ゲームの開発に欠かせないのがゲームエンジンですが、そんなゲームエンジンの中でも特に人気なのが、「Unity」と「Unreal Engine」の2つです。
初心者に優しい操作性を誇るUnityと、高品質なグラフィックを実現できるUnreal Engineは、それぞれ異なる特徴を持っており、開発者のニーズに応じて選ばれています。
本記事では、UnityとUnreal Engineの特徴を比較し、それぞれの利点について詳しく解説します。
Unityの特徴

Unityは、アメリカのUnity Technologiesが開発したゲームエンジンで、以下のような特徴を備えています。
- 初心者でも扱いやすい
- 開発素材が充実している
- 無料で利用できる
これらの特徴について詳しく確認していきましょう。
特徴①初心者でも扱いやすい
Unityは直感的なユーザーインターフェースを採用しており、プログラミング未経験者でもスムーズに操作できる点が魅力です。
簡単なゲームであれば、ドラッグ&ドロップ操作でゲームオブジェクトを配置し、簡単にプロジェクトを進行できます。
また、公式サイトやYouTubeには初心者向けのチュートリアルが充実しているため、ゲーム開発の基礎を独学で学びながら進められるのも魅力です。
さらに、C#を使ったスクリプトのサンプルコードも豊富に用意されているので、初心者がプログラミングに初めて挑戦する最適な環境といえるでしょう。
これらの特徴により、Unityはゲーム制作を始める第一歩として多くの人に選ばれています。
なお、Unityの学習が無料でできるプラットフォームであるUnity Learnから公式チュートリアルを行う方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
Unityで人気のチュートリアルや、チュートリアルを使ううえでの注意点について解説しています。
Unityをなにから始めたらよいのかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。
特徴②開発素材が充実している

引用:Asset Store
Unityは、公式の「Asset Store」を通じて、クリエイターが作成した多数の素材を提供しています。このAsset Storeでは、2D・3Dモデルやテクスチャ、アニメーションなど、開発に必要な要素を購入、または無料でダウンロードできます。
これにより、専門的なスキルがなくてもプロ仕様のゲーム開発ができるのが魅力です。
Asset Storeで提供されているリアルなキャラクターモデルや環境エフェクトを組み込むことで、ゲームの品質を一気に高められます。
また、これらの素材は自由に編集可能なため、オリジナリティを持たせたカスタマイズも簡単です。初心者からプロまで活用できる開発素材が充実していることは、Unityの大きな強みといえるでしょう。
特徴③無料で利用できる
Unity Personalプランなら、無料でUnityの利用を開始できます。Unity Personalプランは、年間収益が一定額以下の個人開発者や小規模チームが利用できるプランで、商用利用も可能です。
なお、無料版でもほとんどの機能が制限なく利用できるため、費用をかけなくても十分開発を進められます。
コストを抑えて高品質なゲームやアプリを開発できる点が、数あるゲームエンジンからUnityが選ばれる理由の一つでしょう。
Unreal Engineの特徴
Unreal Engineは、Epic Games社が提供するゲームエンジンで、以下のような特徴を備えています。
- グラフィックスの性能に優れている
- マルチなプラットフォームに対応している
- 無料で利用できる
これらの特徴について詳しく確認していきましょう。
特徴①グラフィックスの性能に優れている
Unreal Engineは、ほかのゲームエンジンと比較してグラフィックの表現に優れているのが大きな特徴です。
この優れたグラフィックス性能を活用することで、オープンワールドのゲームやリアルな映像表現を必要とする作品を制作できます。
実際、ゲーム開発だけでなく、映画やアニメの3Dグラフィックス作成に強いのもUnreal Engineの魅力です。
多くのゲームタイトルがUnreal Engineを採用しており、映画のような没入感を提供するゲームが開発されています。
特徴②マルチなプラットフォームに対応している
開発したいプラットフォームとゲームエンジンの互換性がなければ、ゲーム開発は行えません。
Unreal Engineなら複数のプラットフォームに対応しているため、さまざまな環境で開発したゲームを遊べます。
WindowsやMac、Linuxなどのパソコンだけでなく、iOSやAndroidなどのモバイル、PlayStationやXbox、Nintendo Switchなどのコンシューマーにも対応しています。
特徴③無料で利用できる
Unityと同様、Unreal Engineも基本料金は無料で利用できるゲームエンジンです。
Unreal Engineを使って開発したゲームの売り上げに応じてロイヤリティを支払う必要はありますが、本格的に収益化をしてない場合は、料金の支払いは発生しません。
そのため、個人で開発をする方や、趣味でゲーム開発をしたい学生でも安心して利用できます。
UnityとUnreal Engineの違いは?
UnityとUnreal Engineの違いを以下の表にまとめてみました。
| Unity | Unreal Engine | |
| 重視される点 | ゲームの機能性 | グラフィックスやパフォーマンス |
| 得意分野 | モバイルアプリの開発 | ゲームデバイスの開発 |
| 作成できるゲームのジャンル | 2Dも3Dも作れる | 3Dゲームの作成には強いが2Dゲームの作成には弱い |
| プログラミング言語 | C# | C++ |
UnityとUnreal Engineには、重視される点や得意分野、プログラミング言語など、さまざまな違いがあります。
どちらのプラットフォームを使うかは、これらの違いを考慮したうえで選択するようにしましょう。
また、Unityの開発に使うプログラミング言語「C#」について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
C#の特徴やUnityでC#を使う方法、C#の学習方法などについて解説しています。
UnityとUnreal Engineがおすすめな人の特徴

