AutoCADの学生版とは?価格や特徴・注意点と共に解説

AutoCADには、通常版とは別に、学生版が用意されています。この学生版とは学生あるいは教員が使用することを想定してあり、通常版とは内容が異なります

そのため、AutoCADの学生版は利用する前に、具体的な内容を把握しておいた方が良いでしょう。本記事では、AutoCADの学生版にはどのような特徴があるのか、解説していきます。

学習や教育目的で使用できるAutoCADの学生版

学習や教育目的で使用できるAutoCADの学生版

AutoCADの学生版は、学生がAutoCADについて学習したり、AutoCADを使って設計を学んだりするために用意されています。それでは、AutoCADの学生版について詳しく解説していきます。

AutoCADの学生版の利用権利

AutoCADの学生版は、高校や大学、職業能力開発校など、幅広い教育機関に通っている人が、AutoCAD学生版を利用することが可能です。

学生版は1年で更新する形になっていて、毎年学生であることを証明すれば、継続的に使用することができます。高校生の頃から使い始めて、大学でも使用を続けるということも、不可能ではありません。そして、卒業するなどして、学生でなくなれば、学生版を利用できる権利は失われます。

AutoCADの学生版の機能

AutoCADの学生版の機能面は、通常版と同じです。通常版に搭載されている全ての機能を、学生版でも使用することができます。学生版だからといって、一部の機能が制限されているようなことはありません。

AutoCADは、ひとつのライセンスで最大3台のデバイスまで使用することが可能ですが、それも変わりません。そのため、自宅にあるパソコンと、学校で使用するパソコンにそれぞれインストールするということも可能です。

AutoCAD学生版の価格

AutoCADは通常、使用するためにサブスプリクション契約を結ばなければなりません。しかし、AutoCADの学生版は、無料で使用することができるため学生版の条件を満たしている間は、常に無料であり、学生版を継続使用しているからといって、追加料金が請求されることはありません。

また、AutoCADの学生版には、オプションなどは用意されていないです。そのため、機能を追加するために、料金を支払わなければならないということもありません。

AutoCAD通常版との違い

AutoCADの通常版と学生版は、使用できる人の範囲が違います。通常版は、13歳以上の人であれば、料金を支払うことで誰でも使用することができます。

それに対して学生版は、13歳以上で、なおかつ学生版の対象となる教育機関に在籍している人しか使用することができません。教育機関であればどこでも良いわけではなく、AUTODESK社が認定しているところに在籍している必要があります。

また、許される使用目的も違います。通常版であれば、趣味や仕事など、どのような使い方をしても特に問題はありません。しかし、学生版は、実務使用が禁止されています

学生版はあくまでも、AutoCADや設計について学習するために、無料で提供されているものです。実務使用は、学習の範疇を超え、商用利用のように解釈されるため、学生版ではしてはいけないことになっています。

その他には、技術サポートの有無という違いもあります。通常版であれば、AUTODESK社のサイトにアクセスし、自らのアカウントを使用してログインした状態で、AutoCADに関する様々なことを質問することが可能です。

しかし、学生版のライセンスは、その技術サポートの対象外となっています。そのため、技術的な問題を解決するためには、技術サポートの使用以外の方法を選択しなければなりません。

教育機関版とは基本的に同じ

AutoCADには、教育機関版というものもあります。基本的には学生版と内容が同じで、使用できる人や、使用するための手続きが違うだけです。学生版と教育機関版を合わせて、アカデミック版と呼ばれることもあります。

教育機関版と学生版と何が違うのか、困惑してしまう人もいるかも知れません。けれど、機能面に関しては、学生版と同じものと見なして特に問題はないです。

AutoCADの学生版の使用申請方法

AutoCADの学生版を使用するためには、学生であることを証明する必要があります。申請方法は以下の通りです。

  1. まずは、AutoCADを提供しているAUTODESK社に、学生版専用のアカウント登録をしましょう。
    AutoCADの学生版を使用するために必要なのは、Eメールアドレスと、学生を証明できる書類です。まずはメールアドレスを使用して、アカウントを作成します。
  2. その後、学生であることを証明する手続きが必要です。本名を入力し、学校に入学した年月、卒業予定の年月を入力します。
  3. そして、学生だと証明できる書類を、画像形式でアップロードしましょう。学生証の他、成績証明書や授業料の領収書などの書類でも問題ありません。
    なお、その書類に書かれている名前は、アカウントに紐付けしてある名前でなければなりません。
  4. 書類を送信して手続きが完了すると、AUTODESK社側で審査が行われ、認められると学生版を使用できるようになります。
    審査後に届くメールに記載されているURLを経由して、学生版のAutoCADがインストール可能です。

