「Copilotのスキルを身につけられるセミナーが知りたい」「自社で効率よくスキルを身につけさせるためのセミナーの選び方は?」と疑問を持つ企業も多いかと思います。
本記事では、Copilotセミナーの費用相場や活用できる助成金・補助金、学習内容、選び方を解説します。あわせて、法人向けにおすすめできるCopilotセミナー7選も紹介しますので、最後までご覧ください。
Copilotセミナーとは?

Copilotセミナーとは、Microsoft 365 Copilotを、業務で実践的に使えるようになるための研修・講座です。
Copilotは、WordやExcel、PowerPointといった普段使っているアプリの中で、話し言葉の指示から文書の下書きやデータ分析、議事録の要約などを支援してくれます。
Microsoft 365のアクセス権限やセキュリティの設定を引き継いで動く点も、法人利用では導入しやすい特徴です。
Copilotセミナーの費用相場
Copilotセミナーの費用は、受講形式や学習内容の深さによって変わります。おおまかな費用相場は以下の通りです。
| 受講形式 | 費用の目安(1人あたり) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 無料セミナー・ウェビナー | 0円 | 概要説明やデモが中心 |
| eラーニング | 約1万〜3万円 | 好きな時間に学べる。全社展開しやすい |
| 公開セミナー | 約2万〜4万円 | 基礎〜実践を学べる標準的な形式 |
| 講師派遣・カスタマイズ集合セミナー | 数十万円〜 | 自社業務に合わせた演習を設計しやすい |
| 伴走支援型セミナー | 数十万〜数百万円規模 | 定着支援や効果測定まで依頼できる |
セミナーの料金体系は、「1人あたりの受講料」で決まる場合と、「研修時間・講師派遣費」で決まる場合があります。少人数であれば人数単価制でも導入しやすいですが、大人数で実施する場合は、時間単価制や講師派遣型のセミナーが費用を抑えやすいです。
Copilotセミナーで活用できる助成金・補助金
Copilotセミナーの費用を抑えたい場合は、厚生労働省の「人材開発支援助成金」を確認しておきましょう。
人材開発支援助成金は、従業員に対して計画的な職業訓練を実施した企業に、研修費や訓練中の賃金の一部を助成する制度です。Copilotのような生成AIセミナーも、要件を満たせば対象になる可能性があります。
Copilotをはじめ、AI研修と相性がよい主なコースは、以下の3つです。
| コース | 主な対象 | 中小企業の経費助成率の目安 |
|---|---|---|
| 人材育成支援コース | 汎用的なOFF-JT全般 | 最大45% ※賃上げ要件などで上乗せあり |
| 人への投資促進コース | デジタル分野・eラーニングなどの高度訓練 | 区分により上乗せあり |
| 事業展開等リスキリング支援コース | DX推進・新事業に向けたリスキリング | 最大75% |
特に注目したいのが、「事業展開等リスキリング支援コース」です。中小企業の場合、経費の最大75%が助成される可能性があり、Copilotセミナーの費用負担を抑えられる場合があります。
人材開発助成金の詳細や申請方法については以下の記事で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
Copilotセミナーで学習できること
ここでは、Copilotセミナーでよく扱われる代表的な内容を、基礎から応用の順に紹介します。自社に必要なセミナーレベルを見極める際の参考にしてください。
- 生成AI・LLMの基礎知識
- Copilotを活用した業務効率化の方法
- プロンプトエンジニアリングの実践方法
- Webアプリの作成方法
①生成AI・LLMの基礎知識
多くのCopilotセミナーでは、いきなり操作方法に入るのではなく、まず生成AIの基本的な仕組みから学びます。
たとえば、
- ChatGPTなどにも使われている大規模言語モデルがどのように文章を生成しているのか
- なぜ事実と異なる回答が出ることがあるのか
といった点を押さえていきます。このあたりを理解しておくと、Copilotの回答をそのまま信じるのではなく、確認しながら活用することができます。
②Copilotを活用した業務効率化の方法
Copilotセミナーの中心になるのが、実際の業務でどう使うかという実践的な内容です。
例えば、
- Wordで報告書の下書きを作成する
- Excelでデータを分析してグラフ化する
- PowerPointでスライド構成を考える
など、Microsoft 365の各アプリに合わせた使い方を学びます。
ただし、機能を紹介するだけでは、現場での活用にはつながりません。大切なのは、「自分の業務のどの作業をCopilotで効率化できるのか」まで具体的に落とし込むことです。
自社の業務フローに近い演習が用意されているセミナーを選べば、受講後すぐに現場で試しやすくなるでしょう。
③プロンプトエンジニアリングの実践方法
Copilotをうまく使えるかどうかは、プロンプトに左右されます。プロンプトエンジニアリングとは、AIに対して役割や前提条件、出力形式などを分かりやすく伝えるための技術です。簡単にいえば、「AIにどう頼めば、欲しい答えに近づくのか」を学ぶ内容です。
セミナーでは、あいまいな指示と具体的な指示で、出力結果がどのように変わるのかを実際に見比べながら学ぶことが多いです。
このスキルは、Copilotだけでなく、ChatGPTやGeminiなど他の生成AIにも応用できます。そのため、Copilotセミナーでプロンプトの考え方を学んでおくことは、今後のAI活用全体にも役立つのです。
④Webアプリの作成方法
Copilotセミナーの中には、業務アプリの作成や社内向けAIチャットボットの開発まで学べる場合があります。たとえば、Copilot Studioを使って自社独自のAIチャットボットを作成し、社内FAQや問い合わせ対応を自動化するセミナーがあります。
この分野が注目されている理由は、プログラミングの専門知識がない担当者でも、AIの支援を受けながら業務ツールを作れる可能性があるためです。もちろん、本格的な開発には一定の設計力や検証が必要ですが、簡単な社内ツールであれば、現場部門が自分たちで改善できる場面も出てきています。
以下の記事では、Copilotの使用方法について紹介していますので、あわせてご覧ください。
Copilotセミナーの選び方

