2D・3Dゲームの開発ができるUnityは、VRを作成することも可能です。VRはゲームや教育、医療など多岐にわたる分野で活用されており、今後も発展が期待できる技術です。
本記事では、Unityを使ってVRを開発するまでの流れや、活用事例を解説します。後半ではUnityを学べるセミナーも紹介しているので、Unityを使ったVR開発に興味を持つ方はぜひ参考にしてください。
UnityとVRの概要

UnityとVRは、現代のデジタルコンテンツ制作において、重要な役割を果たすツールと技術です。ここでは、Unityがどのようなゲーム作成ツールであるか、そしてVRがどのような技術かについて詳しく紹介します。
Unityとはゲーム作成ツール
Unityとは、2Dや3Dのゲームを作ることができるツールです。操作方法がわかりやすく、複雑なコードを書かなくても開発できるため、初心者の方にも愛用されています。
また、マルチプラットフォームに対応しているため、パソコンで作成したゲームでも、iPhoneやAndroid、PS4などの、さまざまなデバイスで動かせるのも特徴です。一度の開発で多様なデバイスに対応したゲームを提供できるため、リリースまでの手間と時間を削減できます。
Unityで開発された人気ゲームは以下の記事で解説しているので、さらに理解を深めたい方は参考にしてください。
VRとは特別な体験を作る技術
VR(Virtual Reality)とは「仮想現実」とも呼ばれており、専用のゴーグルをかけると、360度どこを見ても仮想の世界を提供する技術です。
まるで自分がその空間にいるような体験ができるのが特徴で、実際にその場にいなくてもリアルな感覚を味わえることから、近年注目を集めています。
主に、ゲームや映画などを見る際に利用されていますが、教育や医療業界でも取り入れられています。VRの利用範囲は今後も広がっていき、技術はますます発展していくでしょう。
Unityを使ったVR開発の事例
Unityを使ってVRが開発された事例を、以下の3つ紹介します。
- 教育分野
- 医療分野
- 建築分野
ゲーム以外にVRが開発されている事例を、チェックしておきましょう。
活用事例①教育分野
Unityを使ったVRの開発事例1つ目は、教育分野です。Unityを使って教育用のVRコンテンツを作成することで、学生が仮想空間内でさまざまな体験をすることが可能です。
例えば、古代遺跡を訪れる仮想ツアーを開発すると、学生は現地に行かなくてもリアルな遺跡を探索でき、歴史的背景や文化について深く学べます。
また、科学の授業では、分子構造を立体的に学ぶコンテンツ作りにも使われています。分子や化学反応を3Dで視覚化することで、イメージしにくい事象でもリアルに想像しやすくなります。
このように、教育分野にVRを利用することで、実際に体験することが難しい実験やフィールドワークを、仮想空間で行うことができます。授業に対する興味や理解が深まるため、学生の学習意欲を高める有効な手段です。
活用事例②医療分野
Unityを使ったVRの開発事例2つ目は、医療分野です。現場では主に、手術の練習や緊急時の対応などに活用されています。
例えば、手術の練習にVRを用いると、複雑な症状でも繰り返し練習することが可能です。すると、安全な方法でスキルを身に着けられ、医師の技術向上につながります。
さらに、緊急事態に対する訓練も仮想空間で行えるため、心肺蘇生の練習や、迅速な処置が求められる患者への初期対応のシミュレーションなども実現します。
活用事例③建築分野
Unityを使ったVRの開発事例3つ目は、建築分野です。特に、完成前の物件イメージを確認したいときに、VRの活用は効果的です。図面だけでは捉えにくい建物の詳細なデザインや、感覚をリアルに体験できるため、設計ミスの軽減につながります。
さらに、クライアントは完成後の建物を具体的にイメージしやすくなるため、プレゼンテーションの場で利用するのも有効な手段です。
上記の動画では、VR空間で自分の部屋を再現した事例が紹介されています。気になる方は、ぜひご覧ください。
UnityでVRを開発するまでの流れ3STEP