学生がAutoCADを最大限に使うためには

学生がAutoCADを最大限に使うためには

それでは学生がAutoCADを最大限に使うにはどうしたら良いのでしょうか。

学生版でAutoCADを使いこなせるようになっておく

AutoCADの学生版は、実務使用をすることができません。そのため、AutoCADを使いこなすために有効活用するようにしましょう。

AutoCADの学生版は、実際に設計の現場で使用されている、通常版と同じ機能を備えています。つまり、学生の内にAutoCADを使いこなせるようになっていれば、そのまま社会に出ても、設計の現場で活躍できる可能性があるというわけです。

そして、AutoCADを十分に使いこなせるということは、ステータスにもなります。就職面接でアピールの材料として使ったり、履歴書に書いたりするなど、将来的に有効活用できる可能性が高いです

AutoCADを使った作業効率を上げるには、ショートカットを覚えることが効果的です。この記事では、AutoCADの操作性が上がる便利なショートカットやショートカットキー使用の注意点、カスタマイズ方法などを解説しておりますので、参考にしてください。

AutoCADのショートカット一覧!

使用するパソコン選びに注意

AutoCADを使用するためにはパソコンが必須ですが、そのパソコンには、AudoCADを稼働させるのに十分なスペックが求められます。特にCPUとGPU、メモリの3点が重要で、スペックが低ければ、AutoCADを満足に使用できないかもしれません。
AutoCADの学生版は、機能的には通常版と同じなので、パソコンに必要となるスペックは変わりません

学生の人の中には、パソコン購入のために使用できる予算が少ないという人も大勢いるでしょう。しかし、AutoCADを最大限に使用するのであれば、十分なスペックを持ったパソコンを用意してください。

学生版で、せっかく無料で使えるにもかかわらず、パソコンのスペック不足で満足に使えないということには、ならないようにしましょう。

Macユーザーの方は、AutoCAD for Macをインストールすることが出来ます。こちらの記事で紹介しておりますので、ご参照くださいませ。なお、AutoCAD for Macにも学生版の提供があります。

AutoCADをMacに入れる方法!Windowsとの違いも解説

短期間で効率的に学ぶ方法を選ぶ

AutoCADの学生版は、1年ごとに更新することで、継続的な使用が可能です。しかし、あくまでも学生である内だけ使用できるため、卒業するタイミングが実質的な期限となります。

人によっては、3年程度しか、学生版を使えないということもあるでしょう。そのような人は、限られた期間の中で、しっかりとAutoCADや設計について学ぶ必要があります。

AutoCADは、色々と機能を試してみて、使い方を身に付けていくということも不可能ではありません。しかし、それでは非効率で、時間がかかってしまいます。学生版が有効の内に、使い方を身に付けたいのであれば、教材やセミナーを活用して学習すると良いでしょう。

AutoCADは、CADソフトの中でもシェア率が高いため、教材として使用できる本や動画は数多くあります。AutoCADに関して書かれている教本や、動画を参考にするのもよいですが、独学だと時間がかかってしまったり挫折することもあるでしょう。

効率的に確実にAutoCADを学びたい方は「AutoCAD基礎セミナー講習」の受講をおすすめします。

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学生はAutoCADの学生版を有効活用すべき

AutoCADの通常版を使用するためには、コストがかかります。しかし、学生であれば、通常版と遜色のない学生版を、無料で使用することができます
そのため、学生で、AutoCADを使いこなしたいと考えている人は、学生であることを最大限に活かして、学生版を使いましょう。

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