Geminiを仕事で活用したいと考えても、「何から学べばよいのか」「独学と講座のどちらがよいか」といった迷いや悩みを持っている人もいるでしょう。講座によって基本操作やプロンプトの作成方法、Google Workspaceとの連携など、学べる内容は異なります。
そのため、講座は料金やカリキュラムの豊富さだけではなく、自分が求める内容を確実に学べるか確認して選ぶことが大切です。本記事では、おすすめのGeminiの講座に加えて、目的に合った講座の選び方などを解説します。ぜひ参考にしてください。
Gemini講座では何が学べる?

Geminiの講座では、以下のようにGeminiの基本操作からプロンプトの作成、Google Workspaceを使った業務活用などを学べます。
- Geminiの基本操作と生成AIの基礎知識
- プロンプトの作成・改善方法
- Google Workspaceを使った業務活用
- Gemini Notebookを使った情報整理・リサーチ
- Gemini SparkをはじめとしたAIエージェントの活用
ただし、具体的な学習範囲は講座によって異なるため、受講前にカリキュラムを確認することが重要です。それぞれの学習内容について、詳しく確認しておきましょう。
Geminiの基本操作と生成AIの基礎知識
初心者向けのGemini講座では、Geminiの基本的な使い方とあわせて、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の基本的な知識を習得できます。
Geminiをはじめとした生成AIには、文章の作成・要約・情報整理・アイデア出しなど、さまざまな作業の依頼が可能です。まずは、基本的な操作や生成AIの特徴を理解しておくことで、その後のプロンプトの作成や、業務への活用方法も学びやすくなります。
プロンプトの作成・改善方法
Geminiから目的に合った回答を得るため、プロンプトの作り方を理解することも重要です。Geminiの講座では、プロンプトの基本的な考え方から、目的に応じた作り方や改善方法まで体系的に学べます。
効果的なプロンプトにするには、ペルソナ・タスク・背景情報・形式などを意識することが大切です。期待する結果が得られない場合は、プロンプトを調整しながら繰り返し試すことも重要になります。
講座によっては、実際の業務を想定した作成方法を演習形式で学べるものもあるので、プロンプトエンジニアリングのスキルを磨きたい人は、プロンプトについて詳しく学べる講座を選ぶとよいでしょう。
なお、Geminiをはじめとした生成AIのプロンプトの書き方に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。こちらを参考にしてください。
Google Workspaceを使った業務活用
講座によっては、Gemini単体の操作だけではなく、Google Workspaceと組み合わせた業務活用についても学べます。対応するGoogle Workspaceのプランでは、Gmail・Googleドキュメント・Googleスプレッドシートなどで、Geminiを活用できます。
例えば、メールの下書きの作成や文章の要約・データの整理・プレゼンテーション資料の作成など、日常的な業務を効率化するための使い方を学べる講座もあります。
日常業務で自分が普段使っているアプリをGeminiで効率化したい場合は、Google Workspaceとの連携方法まで学べる講座がおすすめです。
Gemini Notebookを使った情報整理・リサーチ
講座によっては、Gemini Notebookを使った情報整理やリサーチ方法についても学べます。Gemini Notebookでは、PDFなどの資料やWebサイト・Googleドキュメントなどを追加し、その内容をもとに質問したり、情報を整理したりできます。
複数の資料から必要な情報を整理したい場合や、調査結果をまとめたい場合などに活用できるため、リサーチ業務への活用を考えている人は、カリキュラムに含まれているか確認するとよいでしょう。
Gemini SparkをはじめとしたAIエージェントの活用
応用的なGemini講座では、AIエージェントの仕組みや業務への活用方法を扱う場合もあります。AIエージェントは、ユーザーの指示に基づいて複数の工程を処理し、タスクの実行まで支援する仕組みです。