UnityとUnreal Engineの特徴を比較したうえで、UnityとUnreal Engineがおすすめな人の特徴についてまとめてみました。
どちらのプラットフォームが良いか決めきれない方は、参考にしてみてください。
Unityがおすすめな人の特徴
使用するゲームエンジンとしてUnityをおすすめできるのは、以下のような特徴に当てはまる人です。
- 軽量なエンジンを求める人
- プログラミング初心者
- モバイルアプリや小規模ゲームの開発をしたい人
Unityは比較的軽量で、スペックの低いパソコンでも動作ができます。
また、Unityの方が学習リソースが揃っているため、プログラミング初心者でもスキルを身につけやすいのが特徴です。
さらに、モバイル対応に強く、小規模プロジェクトに適しているため、Unityは開発初心者や大規模な開発をしない人に向いているといえるでしょう。
Unreal Engineがおすすめの人の特徴
使用するゲームエンジンとしてUnreal Engineをおすすめできるのは、以下の特徴に当てはまる人です。
- 大規模な開発をしたい人
- リアルなグラフィックを重視する人
- プログラミング経験者
Unreal Engineは、グラフィックが綺麗かつ容量の重いゲームでもパフォーマンスに優れているため、コンソールやPC向けの大規模なゲーム開発に最適です。
また、習得難易度の高いプログラミング言語であるC++を使用するため、プログラミング未経験者だと少しハードルは高いでしょう。
これらの特徴からUnreal Engineは、高度な技術力を必要とする開発者や、グラフィックスやパフォーマンスを重視するプロジェクトを行いたい方におすすめのゲームエンジンといえます。
UnityとUnreal Engineが学べるセミナー
UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンを使いこなすには、しっかりとした学習が必要です。以下は、UnityとUnreal Engineが学べるおすすめのセミナーです。
- Unity基礎セミナー
- Unreal Engine(UE5)講座
これらのセミナーの特徴について見ていきましょう。
セミナー①Unity基礎セミナー
Unity基礎セミナーは、実践に即した内容をもとにUnityの基礎を学べるセミナーです。
会場に足を運んで受講する会場受講と、自宅からZoomをつなげて参加できるライブウェビナー、動画形式で学べるeラーニングの3つの形式から選択して学習できます。
セミナーでは実際に3D背景やキャラクターの作成や、FPSゲームを作成する流れを体験できます。
また、セミナーの最後には総合課題として、RPGの作成を行うので、セミナーを修了する頃には業務でUnityを使えるレベルまでスキルアップできるでしょう。
Unityを使ったことがない方でもついていける内容となっているので、これからUnityでゲーム開発に挑戦したいと考えている方は、ぜひ詳細についてチェックにしてみてください。
セミナー②Unreal Engine(UE5)講座

Unreal Engine(UE5)講座では、Unreal Engineでプログラミングを行う際のツールである「ブループリント」を使って、横スクロールゲームの作成方法についてを学べます。
当セミナーを修了する頃には、ブループリントの理解が深まり、Unreal Engineを使ったゲーム開発ができるようになるでしょう。
また、動画形式での講座になるので、自分のペースで学習ができるのも魅力です。
プログラミングの基本概念の理解や、モデリングの前提知識がある方が対象となっているため、現在のスキルをさらに飛躍させたい方は、ぜひ当セミナーをチェックしてみてください。
UnityとUnreal Engineについてのまとめ
今回は、UnityとUnreal Engineの特徴や、それぞれの違いについて解説しました。
Unityはモバイルアプリや小規模プロジェクトに適している一方、Unreal Engineは大規模開発や高品質グラフィックスを求めるプロジェクトに最適なゲームエンジンです。
両者の強みを理解し、プロジェクトの規模や目的に合ったゲームエンジンを選ぶことが大切です。