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【2025】DX研修の用途別おすすめ15選!内容や選ぶポイントも徹底解説

DX研修に注目が集まる一方、「そもそも何を学べるのか」「どのプログラムを選べばよいのか」と迷う担当者はまだまだ少なくないのが現状です。

いまや目的に応じた研修の種類はたくさんあります。本記事では、用途別におすすめのDX研修を整理し、選び方のポイントまでわかりやすく紹介していきます。

そもそもDX研修とは?

DX研修とは、デジタル技術活用で、新たな価値を生み出せる人材を育成するための教育プログラムの総称です。単なるITスキル習得にとどまらず、

  • データ活用
  • 業務プロセス改善
  • AI導入の考え方
  • 組織全体で推進を促すリーダーシップ

など、実務につながる内容を体系的に学べる点が特徴です。

企業が持続的に競争力を高めるための基盤づくりとして注目されています。まず、DXの概要から詳しく理解したい方は、次の記事をご一読ください。

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DX研修を導入するメリット

DX研修を導入することで得られる利点は大きく、単なる知識習得にとどまりません。日々の業務改善から人材育成、組織全体の競争力強化まで幅広く効果をもたらします。

ここでは代表的なメリットを紹介します。

  1. 業務効率化や生産性向上が期待できる
  2. 競争力強化、デジタル人材不足の解消につながる

①業務効率化や生産性向上が期待できる

社員はデジタルツールの使い方やデータ活用の考え方を体系的に学べます。これによって、従来は時間がかかっていた集計作業や業務フローが自動化され、業務効率が大幅に改善します。

さらに、社員が自ら課題を発見し改善策を提案できるようになり、組織全体の生産性向上にも直結します。

②競争力強化、デジタル人材不足の解消につながる

多くの企業が直面する課題のひとつがデジタル人材の不足です。導入することで、自社内で必要なスキルを持つ人材を育成でき、外部採用への依存度を減らせます。

また、データやAIを活用した新規事業やサービスを生み出しやすくなり、市場における競争優位性を高める効果も期待できます。以下の記事では、「DX人材」の概要を記載していますので、興味のある方はぜひご一読ください。

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DX研修で学べる主な内容

DX研修で扱われる内容は幅広く、代表的なものとして、以下が挙げられます。
  • 基礎知識の習得
  • データ活用
  • 業務改善
たとえば、AIやクラウドなどの技術を仕事に結びつける方法、またデータ分析を通じて意思決定や業務改善に役立てる力を身につけます。RPAを用いた自動化や業務プロセスの最適化も重要なテーマです。
さらにケーススタディや演習を取り入れることで、理論を実務に落とし込む力を磨けます。研修内容やゴールは提供企業によって異なるため、受講前に確認しておくと安心です。

おすすめDX研修15選

おすすめDX研修14選

ここからは、おすすめ研修として、以下のとおりご紹介します。

研修名 運営元 特徴
製造業・建設業向けDX無料オンラインセミナー GETT Proskill
  • コスト削減から価値創造(DXの本質的目的)
  • 階層別DX人材育成プログラムの設計ポイントなどを学べる無料セミナー
DX・AI人材育成研修サービス GETT Proskill
  • DX/AI人材育成を専門講師が業種・課題別にサポート
  • 実践・リテラシー・マーケ分野も対応
DX研修 インターネットアカデミー
  • 実務直結・ITリテラシー~AI/IoTまで幅広く網羅
  • カスタマイズや助成金活用も可能
DX研修サービス ヒューマンアカデミー株式会社 導入企業多数・集合型/オンライン併用・現場実践に役立つカリキュラム
DX推進研修 アイ・ラーニング DX推進型・階層別育成/専門コース豊富・現場課題に応じた柔軟な設計
DX研修プログラム TECH PLAY Academy 大手企業実績・実践型DXプロジェクト演習・業務活用に強いカリキュラム
DX推進ファーストステップ研修 株式会社日本能率協会マネジメントセンター 入門~実践まで体系的学習・現場課題に寄り添う設計・個別カスタマイズ可
DXリテラシー研修 株式会社日立アカデミー DX基礎・ビジネストレンド/ITリテラシーを体系的に習得可能
DXリテラシー・DX推進研修 株式会社日本能率協会マネジメントセンター
  • DXリテラシーから推進スキルまで段階的に指導
  • 企画・現場両方支援
DX人材育成プログラム 株式会社シナプス DX戦略~IT/データ利活用も含めた実践的スキルが学べる
DX人材育成研修 CodeCamp プログラミング・DX基礎・ビジネス課題解決を体系的に学習
DX人材教育研修 SAMURAI 初心者も安心の伴走型・DX/デジタル人材を徹底サポート
AI・DX・データ分析・活用研修 アガルート データ分析・AI導入・DX戦略を包括的に学習できる
DXのためのデータ利活用研修 株式会社日本能率協会マネジメントセンター データ活用基礎~実践ノウハウまで、DX現場推進を意識した講座
業務効率化のためのChatGPT活用研修 株式会社インソース ChatGPT等AIツール活用・業務効率化を実践事例で学習

