Unityは、3Dゲーム開発に強いイメージがありますが、2Dゲームの開発にも最適です。
2Dゲームならではのシンプルな操作性や独自の世界観を、Unityの豊富な機能を活用して実現できます。
今回は、Unityで2Dゲームを作る基本的なステップについて解説します。また、2Dゲーム作成に役立つおすすめのセミナーや書籍についてもみていきましょう。
Unityで2Dゲームを作るメリット

Unityで2Dゲームの作成をすることには、以下のようなメリットがあります。
- マルチプラットフォームに対応している
- 2Dゲームに最適な機能が揃っている
- 学習がしやすい
- 無料で利用できる
- 豊富な素材を利用できる
これらのメリットについてみていきましょう。
メリット①マルチプラットフォームに対応している
Unityの大きな特徴として、マルチプラットフォームに対応している点が挙げられます。
Unityで作成したゲームは、iOSやAndroidといったモバイルOSだけでなく、WindowsやMacなどのPC、さらにはゲーム機まで、さまざまなプラットフォームで動作させることが可能です。
通常は、プラットフォームごとに異なるプログラムを記述する必要がありますが、Unityなら同じコードで複数のOSやデバイスに対応できるため、開発効率が大幅に向上します。
また、ブラウザ上で動作するWebGLにも対応しており、Webゲームの開発ができるのも魅力です。
メリット②2Dゲームに最適な機能が揃っている
Unityには2Dゲームの開発に特化した機能が多く備わっており、その中でも特に便利なものに「タイルマップ」機能があります。
タイルマップは、地面や壁などにペイントしてステージを作成できる機能です。
タイルマップを使えば、地形や背景を直感的に作成できます。
このように、Unityの豊富な2D機能を活用すれば、初心者でも本格的な2Dゲームを制作できるでしょう。
メリット③学習がしやすい
Unityは世界中で高いシェアを誇るプラットフォームのため、関連する情報が豊富にあります。
例えば、プログラミングやゲーム開発が初めての人にもわかりやすい初心者向けの書籍や、実践的なスキルを磨けるオンライン講座など、多岐にわたる学習リソースが揃っており、学びやすい環境が整っています。
さらに、Unity公式のチュートリアルもあるので、コストをかけずに学習できるのも魅力です。
チュートリアルは段階的に構成されているため、初めてゲームを作る人でも無理なく理解を深められます。
これらの豊富な学習リソースを活用することで、独学でも着実にスキルを伸ばせるでしょう。
メリット④無料で利用できる
Unityは、無料プランである「Unity Personal」を提供しており、以下の条件に当てはまる場合は無料で利用可能です。
- 過去12か月の収益や調達した資金が20万米ドル未満
- 個人開発者および小規模企業の利用者
無料プランでも、プロジェクト開発に必要な多くの機能が利用できます。
また、商用利用も可能なため、趣味としてのゲーム開発だけでなく、作成したゲームをインディーゲームとしてリリースすることも可能です。
上位プランでは、より多くのサポートや追加機能が提供されているため、収益が増加した段階でプランをアップグレードするのもよいでしょう。
このように、低コストで質の高い開発環境を提供している点もUnityの魅力の一つです。
メリット⑤豊富な素材を利用できる
Unityでは、素材を提供する「Asset Store」を利用できます。Asset Storeには、キャラクターや背景、アニメーションなど、2Dゲーム制作に必要な素材が数多く揃っており、有料・無料のものから自由に選べます。
そのため、自分で素材を一から作成しなくても、高品質な素材を取り入れるだけで、ゲームに活用可能です。Asset Storeを活用すれば、開発スピードが上がり、作品のクオリティも向上するでしょう。
Unityで2Dゲームを作る方法
Unityで2Dゲームを作るには、2D用のプロジェクトを作成する必要があります。2Dゲーム用のプロジェクトを新規で作成する方法についてみていきましょう。
1.新規プロジェクトを作成する

Unity Hubを開いたら、左側のメニューから「プロジェクト」を開きます。新規でプロジェクトを作成したいので、右上にある「新しいプロジェクト」ボタンをクリックしましょう。
2.2Dテンプレートを作成する

新規プロジェクトを立ち上げたらテンプレートの選択画面が開きます。
このテンプレート画面から3Dと2Dを選択できるので、一番上の「2D(Built-In Render Pipeline)を選択し、右下にある「プロジェクトを作成」をクリックしましょう。
また、テンプレートの画面は使用しているバージョンによって異なります。バージョンの変更は、画面上部にある「エディターのバージョン」から可能です。
なお、Unityで新規プロジェクトを立ち上げた際に表示されるUnity Editorの使い方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
Unity Editorにあるビューやウィンドウ、レイアウトの変更方法などについて解説しています。
Unityのプロジェクト作成後に2Dに変更する方法
プロジェクトを3Dで作成してしまった場合でも、以下の方法で後から2Dに変更することができます。
- Unity Editor上部にあるメニューの「Edit」から「Project Settings」を選択する
- 左側のメニューから「Editor」を選択する
- 「Default Behavior Mode」のドロップダウンメニューから「2D」に変更する

