【2026】PowerPoint研修おすすめ7選!研修の種類と導入するべき理由を解説

「PowerPointのスキルを社員に身につけさせたい」「おすすめのPowerPoint研修が知りたい」という方もいるでしょう。現在は生成AIを用いて資料を作成できるものの、情報の優先順位が伝わりにくかったり、文字や図表を詰め込みすぎて、要点が伝わらない資料になることもあります。

そこで本記事では、法人向けにおすすめのPowerPoint研修を紹介します。研修を選ぶ際のポイントや、受講によって身につくスキルも解説するので、自社の目的や社員のレベルに合う研修を探している方は参考にしてください。

PowerPoint研修とは

PowerPoint研修とは、研修会社やIT企業などが提供する、PowerPointの操作方法や資料作成の考え方を学ぶ研修・講座のことです。新入社員研修の一環として実施するケースと、営業部門や企画部門など特定の部署に向けて実施するケースに分かれます。

同じPowerPoint研修という名前でも、扱う範囲は操作の習得からプレゼンテーションの実演まで幅広く、自社が解決したい課題によって選ぶべき研修が変わります。

PowerPoint研修の種類

PowerPoint研修を比較するうえで最初に理解しておきたいのが、研修の種類です。PowerPoint研修は大きく以下の3つに分けられ、講師も演習内容もまったく別物です。

種類 主に習得する内容
操作を教える研修 図形の整列、スライドマスターの編集、アニメーションの設定などを習得
資料の設計を教える研修 誰に何を伝え、どう行動してもらうかを先に決めてからスライドを作る
デザインを教える研修 配色やフォント、余白、図表の見せ方など、情報を視覚的に分かりやすく伝える方法を習得する

上記3つの違いは、「PowerPointを効率的に操作できるようにするか」「相手に伝わる順番で情報を組み立てられるようにするか」「内容を視覚的に分かりやすく表現できるようにするか」という点にあります。

この3つを混同したまま研修会社に問い合わせると、「操作研修を頼んだのに構成の話ばかりだった」「デザイン研修を頼んだのにショートカットキーの練習で終わった」といったずれが起こります。

PowerPoint研修で学べる内容

PowerPoint研修で扱われる範囲は、大きく分けて操作、レイアウト、構成、デザイン、資格対策の5領域です。研修会社によってどこに重心を置くかが異なるため、まずは学べる内容の全体像を押さえておきましょう。

学べる内容 概要
基本操作 スライドの追加やプレースホルダーの扱い、図形・画像・表・グラフの挿入など
レイアウトとスライドマスター スライドマスターによる書式の一括管理、テンプレートの作成と適用など
資料の構成設計 伝えたいメッセージの整理、ストーリーの組み立てなど
デザインの基本 余白と配置、フォントの選び方、色数の絞り込みなど
資格対策 MOSの試験範囲に沿った学習

このうち、基本操作とレイアウトは半日程度でも扱えますが、構成設計とプレゼンテーション実演まで含めると1日以上の研修時間が必要になります。研修時間が短い講座では、カバーできる領域が異なると考えてください。

なお、MOS資格の取得も社員に取得して欲しいという方は、以下の記事でおすすめのMOSセミナーも紹介していますので、あわせてご覧ください。

【2026】MOSセミナーのおすすめ5選!受講のメリットや講座の選び方などを解説

法人がPowerPoint研修を導入するべき理由

法人がPowerPoint研修を導入するべき理由

PowerPointは、マニュアルを読まなくてもある程度は操作できるツールです。そのため、Excelや専門ソフトと比べて研修の優先度が下がりやすい傾向があります。法人がPowerPoint研修を導入するべき理由は、主に以下の3つです。

  1. 資料作成にかかる工数を削減するため
  2. 資料の品質と作成ルールを統一するため
  3. 生成AIが作成した資料を適切に修正するため

①資料作成にかかる工数を削減するため

法人がPowerPoint研修を導入するべき理由の1つは、資料作成にかかる工数を削減するためです。

株式会社ストリームラインが、BtoB企業に勤める23~59歳の男女300名を対象に2025年9月に実施した調査では、週11時間以上を資料作成に費やしている人が58.4%にのぼりました。