DXの導入から人材育成までバランスよく学べる研修

まず、DXの導入から人材育成までバランスよく学べる研修を6つご紹介します。DXについてあまり詳しくなかったり、どの研修を受ければいいかわからない方は、ここで紹介するものを選んでおけば間違いありません。

  1. 製造業・建設業向けDX無料オンラインセミナー
  2. DX・AI人材育成研修サービス
  3. DX研修
  4. DX研修サービス
  5. DX推進研修
  6. DX研修プログラム

①製造業・建設業向けDX無料オンラインセミナー

DX無料オンラインセミナー
自社の現在のDXの進捗状況を正確に把握し、目指すべきゴールに到達するために必要な施策、そしてそれを実行できる人材をどう育てるかを明確にすることがDXを成功させる秘訣です。

GETT Proskillが運営するこの無料セミナーは、DXの進め方に悩む企業の皆様に向けて、実際の成功事例をもとに、DXの具体的な取り組み方や、DX人材の育成方法について実践的なノウハウを解説するもの。

「DXの必要性は理解している。でも、どこから手をつければいいのか分からない」

そんなお悩みをお持ちの企業様にとって、現状を見直し、最適なアプローチを見出すためのヒントが詰まった内容です。短時間で効率よく、今まさに自社に必要なDX戦略を学べるこの無料セミナーは、DX導入を検討中の企業担当者様にとって見逃せない機会です。

セミナー名製造業・建設業向けDX無料オンラインセミナー
日時2026年1月27日(火) 14:00~14:30
価格無料
開催場所Zoomウェビナー(オンライン)

②DX・AI人材育成研修サービス

企業向けDX・AI人材育成研修サービス

DX・AI人材育成研修サービス」は、企業のDX推進を支える人材を体系的に育成するための研修プログラムです。まずはDXレベルチェックで現状を可視化し、その結果に基づいた教育体制やカリキュラムを構築します。

研修ではハンズオン形式を取り入れ、AI活用や業務効率化に直結するスキルを習得できます。製造業・建築業にも強いコンサルタントが監修している点も特徴で、現場に即した実践力を磨けます。

10,000社以上で導入実績があるこの研修は、短期集中型から中長期育成プランまで柔軟に対応可能で費用面でも安心です。

DX・AI人材育成研修サービスはこちら

③DX研修

非IT部門も含む全社員向けに設計されており、DXの基礎からAI・IoTなどのテクノロジー理解を促進します。双方向リモートや集合研修、eラーニングなど柔軟な受講形態を選べ、実務直結の演習を通じてすぐ現場で活かせるスキルが身につきます。

研修後はフォローアップ支援もあり、意思決定精度や業務効率化にも効果があります。

④DX研修サービス

ITスクールでも有名なヒューマンアカデミーは、企業が抱えるDX推進人材や一般社員のITリテラシー向上に応える柔軟な研修サービスも提供しています。eラーニングによる基礎知識習得と、集合またはオンラインでの実践力強化を組み合わせたハイブリッド形式が特徴です。

