Blenderの入門知識!操作やツールの解説

オランダで開発されたオープンソースの3DCGアニメ制作ソフトBlenderは、その機能性の高さからさまざまな分野で活用されています。このソフトをマスターし、キャリアアップにつなげたい、と考えている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、Blenderの概要や使い方、マスターするためのおすすめセミナーについて詳しく解説します。

Blenderに入門するメリット

Blenderに入門することにはいくつかのメリットがあります。まず挙げられるのは、Blenderは無料のオープンソースだ、ということです。Blenderは誰でもダウンロードして利用できます。この点は、他の3Dモデリングやアニメーションソフトウェアと比較して非常に魅力的です。また、BlenderはWindowsやMac、Linuxなど、さまざまなオペレーティングシステムをサポートしています。そのため、所有しているパソコンのOSに関係なくBlenderを利用できます。

多機能なツールセットが備わっていることも見逃せません。Blenderは3Dモデリングやアニメーション、レンダリング、シミュレーション、ビデオ編集など、さまざまなタスクをサポートしています。そのため、ほぼすべての3Dプロジェクトをこのソフトウェアだけで処理できます。さらに、これらのツールが高機能であることもうれしいポイントです。実際、Blenderは多くの映画やアニメーション制作で使用されています。Blenderを学ぶことで、映画制作やゲーム開発、広告、デザインといったさまざまな分野でのキャリアの機会が広がるでしょう。

さらに、Blenderには非常に活発なユーザーコミュニティがあり、ウェブ上で多くのチュートリアルやドキュメント、アドオンが利用できます。初心者の人でも学習資料を見つけやすく、問題が発生した場合もコミュニティでサポートが受けられます。

Blenderの入門知識

Blenderのユーザーインターフェースは、初めて使う人にとっては独特の感覚かもしれませんが、慣れてくると非常に効果的で使いやすいと評価されています。ここからは、Blenderのユーザーインターフェースの概観と主要なパネルやツールについて詳しく解説します。

ユーザーインターフェースの概観

Blenderを起動すると、最初に現れる画面がユーザーインターフェースです。中央にはスプラッシュ画面が表示され、ここから新規プロジェクトや最近開いたファイルなどに移動できます。ページの上部にはトップバーとワークスペースタブがあります。トップバーは、Blenderの全般的な設定やファイルの新規作成、ファイルの保存といったメニューが表示されるバーです。ワークスペースタブはモデリングやUVマッピングなど、さまざまな用途に合わせて用意されています。その他の部分をエリアと呼び、いくつものエディターが表示されています。このエディターは、トップバーにあるメニュー欄をクリックすることで何を表示するか選択することが可能です。

主要なパネルとツールの説明

Blenderにはさまざまなパネルとツールがあります。たとえば、プロパティエディターは画面の右側に表示されるパネルです。オブジェクトやシーンのプロパティにアクセスするための機能が含まれています。オブジェクトのトランスフォーム(位置、回転、スケール)、マテリアル、レンダリング設定、物理シミュレーションなどのオプションがあります。

テクスチャの作成や編集、UV展開のためのパネルがUV/イメージエディターです。マテリアルやノードベースにおけるエフェクトの作成や編集を行う際には、ノードエディターというパネルを使用します。Blenderのメインウィンドウである3Dビューポートは、3Dオブジェクトやシーンのプレビューや編集を行うためのパネルです。モデリング、アニメーション、カメラの制御、照明の設定などを行えます。

インタラクティブツールバーには、選択したオブジェクトに対して直接操作を行うためのツールが表示されています。たとえば、移動や回転、スケール、形状の編集といった基本的な変換操作です。

Blenderの基本操作

Blenderの基本操作は主に4つあります。まずはオブジェクトや要素を選択するための操作です。右クリックで単体の要素を、Shiftキーを押しながらクリックすることで複数の要素を選択できます。また、Aキーを押せば全ての要素を選択したり解除したりできます。そうして選択したオブジェクトや要素は、移動や回転、スケールの操作が可能です。移動はGキー、回転はRキー、スケールはSキーを押してから操作を行います。また、X、Y、Zキーを押せば、特定の軸に制約して操作できます。

Blenderには、オブジェクトモードや編集モード、シェーディングモードといったさまざまなモードがありますが、こうしたモードの切替を行いたいときもあるでしょう。Tabキーを押せばそれが可能です。オブジェクトモードでオブジェクトを操作し、編集モードでオブジェクトの要素(頂点、エッジ、面)を編集する、といったこともできます。

また、Blenderの3Dビューポートでは、モデルの表示や視点の操作も行えます。マウスの右ドラッグでビューポートを回転させたり、マウスのホイールでビューポートをズームインやズームアウトさせたりすることが可能です。さらに、Shiftキーを押しながら右ドラッグすることでビューポートのパン(移動)操作ができます。

Blenderでのモデリング基礎入門

それでは、Blenderを使ってどのようにモデリングをするのか、基本的な流れを解説します。

まずはBlenderを起動しましょう。すると、3Dビューポートが表示されます。追加メニューから立方体や球、平面といった最初のオブジェクトを追加します。この操作はショートカットキーでも可能です。次に、オブジェクトを選択して編集モードに切り替えます。Tabキーを押しましょう。編集モードでは、オブジェクトの頂点やエッジ、面を編集できます。また、これらの要素を選択して移動や回転、スケールといった変形操作も行えます。

次に、エクストルード(Extrude)やインセット(Inset)、スケール(Scale)、ループカット(Loop Cut)といった編集ツールを活用し、オブジェクトの形状を変更しましょう。これらのツールには、編集モードのツールシェルフやショートカットメニューからアクセスできます。モデリングが終わったらレンダリング設定を調整し、レンダリングを行います。レンダリングは、シーンのイメージを最終的な画像やアニメーションに変換するためのプロセスです。

Blenderに入門するためのおすすめセミナー

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