資料作成業務に関する調査

出典:株式会社ストリームライン/PRTIMES

上記の調査から、資料作成が多くのビジネスパーソンにとって業務上の負担になっていることがわかります。資料作成の負担は、PowerPointの操作だけでなく、内容を考える、情報を視覚的に整理する工程にも発生していると考えられます。

②資料の品質と作成ルールを統一するため

社員ごとの資料の品質や作り方を統一することも、法人がPowerPoint研修を導入するべき理由です。

PowerPointは独学でもある程度使えるため、社内で正式な操作方法を教わらず、それぞれが自己流の作り方を身につけているケースがあります。その結果、自己流の資料作成によって以下のような問題が起こります。

  • 文字や図形の位置がそろわない
  • 全ページを個別に修正する必要がある
  • 部署や担当者ごとに見た目が異なる

PowerPoint研修を全社または部署単位で実施すれば、スライドマスター、フォント、図表の使い方など、資料作成の基本ルールを統一できます。

③生成AIが作成した資料を適切に修正するため

生成AIの普及によって求められるスキルは、すべてのスライドをゼロから作る力から、生成された下書きの良し悪しを判断し、目的に合わせて編集するスキルへ変化しています。近年では、生成AIを活用して資料を作成するビジネスパーソンも多いですが、100点の仕上がりを目指すことは難しいのが実情です。

そのため、Copilotなどの生成AIを導入している企業は、基本操作だけを扱う研修ではなく、資料構成、情報整理、スライドマスター、生成された資料の確認・修正まで学べる研修を導入して、よりクオリティの高い資料を作れるようになることが求められています。

PowerPoint研修の選び方

PowerPoint研修の選び方

ここでは、目的や予算で選ぶといった一般的な基準ではなく、法人がPowerPoint研修を選ぶ際に実務で効くポイントを3つ紹介します。

  1. 操作・構成・デザインのどこで詰まっているかまで分解する
  2. 自社のテンプレートを研修に持ち込めるかを確認する
  3. 演習にどれだけ時間が割かれているかを見る

①操作・構成・デザインのどこで詰まっているかまで分解する

PowerPoint研修を選ぶ時に多いのが、「社員のPowerPointのレベルを上げたい」という漠然とした要望です。この状態のまま研修会社に問い合わせると、各社が得意な領域の提案が返ってくるだけで、比較の軸が定まりません。

まず、社内で問題になっている資料を数枚集めて、次の3つのどの領域に該当するかを分類してみてください。

操作の問題 図形がそろっていない、表やグラフの体裁が崩れている、修正に時間がかかる
構成の問題 結論がどこにあるか分からない、スライドの順番に流れがない、1枚に情報を詰め込みすぎている
デザインの問題 フォントと色が統一されていない、余白がなく読みづらい、装飾が過剰

なお、この分類は受講対象者によっても変わります。

新入社員であれば操作から入るのが自然ですが、営業・企画部門の中堅社員は、操作ができても構成でつまずいていることが多く、操作中心のPowerPoint研修を受けさせると「知っていることばかりだった」という感想で終わりがちです。対象者の課題に応じて講座を分けましょう。

なお、PowerPoint研修を受講する前にある程度の基礎知識は身につけておきましょう。以下の記事で、基礎的な使い方やPowerPointの概要も紹介していますので、あわせてチェックしてください。

【2026】Microsoft PowerPointとは?主な使い方や価格・作成する3つのコツも紹介

②自社のテンプレートを研修に持ち込めるかを確認する

研修を受けた直後は誰もが丁寧に資料を作りますが、数週間で元の作り方に戻ってしまう企業は少なくありません。原因の多くは、研修で使った教材と、実務で使う自社テンプレートが別物であることにあります。

