エクセルで日付や数値の表示形式を自由に変更したいときに便利なのが、「TEXT(テキスト)関数」です。
本記事では、テキスト関数の基本的な使い方から、よく使われる表示形式の一覧までを解説します。
また、関数の学習に役立つテキストやおすすめの学習方法についても紹介しているので、これからエクセル関数を身につけたい方はぜひ参考にしてください。
エクセルのテキスト関数とは?
テキスト関数とは、エクセルで数値や日付・時刻などのデータを、指定した書式で文字列として表示するための関数です。
基本の構文は、「TEXT(値, 表示形式)」 となっており、「値」には変換したいセルや数値を指定し、「表示形式」には表示したいフォーマットを入力します。
テキスト関数を使うことで、ほかの文字列と連結できたり、簡単に見やすい表示に整えたりできます。
データの内容はそのままに、見た目だけを変更できるため、業務でエクセルを活用する際にはぜひ覚えておきたい関数です。
また、エクセルの基本的な使い方がまだ曖昧な方は、以下の記事を参考にしてください。エクセルで計算したり、表やグラフを作成したりする方法について解説しています。
エクセルのテキスト関数で使われる主な表示形式
テキスト関数の引数には、表示形式を指定する必要があります。以下は、テキスト関数でよく使われる表示形式の一覧です。
| 表示形式 | 内容 | 例(変換後の表示) |
| yyyy | 4桁の西暦 | 2025 |
| yy | 西暦の下2桁 | 25 |
| e | 和暦の年 | 7 |
| ggg | 元号 | 令和 |
| m | 月 | 1 |
| d | 日 | 1 |
| aaaa | 曜日 | 水曜日 |
| G/標準 | 入力された値をそのまま表示 | 入力内容そのまま |
| hh | 時間(時) | 09 |
| mm | 時間(分) | 30 |
| ss | 時間(秒) | 45 |
| # | 数字の表示 | 1 |
| . | 小数点 | 1.5 |
| , | 桁区切り | 1,000 |
| % | パーセント | 50% |
| ¥ | 通貨(円記号) | ¥1,000 |
これらの表示形式を適切に使うことで、見やすく整った資料や帳票の作成が可能になります。
また、エクセルの使い方を一から学びたい方は、Excel基礎セミナー講習がおすすめです。Excel基礎セミナー講習なら、プロの講師からエクセルの基本的な操作方法や関数の使い方を学べます。特に、これからエクセルの勉強を始めようと考えている方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください。
エクセルのテキスト関数の使用例
セルA1に「2025/1/1」といった日付が入力されているとします。この日付に対応する曜日を表示したい場合、テキスト関数を使えば簡単に実現できます。
テキスト関数を使って曜日を出力する方法は以下のとおりです。
- 曜日を出力したいセルを選択する
- 「=TEXT」と入力してTabキーを押す
- A1セルをクリックする
- 「,」を入力する
- 表示形式として「”aaaa”」を入力してEnterキーを押す

「aaaa」は曜日を表す表示形式であるため、この例では2025年1月1日の曜日である「水曜日」がセルに出力されます。
テキスト関数とほかの文字列を組み合わせる方法

テキスト関数では、「&」を使えばほかの文字列との連結も可能です。これにより、数値や日付を指定の書式で整えたうえで、文章の一部として自然に組み込むことが可能です。
例えば、セルA1に「2025/1/1」という日付が入っているとします。この日付を使って、「今日は水曜日です。」という文を作りたい場合、以下のようにテキスト関数と&を組み合わせます。
このとき、文字列はダブルクォーテーションで囲むようにしましょう。
エクセルのテキスト関数とユーザー定義の違い
エクセル関数とユーザー定義は、どちらも設定した表示形式で出力できますが、目的と使い方に違いがあります。TEXT関数は値を文字列に変換して表示するのに対し、ユーザー定義は表示形式の変更で見た目だけを変更します。
テキスト関数は関数の結果が文字列になるため、計算には使えません。一方、ユーザー定義は元の数値を保持したまま表示形式だけを変えるため、数式での再利用が可能です。
これらの特性を理解し、用途に応じて使い分けましょう。
また、エクセルを効率的に使うには、ショートカットキーの活用が欠かせません。以下の記事では、エクセルでよく使うショートカットキーを厳選して紹介しているので、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
エクセルのユーザー定義で表示形式を変更する方法
エクセルのユーザー定義を使って「2025/1/1」を「2025年1月1日」と表示したい場合、以下の手順で設定できます。
- 対象のセルを選択する
- 右クリックして「セルの書式設定」を選択する

- 表示形式タブから「ユーザー定義」を選択する
- 種類で「yyyy”年”m”月”d”日”」を選択して「OK」ボタンをクリックする

ユーザー定義を使えば、元のデータを変更することなく、見た目だけを自由に整えられます。日付以外にも、数値や通貨の表記など幅広く応用が可能です。
用途に合わせてテキスト関数と使い分けましょう。
エクセルの関数を学ぶのにおすすめのテキスト5選
エクセルの関数を学ぶなら、テキストがおすすめです。テキストなら、エクセルよく使う関数がわかりやすくまとめられているため、効率的に学習できます。
エクセルの関数を学ぶのにおすすめのテキストは以下の5つです。
| タイトル | 著者 | 発売日 |
| Excel関数の基本が学べる教科書 (一冊に凝縮 Compact Edition) | 青木 志保 | 2024年8月2日 |
| よくわかる これだけ覚えて!仕事がはかどるExcel関数 | 富士通ラーニングメディア | 2023年6月29日 |
| できるポケット 時短の王道 Excel関数全事典 改訂4版 | 羽山 博士 | 2025年3月17日 |
| いちばん詳しいExcel関数大事典 増補改訂版 | 国本 温子 | 2023年5月30日 |
| すぐ使えるかんたんbiz Excel関数+組み合わせ 効率UPスキル大全 Copilot対応 | 井上 香緒里 | 2025年6月4日 |
これらのテキストの特徴について見ていきましょう。
①Excel関数の基本が学べる教科書 (一冊に凝縮 Compact Edition)