Googleは2026年5月に、Geminiアプリで利用できるAIエージェント「Gemini Spark」を発表しました。Gemini SparkはGoogle Cloud上でバックグラウンド稼働し、Gmail・Googleドキュメントなどと連携しながら、ユーザーが設定したタスクやワークフローを実行できます。
日本でもGoogle AI Pro・Ultraユーザーへの提供が進められているため、現状は取り扱っている講座は多くありませんが、今後扱うところが増えてくると考えられます。
Geminiを活用して業務フローの効率化・自動化を考えている人は、AIエージェントの基本的な仕組みや使い方についても、講座できちんと学んでおきましょう。
Gemini講座を選ぶ際に注目すべきポイント

受講するGeminiの講座を比較・検討する際には、以下のポイントに注目しましょう。
- 自分の目的に合った内容を学べるか
- 実際の業務へ落とし込む演習があるか
- 受講形式やサポートは自分に合っているか
自分の目的に合っているか確認し、受講後に自分の仕事で活用できる内容の講座を選択することが大事です。
自分の目的に合った内容を学べるか
まずは、Geminiを使って何をするのか、仕事でどういった効果を期待しているのかなど、受講のねらいを明確にしましょう。例えば、文章や資料作成をはじめ、リサーチやGoogle Workspaceの活用・業務フローの効率化など、目的によって必要な学習内容は変わります。
講座に多くのカリキュラムが含まれていても、自分の業務と関係が薄ければ、十分に活かせない可能性があります。内容に疑問点や不明点があれば、事前に提供会社に問い合わせて確認することも大切です。
実際の業務へ落とし込む演習があるか
目的に合った内容の講座か判断するとともに、実際の仕事を想定した演習やハンズオンなどが講座に含まれているかも重要なポイントです。
例えば、Geminiで文章を要約できると理解することと、自社の報告書や調査業務でどのように使うか判断できることは、同じではありません。
受講中に実際の業務に近い課題に取り組めれば、自分の仕事のどこでGeminiを利用できるか、より解像度高く検討できるようになるでしょう。受講後にどういったスキルを獲得でき、どのように業務に活かせるか確認することが大切です。
受講形式やサポートは自分に合っているか
Geminiの講座には、対面・ライブオンライン・eラーニングなど、さまざまな受講形式があります。自分に合った形式で学べるか、自分のライフスタイルに合っているかなども、事前に確認しましょう。
講師にその場で質問しながら進めたい場合は、対面やライブオンラインがおすすめです。一方、自分の都合に合わせて学びたい場合は、eラーニングが利用しやすいでしょう。
加えて、受講中や受講後に気軽に質問できるか、学習中につまずいた際に相談できる環境があるかも確認しておくと安心です。
なお、法人研修として講座を利用する場合は、個人の受講しやすさだけでなく、複数の社員に提供できるか、受講状況を管理できるかといった点も、比較すべき重要なポイントになります。
Geminiのおすすめ講座5選
それでは、Geminiの使い方を学べるおすすめの講座を紹介します。それぞれ学習内容や受講形式が異なるため、自分の目的や学びたい内容に合っているかチェックしてみましょう。
| 講座名 | 講座の内容・特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| GETT Proskill「Geminiセミナー」 |
|
基礎から実務への応用まで幅広く学びたい人 |
| インソース「Geminiのはじめ方研修」 |
|
Geminiを仕事で使うイメージを具体化したい人 |
| ディジタルグロースアカデミア「Gemini講座」 |
|
eラーニングで自分のペースで学びたい人 |
| Schoo「Gemini研修パッケージ」 |
|
社員向けのオンライン研修を検討している企業 |
| キカガク「Gemini 活用コース」 |
|
ハンズオンで自社業務への応用を考えたい企業 |
それぞれの講座の特徴や、おすすめのポイントをみていきましょう。
GETT Proskill「Geminiセミナー」

GETT Proskillの「Geminiセミナー」は、Geminiの基礎から業務への応用までを短期間で学べる講座です。生成AIの基礎やプロンプトエンジニアリングをはじめ、目的に合わせたプロンプトの作成や改善なども体系的に習得できます。