研修会社が用意した無地のスライドで演習をすると、受講者は研修用のきれいな作り方を覚えて帰ります。ところが実務では、会社指定のテンプレートやスライドマスターが決まっていて、ヘッダーやフッター、配色があらかじめ固定されています。

一社研修やオーダーメイド型のPowerPoint研修を選ぶ場合は、自社のテンプレートや実際の提案資料を演習素材として持ち込めるかを見積もり段階で確認してください。

③演習にどれだけ時間が割かれているかを見る

PowerPoint研修の時間のうち、講義と演習がどう配分されるかで、受講後に実務で活用できるかが変わります。PowerPointは、聞いて理解できても手が動かさなければ実務では使えません。

そのため、問い合わせ時には、次の点を確認しておきましょう。

  • 資料を操作する演習の時間が全体のどれくらいを占めるか
  • 演習は個別の課題か、グループワークか
  • 作成した資料に対して講師からフィードバックがあるか
  • 受講後に見返せる教材やマニュアルが配布されるか

演習時間が短く、講義が長い研修は避けた方が無難です。

PowerPoint研修おすすめ7選

PowerPoint研修おすすめ7選

ここからは、法人で利用できるおすすめのPowerPoint研修を7つ紹介します。

研修名 運営元 種別 対象レベル
PowerPoint基礎セミナー講座 GETT Proskill eラーニング 初心者〜上級者
PowerPoint基礎研修パッケージ Schoo eラーニング 初心者
PowerPoint講座 フロンティアリンク 対面 初心者〜上級者
PowerPointコース 大塚商会 対面/オンライン/eラーニング 初心者〜上級者
人を動かすPowerPoint資料の作り方研修 インソース オンライン/対面 中級者~上級者
PowerPoint研修【スライド作成スキルを強化する】 リスキル オンライン/対面 初心者~中級者
PowerPoint研修 アイクラウド オンライン/対面 初心者~上級者

①PowerPoint基礎セミナー講座|GETT Proskill

PowerPoint基礎セミナー講座 GETT Proskillの「PowerPoint基礎セミナー講座」は、PowerPointを初めて使用する方でも、スライド作成からプレゼンテーションの設定まで体系的に学べるeラーニング講座です。主なカリキュラムは以下のとおりです。

  • スライドの作成
  • レイアウト編集と資料構成の設計
  • テキスト・図形・画像を活用したスライドデザイン
  • 表・グラフ・SmartArtを使った情報整理
  • 画面切り替えとアニメーションの設定
  • スライドショー、配布資料、ノートの作成

PowerPoint基礎セミナー講座の魅力は、先述した3つのPowerPoint研修の「操作・構成・デザイン」をカバーしている点です。

また、動画は一時停止や繰り返し視聴ができるため、社員が自分の理解度や業務時間に合わせて受講できます。まずは以下のリンクから詳細を確認してみてください。

セミナー名PowerPoint基礎セミナー講座
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)11,000円〜
受講期間2日間
受講形式eラーニング

②PowerPoint基礎研修パッケージ|Schoo

「PowerPoint基礎研修パッケージ」は、PowerPointの基本的な操作を学び、プレゼンテーション用の資料作成から準備までできる状態を目指す研修です。PowerPointの基礎を身につけたい社員に広く利用できます。

時間や場所を選ばない研修のため、効率的にPowerPointの基礎知識をインプットすることが可能です。また、一人ひとりのスキルレベルや職種に合わせて研修を自由にカスタマイズできる点も魅力と言えるでしょう。

③PowerPoint講座|フロンティアリンク

フロンティアリンクでは、PowerPointの操作から資料構成、プレゼンテーションまで、目的別の1日速習講座を提供しています。PowerPointの講座だけで7つ用意されており、受講スタイルはレベルごとに異なります。

講座名 受講スタイル
PowerPoint初級 個別/集合研修
PowerPoint応用 個別/集合研修
PowerPoint超速 集合研修
PowerPoint実践 集合研修
シンプルプレゼンテーション実践 集合研修
PowerPointシナリオ作成入門 集合研修
Office入門 1日速習講座 個別/集合研修