Unityを使ってVRを開発するためには、以下の3つの手順を踏みましょう。
- Unityをインストールする
- プロジェクトを作成する
- SDKをインストールする
それぞれ分かりやすく解説します。
STEP①Unityをインストールする
まずはUnityをインストールするために、Unityの公式サイトにアクセスしましょう。アクセスしたら、使用しているパソコンのOSに合ったUnity Hubのダウンロードリンクをクリックして、ダウンロードします。
ダウンロードが完了したら画面の指示に従ってインストールを進めて、UnityHubを起動します。続いて、UnityHub内でUnityエディターのバージョンを選択してインストールすると、Unityを実際に利用できます。
こちらの記事では、Unityをダウンロードする方法をさらに詳しく解説しています。Macユーザー向けの内容ですが、WindowsやLinuxを使用している場合でも手順は大きく変わらないため、ぜひ参考にしてください。
STEP②プロジェクトを作成する
Unityをパソコンにインストールできたら、VRを開発するためのプロジェクトを作成しましょう。まずは、UnityHubのテンプレートから「3D」を選択します。
次に「プロジェクトを作成」をクリックしたら、新しいプロジェクトが作成されます。なお、お使いのバージョンによって、操作手順が異なる可能性があるので最新の情報をご確認ください。
STEP③SDKをインストールする
新規プロジェクトを作成したら、次はSDKをインストールします。SDKとは、VRアプリを開発するための機能が揃ったソフトウェアです。
「XR Interaction Toolkit」や「Oculus Integration」などが代表的なため、目的や開発したい内容に応じて、SDKを選択してください。なお、SDKの詳しいインストール手順は、各社のサイトからご確認ください。
UnityでVRを開発するために必要なスキル
Unityを使ってVR開発を成功させるためには、いくつかのスキルが必要ですが、まずはUnityの知識・スキルを習得するとよいでしょう。
Unityの操作スキルを身につけるためには、最初に画面構成や基本操作を確認しつつ、シーンの作成やオブジェクトの配置、機能の追加と設定などの操作を覚えましょう。
また、VR特有の知識や技術に関する勉強も欠かせません。例えば、映像を制作するスキルや、プログラミングの知識も必要です。
Unityはプログラミングを使用しなくても作成は可能ですが、より高度な動きを取り入れたい場合は、C#などのプログラミング言語を取り入れる必要があります。
VR開発のためにUnityを学ぶ方法

Unityを学ぶには、大きく以下の2つがあります。
- 本や動画を利用する
- セミナーやスクールで教わる
それぞれのメリットを解説するので、自分に合った方法でUnityを操作できるようになりましょう。
学習方法①本や動画を利用する
Unityを学ぶ方法の1つ目は、本や動画を利用することです。Unityの操作方法を解説されている本や動画は多数あるため、それらを活用して独学で身につけるのも可能です。
独学であれば自分のペースで学習しやすく、勉強への費用も抑えられます。一方で、モチベーションが保ちにくく、諦めてしまいやすい点がデメリットです。
また、操作方法が分からないときにも、周囲に聞ける人がいなければ解決されないため、習得までに時間がかかる恐れがあります。
学習方法②セミナーやスクールで教わる
Unityを学ぶ方法の2つ目は、セミナーやスクールに参加して教わることです。プロの講師からUnityの操作方法を教えてもらうことで、スムーズに理解できます。
しかし、受講料が高額なスクールも多く、受講期間が長い場合は途中で挫折しないように注意が必要です。事前に公式サイトで費用や受講日数などを確認して、続けやすいサービスを選びましょう。
Unityを短期間で学べるセミナー
Unityを短期間で学びたい方には、ProSkillのUnity基礎セミナーがおすすめします。対面講座とオンライン講座の両方が提供されており、受講者のニーズに合わせて選択できます。それぞれの特徴を表にまとめたので、ご覧ください。
| 受講形式 | 会場受講 | ライブウェビナー |
|---|---|---|
| 料金 | 58,300円 | 58,300円 |
| 開催場所 | 東京・大阪・名古屋 | 場所を問わず自由 |
| 特徴 | 対面で受講できる | オンラインから質問ができる |
Unity基礎セミナーは、Unityが未経験でも安心して受講できるように設計されており、2日間の集中講座で実務に活かせる技術を習得できます。
1日目はUnityの基本操作やシーンの作成、オブジェクトの配置、アニメーションの設定などを学びます。2日目はより高度な操作として、AIの利用やサウンド設定、そして総合課題としてRPGゲームの作成を行います。
効率よく習得できるため、忙しい方や短期間で学びたい方にぴったりのセミナーです。詳細なスケジュールや申込み方法は、以下のボタンをクリックしてご確認ください。
UnityとVRのまとめ
本記事では、UnityがVRの開発に活用されている事例や、Unityを使ってVRのプロジェクトを作成する方法などを解説しました。
Unityは主にゲーム開発に使用されているソフトですが、VRの作成にも活用できます。Unityはプログラミングなしで動かせるため、初心者でも比較的操作しやすいです。
しかし、Unityを独学で習得できるか不安な方は、ProSkillのUnity基礎セミナーをご検討ください。未経験者でも受講できる内容で、たった2日間の講義で応用操作まで学習ができます。Unityの操作スキルを身につけて、VRを開発しましょう。