全国23都市で1名から対応可能なカスタマイズ力と、35年以上の教育実績がある教育品質の高さも魅力です。

⑤DX推進研修

単なるデジタル化ではなく、デジタル技術を通じて新たな価値を創出することを目的としています。組織全体を巻き込んで推進できる人材育成に重点を置き、イノベーション発想力やチームリーダーシップなど、DXを実現するためのマインドとスキルを磨ける内容です。

実践型カリキュラムと30年以上の研修ノウハウを背景に、変革を促す人材を育てます。

⑥DX研修プログラム

企業の課題や目的に応じてカリキュラムを完全にオーダーメイド化できる点が最大の強みです。実務に即した演習が豊富で、受講生にはコーディネーターが伴走支援します。

研修後の成果定着に向けたフォロー体制も整っており、社内でDX推進力を着実に育てたい企業におすすめです。

DXの基本やリテラシーを学べる研修

続いて、DXの基本やリテラシーを学べる研修を3つ紹介していきます。

  1. DX推進ファーストステップ研修
  2. DXリテラシー研修
  3. DXリテラシー・DX推進研修

①DX推進ファーストステップ研修

初学者向けに設計された1日完結型の研修で、専門知識が少ない人でも理解しやすい内容が魅力です。概要から、デジタル化がビジネスにもたらす変化、基礎技術の概要までを体系的に学びます。

プロンプト創出まで含めた実践的な要素もあり、全社員やマインドセットを広げたい担当者に特におすすめです。オンライン/対面形式に対応し、少人数(約20名)での丁寧な進行も特徴です。

②DXリテラシー研修

DXやAIに対して「難しそう」「自分には関係ない」と感じる社員にこそおすすめしたい研修です。eラーニング形式で、デジタル技術の基礎とマインドセットを重視し、「使いこなせそう」「身近な業務にも活かせそう」と感じられるよう導いてくれます。

現場の理解やスキル底上げを第一歩として進めたい組織に最適です。

③DXリテラシー・DX推進研修

こちらは全社員からリーダー、戦略立案層まで、DX人材の育成段階に応じた柔軟なコース構成が魅力です。

  • ChatGPTや最新技術動向を扱う“DX早わかり研修”
  • 情報リテラシーを身につける“情報リテラシー基礎研修”
  • プロジェクトの実践力を養う“DX推進ファーストステップ研修”

など、多数のプログラムをオンライン対応で展開し、自社の育成計画に沿って選びやすい環境です。

DX人材の育成を目指す研修

ここからは、DX人材の育成を目指す研修を、3つ紹介していきます。

  1. DX人材育成プログラム
  2. DX人材育成研修
  3. DX人材教育研修

①DX人材育成プログラム

単なるITスキルではなく、事業変革の視点とITの活用理解を掛け合わせた実践的な研修です。

経営戦略やビジネスモデル設計、フレームワーク活用を通じて、プロデューサーやビジネスデザイナー、ITアーキテクトなど、組織を牽引するDX人材の視点を養うことができます。

②DX人材育成研修

300社以上の導入実績と50,000名以上の受講者を誇り、満足度98.7%を達成しています。企業のDX推進レベルをアセスメントし、スキル定着度をリアルタイムで可視化します。

プロジェクト型実習を通じ、業務効率化やAI活用、プロマネ養成などの実践スキルを身につけられるでしょう。研修運営もすべて任せられるため、担当者の負担軽減にもつながります。

③DX人材教育研修

延べ45,000名以上の指導実績を持つ実践特化型プログラムです。現役エンジニアによる伴走型指導と、オンライン+サブスク形式で学習できる柔軟な制度が魅力です。

AIやデータ分析、プロジェクト推進スキルまでカバーしており、未経験者からDX推進リーダーを目指す方まで、幅広い層に対応しています。

データ活用やAIなどDXの専門知識を学べる研修

ここからは、データ活用やAIなどDXの専門知識を学べる研修をご紹介していきます。

  1. AI・DX・データ分析・活用研修
  2. DXのためのデータ利活用研修
  3. 業務効率化のためのChatGPT活用研修

①AI・DX・データ分析・活用研修

こちらはAI・機械学習・データ分析の基礎から実務演習までを幅広くカバーします。Pythonを使った統計や機械学習の演習を通じ、理論のみならず現場で活かせるスキルを養うことが可能です。