引用:Amazon
本書は、関数の基本的な使い方から、実務で役立つ応用的な活用法までを網羅した一冊です。関数の種類ごとに分類されており、目的の関数をすぐに探せるため、リファレンス本としても重宝します。
また、練習用ファイルも付属しているので、実際に手を動かしながら学習を進められるのもメリットです。
エクセルの基本操作はできるけれど、関数には自信がないという方に、特におすすめの内容となっています。
②よくわかる これだけ覚えて!仕事がはかどるExcel関数

引用:Amazon
本書は、仕事で使用頻度の高い129の関数が解説されているリファレンス本です。具体的な使用例とともに解説されているため、実務で活用するイメージがしやすいでしょう。
また、B6サイズのコンパクトな判型で、外出先や職場への持ち運びにも便利なのも嬉しいポイントです。
さらに、学習データをダウンロードすることで、自分で関数の結果を確認できるため、より理解が深まります。
仕事で最低限の関数だけをしっかり身につけたいという方は、ぜひ本書をチェックしてみてください。
③できるポケット 時短の王道 Excel関数全事典 改訂4版

引用:Amazon
大手書店チェーン調べで、2025年時点において11年連続売上No.1を誇る人気のエクセル関数の解説書です。対応している関数は522種類にのぼり、目的に応じて使い分けができるよう、豊富な使用例とともに解説されています。
また、関数や演算子の入力方法といった基礎的な内容も含まれているため、エクセル初心者でも安心です。仕事でエクセルを日常的に使うビジネスパーソンは、ぜひ一冊手元に置いておいてはいかがでしょうか。
④いちばん詳しいExcel関数大事典 増補改訂版

引用:Amazon
本書では、510種類のエクセル関数が紹介されています。関数ごとの使用例が豊富に掲載されており、どの場面でどの関数を使えばよいかが直感的に理解できます。
関数とはという基礎的な部分から学習できるため、本書を読むにあたって前提知識は必要ありません。さらに、関数だけでなく、条件付き書式やショートカットキー、小計機能などの便利機能も網羅されているのが特徴です。
エクセルをより深く使いこなしたい方に最適な一冊です。
⑤すぐ使えるかんたんbiz Excel関数+組み合わせ 効率UPスキル大全 Copilot対応

引用:Amazon
本書は、エクセル関数を使って業務を効率化したいビジネスユーザーに向けた実用書です。
データの集計や検索、抽出といった基本操作から、条件分岐や表の参照、データ分析まで、実務で役立つ関数の使い方が目的別に整理されており、仕事の現場ですぐに活用できる内容となっています。
また、生成AI「Copilot」と連携して関数を活用する方法も紹介されているので、最新のエクセル活用スキルを身につけたい方にもおすすめの一冊です。
エクセルの関数をテキスト以外で学ぶなら
エクセルの関数をテキスト以外で学ぶなら、以下のような方法が選択肢となります。
- パソコン教室で学ぶ
- 講座で学ぶ
これらの学習方法について見ていきましょう。
①パソコン教室で学ぶ
パソコン教室では、講師のサポートを受けながら直接エクセルの操作を学べるのが大きなメリットです。質問があればその場ですぐに解決できるため、つまずくことなく学習を進められます。
特に、個別指導や少人数制のクラスを取り入れている教室では、初心者でも無理なくステップアップできるでしょう。
さらに、エクセル以外のパソコンの基礎知識も身につけられることが多いため、パソコン自体に苦手意識を持っている方には、特におすすめです。
②講座で学ぶ

テキストを使った学習よりも効率的にエクセルの関数を習得したいなら、講座の受講がおすすめです。講座なら体系的に組まれたカリキュラムをこなすだけで、着実にスキルアップが期待できます。
特に、Excel基礎セミナー講習では、エクセルで使用頻度の高い関数の使い方について学べます。
また、ピボットテーブルやダッシュボードなど、応用的な内容も多く含まれているため、仕事でエクセルを使う方には特におすすめです。
受講形態も複数あり自分のペースで学べるので、気になる方はぜひ詳細をチェックしてみてください。
セミナー名 Excel基礎セミナー講習 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
エクセルのテキスト関数についてのまとめ
今回は、エクセルでよく使われるテキスト関数の基本的な使い方や、表示形式の種類、ほかの文字列との組み合わせ方法について解説しました。
テキスト関数を使えば、日付や数値を自由な形式で表示できるため、活用することで見やすい資料を作成できます。
また、ほかの文字列と組み合わせれば、定型文を自動生成するような使い方もできるので、日々の業務の効率アップに役立ちます。テキスト関数は実務でも頻繁に使われる便利な機能なので、テキストや講座でしっかり習得しておきましょう。