とテキストで自宅からマイペースに学べる |
| MOS試験対策講座 | パソコン教室わかるとできる |
|
個々のペース(月謝制) | 教室でインストラクターに質問しながら継続して学べる |
| MOS資格対策講座 | Winスクール |
|
3カ月〜11カ月(コースにより異なる) | 個人レッスンで一人ひとりの進度に合わせて学べる |
それぞれのMOSセミナーを順番に確認していきましょう。
MOS対策短期集中講座|短期間でWord・Excelを学べるおすすめのセミナー

「GETT Proskill」のMOS対策短期集中講座は、Word・Excelの基本操作からMOS試験対策まで、短期間で効率的に学べるセミナーです。会場受講・ライブウェビナー・eラーニングに対応しているので、自分のライフスタイルに合った形式を選択できます。
社員研修として活用された事例もあり、短期間で対策したい人やセミナーの受講形式を選びたい人、社員研修としてMOS講座を導入したい企業におすすめです。模擬試験も用意しており、初心者でも受講しやすい内容です。
セミナー名 MOS対策講座 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 16,500円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング
MOS講座|教材・学習サポートを重視する人向け

※出典:資格の大原
「資格の大原」のMOS講座は、映像通学とWeb通信の2つの学習スタイルに対応しており、対応科目はWord・Excel・PowerPoint(365)です。
一般レベル・上級レベルのセミナーが用意されており、教材には模擬テストが付属するほか、電話での質問対応も受けられます。教材とサポート体制を活用しながら、計画的にMOSの取得を目指したい人に向いています。
MOS資格取得講座|自宅でマイペースに学びたい人向け

※出典:ユーキャン
「ユーキャン」のMOS資格取得講座は、MOS365試験に対応した通信講座です。Word・Excelを単体で学ぶか両方まとめて学ぶか、一般レベル・上級レベルかをコースから選べます。
オリジナルテキストと解説動画に加えて、模擬試験や自動採点機能で理解度を確認しながら、マイペースで学習を進められるのが特徴です。わからない点はメールなどで質問することも可能で、自宅でマイペースに資格取得を目指したい人に向いています。
MOS試験対策講座|教室で継続して学びたい人向け

※出典:パソコン教室わかるとできる
「パソコン教室わかるとできる」のMOS試験対策講座は、MOS 365に対応したWord・Excel(一般・上級)・PowerPointの講座を提供しています。映像授業を教室で個別に受けられるスタイルで、わからない点はインストラクターにその場で質問できます。
全国に多数の教室があり、教室自体がMOS認定試験会場になっているケースも多いようです。自宅学習だけでは継続が難しく、教室でサポートを受けながら学びたい人に向いています。
MOS資格対策講座|個人レッスンで学びたい人向け

※出典:Winスクール
「Winスクール」のMOS資格対策講座は、教室・オンラインどちらでも個人レッスンを受けられるセミナーです。Excel・Wordは、スペシャリスト(一般レベル)とエキスパート(上級レベル)に対応しています。PowerPointのほか、MOS 2019のAccess対策コースも受講が可能です。
さらに、複数科目をまとめて学べるセットコースや、教育訓練給付制度の対象コースもあります。一人ひとりの進度に合わせて学びたい人や、複数科目の取得を検討している人におすすめできるセミナーです。
おすすめのMOSセミナーは、以下の記事でも紹介しています。こちらも参考にしてください。
MOSセミナーを受講する際の注意点

MOSセミナーを受講する際には、以下の点にも注意しましょう。
- 受講料以外の費用も確認する
- 法人利用に必要な条件を確認する
受講料以外にもかかる費用や、法人ならではの確認事項など、見落としやすいポイントを解説しておきます。
受講料以外の費用も確認する
MOS試験の受験料や教材費、パソコンやMicrosoft Officeの準備費用など、受講料以外にかかる費用もきちんと確認しておきましょう。セミナーの再受講の費用や、質問・サポートに追加料金がかかる場合があります。
特に、セミナーの受講料とMOS試験の受験料は別物のため、混同しないよう注意しましょう。また、法人研修としてまとめて申し込む場合は、受講人数分の教材費や再受講費用が積み重なることもあります。
表示されている受講料だけでなく、実際に必要となる総額を確認した上で比較することで、想定外の出費を防げます。
法人利用に必要な条件を確認する
法人利用の場合は、複数名で受講できるセミナーか、請求書・領収書に対応しているかなども確認しましょう。あわせて、受講進捗や修了状況を管理できるか、研修日程を調整できるかも確認しておくことが大事です。
社員の勤務場所から参加できるか、業務内容に合った科目を選べるかなどは、企業にとって重要な選択基準です。不明なときは比較・検討の段階で、きちんと問い合わせておきましょう。
MOSセミナーで効率的に資格の取得を目指そう
MOSセミナーは、試験範囲を体系的・効率的に学びたい人におすすめです。セミナーを選ぶ際には、対応している科目や受講期間・サポート内容などを、きちんと比較しましょう。法人利用の場合には、受講可能な人数や受講環境なども、あわせて確認することが大事です。
自分の現在のスキルや学習目的を整理した上で、こうした点を丁寧に検討して、無理なく続けられるものを選びましょう。