2名以上でのセット受講や、複数講座の申込みに対する割引制度も用意されています。少人数を公開講座へ参加させたい企業や、対象者ごとに異なる講座を受講させたい企業に適しています。

④PowerPointコース|大塚商会

大塚商会では、PowerPointを初めて使う方向けの「PowerPoint基礎」から、資料構成・デザイン、プレゼンテーションスキルを学ぶコースまで提供しています。法人向け限定のサービスで、定期開催研修のほか、企業向けの来場・出張研修にも対応しています。

主なコースと学習内容は以下のとおりです。

コース名 学習内容
PowerPoint基礎 基本操作、図表、アニメーション、スライドマスターなど
PowerPoint伝わる資料作成 前編 要件定義、ストーリー構成、言葉の使い方
PowerPoint伝わる資料作成 後編 操作テクニック、レイアウト、デザインの基本
プレゼンテーション・スキルアップ 資料を使って効果的に伝えるための発表スキル

PowerPoint基礎は1日、伝わる資料作成の前編・後編は各0.5日です。受講するコースによって時間が異なります。

⑤人を動かすPowerPoint資料の作り方研修|インソース

インソースの「人を動かすPowerPoint資料の作り方研修」は、PowerPointの基本操作よりも、読み手に伝わり、行動を促す資料の設計とデザインを学ぶ研修です。主なカリキュラムは以下のとおりです。

  • ビジネスにおける「よい資料」の定義
  • 資料を読む相手とゴールの設定
  • AIDMAを用いた情報整理
  • プレゼンテーションのパターンを使った構成設計
  • 黒文字による資料の骨組み作成など

若手、中堅、リーダー、管理職が対象とされており、PowerPointを我流で使ってきた方や、提案書・報告書などの効果を高めたい方が研修の対象です。

⑥PowerPoint研修【スライド作成スキルを強化する】|リスキル

リスキルの「PowerPoint研修【スライド作成スキルを強化する】」は、PowerPointの基本操作と、わかりやすいプレゼンテーション資料の作成方法を学ぶ一社向け研修です。PowerPoint初心者の方が対象ですが、見栄えの良い資料作成のノウハウが身につくため、スキルアップしたい中級者以上の方にもおすすめです。

想定研修時間は6時間で、企業の要望に応じて変更できます。オンライン研修にも対応しており、カリキュラムのカスタマイズには別途料金がかかりません。

⑦PowerPoint研修|アイクラウド

アイクラウドのPowerPoint研修は、社員のレベルや目的に応じて選べる4つのコースで構成されています。作業効率、アニメーション、資料構成、スピーチまで段階的に学べる点が特徴です。

コース 学習内容
魅せるためのプレゼン資料作成テクニック 基本操作、文字・段落書式、図形・画像、表・グラフ、スライドマスター
「いまの2倍魅せる」効率的な作成テクニック 作業効率と実践的な資料作成
動きで魅せるプレゼンデータ作成テクニック 画面切り替え、アニメーション、投影資料の設計
プレゼンテーション実践演習 スライド構成、資料作成、話し方、スピーチ

受講形式は、自社会議室またはアイクラウド研修会場での集合研修と、全国から参加できるオンラインライブ研修です。企業独自のカリキュラムを構築できるほか、研修前のスキルチェックや研修後の効果測定レポートも利用できます。

PowerPoint研修についてのまとめ

PowerPoint研修を導入する際は、社員が操作・構成・デザインのどこでつまずいているのかを明確にすることが重要です。また、生成AIで資料の下書きを作れるようになった現在も、情報の正確性を確認し、不要な内容を削り、自社の目的やテンプレートに合わせて修正する力は必要です。

研修を比較する際は、自社資料を演習に使えるか、実際にPowerPointを操作する時間が十分にあるか、講師からフィードバックを受けられるかまで確認しましょう。自社の課題に合った研修を導入すれば、社内資料の品質統一や提案力の向上にもつながります。

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