AutoCADは個人だと無料?無料で使えるケースと体験版を解説

AutoCADは様々な企業で使われているCADの代表格で、AutoCADを勉強したいと思っている人もいるでしょう。しかしAutoCADの有料プランは高価であり、特に学生では手が届かないでしょう。そこでここでは、AutoCADは無料で使えるのか解説していきます。

AutoCADは個人だと無料で使える?

AutoCADは通常の有料プランの他に無償版が用意されています。この無料体験版はAutoCADの一通りの機能を使うことができるので、個人でAutoCADを使うなら無償版で十分でしょう。無償版の対象は一般と学生。AutoCADは特に学生には手が届きにくい金額なので、ぜひ学生の人は学生版を活用しましょう。

AutoCADを無料で使えるケースとは

AutoCADを無料で使えるケースは一般・企業向けの体験版と学生向けの無償提供版の2つのみです。一般・企業向けの体験版はあくまで体験版という立ち位置なので利用できる期間が30日間と決まっています。この期間を過ぎてしまうと有料版を購入する必要があります。AutoCADにも様々な種類がありますが、一通りは無料で体験可能です。気になっている製品があったら公式からまず体験版をダウンロードしてみましょう。

次にAutoCADは教育用として教育機関・学生を対象に無料でソフトウェアの配布を行っています。AutoCADは年間7万円超えの高価なソフトなので学生にとってはとてもありがたいでしょう。教育機関・学生向けライセンスの有効期間は1年間。対象は13歳以上で、最長3年間AutoCADを無料で使えます。AutoCADの教育機関・学生向けライセンスの申し込みは在籍している学校名を入力するだけで学生証の提出は求められません。そのため学生でない人が申し込んでも通ることがあります。しかしこちらのライセンスはAutoCAD側から学生証や研究結果などの提示を求められたときに提出する必要があります。そのため、学生以外の人は申し込まないようにしましょう。

AutoCAD体験版のインストール方法

AutoCAD体験版のインストール方法はとても簡単です。それではこれまで紹介してきた一般・企業向けの30日体験版と学生版それぞれのインストール方法について紹介していきます。

一般・企業用体験版のAutoCADのインストール方法

AutoCADをインストールするにはまずAutodesk社のアカウントを作成する必要があります。「アカウントを作成する」から登録ページへ移動し、氏名・メールアドレス・パスワードを登録しましょう。アカウントを作成したらAutodesk社のホームページでログインし、AutoCADを始めとするAutodesk社の無償体験版ページへ移動します。「無償体験版のダウンロード」をクリックします。すると選択肢が出てくるので、ダウンロードしたい製品を選択します。この際Windows版の他にMac版もあるので、Macを使っている人はfor Macを選んでください。ダウンロードするソフトウェアが決まったら電話認証を行います。自分の電話番号を入力してSMS認証を済ませましょう。また企業の場合は企業情報の入力も忘れないでください。

最後に必要な情報の入力が済んでインストール・同意するをクリックしたらインストーラをダウンロードしましょう。あとはインストーラからAutoCADをインストールができたら終了です。AuutoCADの体験版に関しては無料期間内に使ったかどうかに関係なくインストールしたその日から
開始されます。

教育機関・学生用ライセンスのAutoCADのインストール方法

教育機関・学生用ライセンスのインストール方法は、まず一般の無料版をインストールするときと同じようにAutodeskのアカウントを作成します。次にAutodeskの教育機関・学生向けのコミュニティであるEducation Communityへ登録を行います。画面右上に表示されるメニューバーのサインインの中にある「Education Community」をクリックしましょう。すると「電子メールを確認」という画面へ移動するので、文中にある「電子メールを確認」の文言をクリックします。メールが届いたら学生・生徒など自分の立場、自分が住んでいる国、生年月日に加えて通っている学校、学部、入学・卒業時期、研究内容を入力しましょう。あとは案内の通りに「続行」ボタンをクリックして進めていくと、Education Communityへの登録は完了です。

登録ができたらソフトウェアを入手する工程に入ります。ダウンロードページへ移動したら欲しいソフトウェアをクリックしてもう一度Autodeskにサインインしましょう。するとプロダクトキーとシリアルナンバーが表示されるので、こちらの2つをメモしておいてください。その後はダウンロードしたいバージョンや言語を選択し、「今すぐダウンロード」をクリックするとインストーラのダウンロードが始まります。

ダウンロードができたらそのファイルをクリックしてインストール作業に入ります。「このコンピュータにインストール」をクリックしたら、ライセンスの種類をスタンドアロンに変更し、先ほどメモしたプロダクトキーとシリアルナンバーを入力しましょう。あとは規約に同意して画面を進めていくとインストールが開始されます。最後にPCを再起動してAutoCADを利用しましょう。

AutoCADを体験版から有償版へ切り替えるには?

AutoCADの無償版は一生無料で使えるというわけではありません。一般・企業向けの体験版は30日、教育機関・学生向けの無償版は最長3年までとなっており、この機関が終わると有償版に切り替えないと使えなくなってしまいます。データを放置し続けると無償期間に作ったCADのデータが消えてしまうので、まだ業務や勉強で使う必要があるなら有償版に切り替えましょう。

無償版から有償版に切り替える方法は、無償期間の終了日を過ぎると「無償体験版の利用期間は終了しました」と画面右上に表示されます。その横に「ご購入はこちら」というボタンが表示されるので、クリックしましょう。画面を進めていくとライセンスの選択画面へ移動するので、ライセンスを「シングルユーザー」に変更してください。最後にクレジットカードなどの支払い情報を入力し、認証ができれば有償版への切り替えは完了です。あとはAutoCADを再起動すると、これまでと同じようにAutoCADが使えるようになります。ちなみにAutoCADの無償体験版と有料版の内容はまったく同じです。有料版に替えたからと言って機能が増えることはないので、これまで通り使えるでしょう。

ただAutoCADの有料版はソフトウェアの中でも高額です。そのため、少しの期間だけ有料版が使いたい、手元に年額プランを契約できるお金がないといった場合は、まず1ヶ月プランを選択すると良いでしょう。

AutoCADは学生なら3年無料、個人・企業も1ヶ月無料で使える!

AutoCADには一般・企業向けの30日間無料体験版と、教育機関・学生向けの3年間無料サービスがあります。AutoCADは高価なので特に個人は手軽に入手できないでしょう。そんなときには無料版を活用してお得にAutoCADを利用してください。