経験豊富なプロ講師が多数在籍し、貴社の業種や階層に応じた柔軟なカスタマイズも対応。自社のDX推進に向けた人材育成におすすめです。

②DXのためのデータ利活用研修

「勘・経験・度胸(KKD)」から脱却し、データを基に意思決定できる人材を育成します。1日完結型で、DXの意義理解や日常のグラフ読み取り、BIツール活用力を強化。グループワークを通じた分析演習により、業務への実践力を養えます。

経営層や部長クラスに特におすすめで、オンライン・対面どちらにも対応しています。

③業務効率化のためのChatGPT活用研修

こちらの研修では、ChatGPTを用いた業務効率化を実践的に学べます。前半では「ChatGPTが得意な業務と不得意な業務」を明確にし、後半はプロンプト設計やワークを通じて実務での活用方法を習得可能です。

資料作成や議事録作成、アイデア発想、Excel効率化など、すぐに現場で役立つスキルが身につきます。

DX研修の選び方のポイント

DX研修の選び方のポイント

数多くある研修の中から自社に合ったものを選ぶには、単に有名だから・料金が安いからといった理由では不十分です。研修成果を最大化するには、自社の課題や人材のレベルに適したカリキュラムかどうか、受講形式や実務適用のしやすさなどを総合的に判断する必要があります。

以下のポイントを参考に選ぶと、失敗しにくい研修選びが可能になります。

  1. 自社の課題に沿った内容か
  2. オンライン・集合研修のどちらが合うか
  3. 実務につながる演習や事例が含まれているか
  4. 修了証や資格の取得はあるか

自社の課題に沿った内容か

DX研修は大企業向けから中小企業向けまで幅広く設計されています。なので、たとえば「データ活用に弱い」「AI導入を検討したい」など、自社の課題を明確にしたうえで、それに直結する研修を選ぶことが重要です。

オンライン・集合研修のどちらが合うか

リモート環境に適したオンライン型と、対面での研修がしやすい集合型があります。地方拠点や在宅勤務が多い場合はオンライン、組織横断的な交流を促したい場合は集合研修がのほうが便利です。

実務につながる演習や事例が含まれているか

知識のインプットだけでなく、ケーススタディや演習を通して「自社の業務にどう落とし込むか」を考えられる内容が望ましいです。実践型であれば、研修直後から現場に応用しやすくなります。

修了証や資格の取得はあるか

受講後に修了証だったり、また認定資格を得られるような研修は、社員のモチベーション向上や人事評価にも役立ちます。社外に対しても、DX推進に取り組んでいる企業であることをアピールできる点も大きなメリットです。

DX研修に関するよくある質問(FAQ)

最後に、よくある質問に回答していきます。

DX研修の費用相場は?
おおよそ、1人あたり数万円~数十万円が一般的です。オンラインの基礎研修は比較的安価、実習やカスタマイズ付きの法人向け研修は高額になる傾向があります。
ただ、公式サイトでも「要問合せ」など、具体的に書かれていないことが多いので、見積もりをもらって確認しましょう。
DX研修はおおよそどれくらいの期間で効果が出る?
早ければ数週間で業務改善の意識変化が見られます。ただし、実務での効果は3~6か月程度、またそれ以上の期間で定着するケースが多いです。
未経験でも受講できる?
はい、できます。リテラシー研修や入門研修は未経験者を対象に設計されており、基礎から体系的に学べるので安心です。
助成金や補助金は使える?
多くの法人向けのものは、人材開発支援助成金などの制度を利用できます。ただ、条件や申請方法は研修提供会社に確認するのがおすすめです。

DX研修についてまとめ

DX研修は、企業がデジタル化を単なる効率化にとどめず、新たな価値を生み出すための人材育成手段です。基礎リテラシーからAI・データ活用、マネジメントまで多彩な内容があり、自社課題や目的に合った研修を選ぶことが成功のカギとなります。

制度や補助金を活用しつつ継続的に取り入れ、DX推進を加速させましょう。

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