設定の変更後はシーンビューが3Dから2D表示に切り替わっているか確認しましょう。
Unityで作られた2Dゲーム

Unityではさまざまなゲームが開発されており、代表的なゲームにはARを活用したポケモンGOや、ハイクオリティな3Dグラフィックが特徴の原神などがあります。
2Dゲームでいえば、探索型ゲームであるHollow Kinght(ホロウナイト)が有名です。
Hollow Knightは、横スクロールのアクションアドベンチャーゲームで、ダークで美しい虫たちの世界が舞台です。
プレイヤーは、1匹の小さな虫のキャラクターを操作して、謎めいた王国の秘密を解き明かしていきます。
UnityはHollow Knightのような本格的な2Dゲームを制作できるため、初心者からプロまで幅広く活用されています。
また、高クオリティなゲームをUnityで作成するなら、プログラミングの知識も必要です。以下の記事では、Unityで使用されるプログラミング言語であるC#の特徴や、学習方法などについて解説しています。
Unityを使ったゲーム開発を学べる講座

Unityを使ったゲーム開発を学べるおすすめの講座は、Unity基礎セミナーです。Unity基礎セミナーには以下のような特徴があります。
- Unityの操作方法からゲーム作りの流れまで段階的に学べる
- 2日間の講座日程で気軽に参加できる
- Zoomをつなげてオンラインからも参加できる
ゲーム制作では、ダンジョン探索ゲームやホラーゲーム、RPGなどさまざまなジャンルのゲーム作りにチャレンジできます。
一からUnityの作り方を学びたい方は、ぜひUnity基礎セミナーをチェックしてみてください。
Unityで2Dゲーム作りを学べる書籍
Unityで2Dゲームを作る際に参考にしたい書籍は以下のとおりです。
- たのしい2Dゲームの作り方 第2版 Unityではじめるゲーム開発入門
- 楽しく学ぶ Unity 2D超入門講座
- Unityではじめる2Dゲーム作り徹底ガイド
- Unity2021入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作
これらの書籍の特徴について解説するので、ぜひ自分に合った一冊を見つけてみてください。
書籍①たのしい2Dゲームの作り方 第2版 Unityではじめるゲーム開発入門

引用:Amazon
本書は、Unityを使って2Dゲームの作り方を学べる入門書です。
横スクロールでゴールを目指すサイドビューゲームや、マップ移動をするトップビューゲームを作りながら、Unityの操作を学べます。
また、解説は図をたくさん交えながら行われているので、初心者でも理解がしやすいでしょう。
| 著者 | STUDIO SHIN |
| 出版社 | 翔泳社 |
| 発売日 | 2023年8月4日 |
書籍②楽しく学ぶ Unity 2D超入門講座

引用:Amazon
本書は、初めてゲーム制作をする方におすすめの入門書です。
Unityの基本操作をはじめ、「ゲーム作りの考え方」を身につけることに重点を置き、読者が自分で考えてゲームを作る力を養える内容となっています。
カリキュラムはUnityのインストールから始まり、段階的に学べる構成になっているので、ページを進めるごとに自分でゲームを作るスキルが身についていくでしょう。
| 著者 | 森 巧尚 |
| 出版社 | マイナビ出版 |
| 発売日 | 2019年2月21日 |
書籍③Unityではじめる2Dゲーム作り徹底ガイド

引用:Amazon
本書では、プロのプログラマーがUnityの2Dゲームを作成する際に使うテクニックについて解説されています。
Unityの使い方からキャラクターの管理、カメラ設定など、ゲーム作成に欠かせない知識を学習できます。
2Dゲームの作成に特化した内容となっているので、2Dゲームの開発にチャレンジしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
| 著者 | 大野 功二 |
| 出版社 | SBクリエイティブ |
| 発売日 | 2014年10月29日 |
書籍④Unity2021入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作

引用:Amazon
本書は、Unityを使って3D&2Dゲームを制作する方法を解説した一冊です。
ステージの作成やプレイヤーの配置、落下判定の処理など、ゲームを作るうえで欠かせない知識について学べます。
複雑な手順もわかりやすいように噛み砕いて解説されているので、前提知識のない初心者でも気軽にゲーム制作にチャレンジできます。
これからUnityを始める方は、ゲーム制作始めの一冊としてぜひ利用してみてください。
| 著者 | 荒川 巧也、浅野 祐一 |
| 出版社 | SBクリエイティブ |
| 発売日 | 2021年7月21日 |
Unityと2Dについてのまとめ
今回は、Unityで2Dゲームを作る方法について紹介しました。Unityは、マルチプラットフォーム対応やタイルマップ機能など、2Dゲーム開発に役立つ機能を豊富に備えています。
また、無料で利用できるプランも提供されているため、初心者が参入するハードルが低いのが特徴です。Unityを使えば、コストを抑えながら高品質な2Dゲームを作成できるため、2Dゲーム開発を行ってみたい方は、ぜひUnityで開発にチャレンジしてみてください。