さらに、RAGやAIエージェントに関する知識に加えて、業務フローの自動化やGoogle AI Studio Buildを使ったWebアプリの作成なども学べる内容です。基礎から一段進んだ業務活用まで、まとめて学びたい人におすすめです。
| セミナー名 | Geminiセミナー |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
インソース「Geminiのはじめ方研修」
インソースの「Geminiのはじめ方研修」は、Geminiの特徴やChatGPTとの違いをはじめ、業務での活用例やプロンプトエンジニアリングなどを学びます。
講義だけでなく、実際の業務を想定したワークが含まれており、競合調査やアンケートからの情報抽出など、さまざまな演習が受けられます。さらに学習内容をもとに、自分の業務で効率化できそうな作業を考えられるのも特徴です。
Geminiを触った経験はあるものの、どの業務に使えばよいか整理したい人や、仕事での活用イメージを具体化したい人におすすめです。
ディジタルグロースアカデミア「Gemini講座」
ディジタルグロースアカデミアの「Gemini講座」は、AI音声によるeラーニング形式の講座です。文章の作成・加工やタスクの整理をはじめ、アイデアの検討やデータ生成・分析といったカリキュラムが中心で、Google Workspaceとの連携も学べます。
eラーニングで学べるため、自分のペースでGeminiの機能を学びたい人に向いています。都合のよい時間に、社員が受講できる環境を整えたい企業も、検討しやすい講座の一つです。
Schoo「Gemini研修パッケージ」
Schooの「Gemini研修パッケージ」は、法人向けのオンライン研修です。Geminiの基礎に加えて、Google Workspaceとの連携による情報整理・資料作成や、Geminiを利用したアプリ制作などを学べる講座です。
標準の研修プログラムは60分×3コマで構成されており、GeminiとGoogle Workspaceの活用や、情報整理・自動通知アプリの作成などもカリキュラムに含まれています。さらに、Schoo for Businessでは、企業の課題やニーズに応じて、任意にカリキュラムを構成できるのも特徴です。
キカガク「Gemini 活用コース」
キカガクの「Gemini 活用コース」は、Geminiの基本操作からビジネス業務への適用までを、ハンズオン形式で学ぶ法人向け研修です。
AIやLLMの基礎とGeminiでできることに加えて、プロンプトの実践や、生成AIを安全に使う上で必要なリスク管理・ガバナンスに関する知識も学べる講座です。さらに、Geminiを自分の業務に落とし込んで使うための演習も含まれています。
Geminiの操作方法だけで終わらず、自社の業務課題にどのように活用すべきか、ハンズオンで考えたい企業におすすめです。
Geminiは無料・独学でも学べる?

Geminiは、有料講座を受講しなくても独学でも学べます。Google Workspaceラーニングセンターでは、Geminiの基本的な使い方やプロンプトの作成・文章の作成や推敲など、さまざまな学習コンテンツが公開されています。
さらに、職種別のプロンプトやユースケースも用意されているため、まずはGeminiの基本的な使い方を知りたい人におすすめです。
一方、Geminiの講座では、カリキュラムに沿って必要な知識を順序立てて学べるのがメリットです。講座によっては講師の説明や演習を通して、プロンプトの改善方法や実際の業務への活かし方まで学べます。
独学では理解しにくい部分を確認しながら身に付けたい人や、Geminiを実際の業務で活用するためのポイントを学びたい人は、講座の受講を検討しましょう。
なお、Geminiの使い方を講座や研修で学ぶメリットについては、以下の記事でも解説しています。こちらも参考にしてください。
Gemini講座で実務に活かせるスキルを身につけよう
Gemini講座では、基本操作やプロンプトの作成・Google Workspaceとの連携方法などを学べますが、具体的な内容は講座によって異なります。
講座を選ぶ際には、まずGeminiで何をしたいのか、どういった業務に活用したいのかを明確にしましょう。その上で、実務を想定した演習があるか、プロンプトの作成から出力結果の確認・改善まで学べるかも確認することが大切です。
受講形式やサポート体制も含めて比較して、自分の求める知識や学習スタイルに合った講座を選択しましょう。