Copilotセミナーは数が増えており、内容も形式もさまざまです。ここでは、法人がCopilotセミナーを選ぶ際に確認しておきたいポイントを3つ紹介します。
- 実務に即したセミナーの内容に合っているか
- 他の生成AIツールへの横展開が可能か
- 受講方法が選択できるか
①実務に即したセミナーの内容に合っているか
最も大切なのは、Copilotセミナーで自社の業務に近い内容を学べるかどうかです。
Copilotの基本操作を学ぶだけなら、無料の動画や資料でもある程度は対応できます。しかし、現場で使ってもらうには、「自分の仕事のどこで使えるのか」までイメージできる必要があります。
たとえば、営業部門であれば商談内容の要約や提案資料の作成、経理部門であれば月次レポートの作成など、部署ごとの業務に近い演習があるかを確認しましょう。
②他の生成AIツールへの横展開が可能か
生成AIの分野は変化が速く、今後も新しいツールや機能が次々に出てくることが考えられます。業務で使うAIが、Copilotだけに限られるとは限りません。ChatGPTやGeminiなど、他のツールと使い分ける場面も増えていくでしょう。
そのため、Copilotの操作手順だけを学ぶセミナーよりも、生成AIの基本的な考え方やプロンプト設計など、他のツールにも応用できる内容が含まれているセミナーのほうがおすすめです。
③受講方法が選択できるか
法人を対象としたセミナーは、受講形式の選びやすさも重要です。例えば、対面の集合セミナーは、講師に質問しやすく、参加者同士の温度感もそろえやすい点が魅力です。一方で、会場までの移動や日程調整が必要になります。
理想は、目的や対象者に応じて受講形式を選べることです。たとえば、推進メンバーは対面セミナーまたはオンラインセミナーで深く学び、全社員向けにはeラーニングで基礎を広げるといった使い分けができます。
比較表付き|おすすめのCopilotセミナー7選

ここからは、法人向けにおすすめのCopilotセミナーを7つ紹介します。
| セミナー名 | 運営元 | 対象レベル | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Copilotセミナー | GETT Proskill | 全社員向け | Copilotの基礎からCopilot Studio、Webアプリ開発まで幅広く学べる |
| Microsoft 365 Copilotの使い方研修 | インソース | 初心者〜中級者 | Word・Excel・PowerPointなど、実務で使うアプリ別に学べる |
| Copilot活用支援 | スキルアップAI | 初心者〜中級者 | 研修だけでなく、社内定着や活用推進まで支援してもらえる |
| Microsoft Copilot研修 対話式Copilot編 | リスキル | 全社員向け | プロンプト設計や画像生成、AIエージェント作成まで学べる |
| Microsoft 365 Copilotで作成・分析・提案 | トレノケート | 初心者〜中級 | Word・Excel・PowerPoint・Teamsを横断して実践的に学べる |
| Copilot for Microsoft 365 活用研修 | 大塚商会 | 初心者 | eラーニングでCopilotの概要や基本操作を自分のペースで学べる |
| 生成AI実務研修(Copilot) | ユースフル | 初心者 | 実務ユースケースの創出や効果測定まで含めて支援してもらえる |
①Microsoft 365 Copilotセミナー|GETT Proskill

GETT Proskillの「Microsoft 365 Copilotセミナー」は、Copilotを初めて学ぶ人でも、基礎から応用まで一通り学べるハンズオン形式のセミナーです。
基礎編では、生成AIの概要やCopilotの基本操作、業務効率化の考え方、実践的な使い方を中心に学びます。応用編では、Copilot Studioを使った業務自動化や、自社独自のAIチャット作成、Webアプリ開発まで扱います。
基礎的な使い方だけでなく、発展的な活用までまとめて学べるため、全社員向けのリテラシー向上と、社内のAI活用人材の育成を同時に進めたい企業に向いています。以下のリンクからまずは詳細をチェックしてみてください。
| セミナー名 | Microsoft 365 Copilotセミナー |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
②Microsoft 365 Copilotの使い方研修|インソース
インソースの「Microsoft 365 Copilotの使い方研修」は、目的に合わせてコースを選びやすい点が特徴です。
半日でCopilotの基本を体験できる入門セミナーから、ExcelやPowerPointを使った業務効率化、資料作成の時短、AIエージェント活用まで、テーマ別に複数のセミナーが用意されています。
特に、Word・Excel・PowerPointなど、日常業務で使うMicrosoft 365アプリを軸に学べるため、受講後の業務活用をイメージしやすい内容です。
③Copilot活用支援|スキルアップAI
スキルアップAIの「Copilot活用支援」は、CopilotやPower Platformを現場で使い続けられる状態にすることを重視したセミナーです。
単発のセミナーで終わるのではなく、段階的な学習、実践演習、受講後の伴走支援を組み合わせながら、社内への定着を目指します。「一部の社員だけが使っている」「研修後に活用が止まってしまった」といった課題を抱える企業に向いています。
全社員に一斉に教えるというよりも、まずは推進メンバーを育て、そこから現場に広げていきたい企業と相性がよいでしょう。
④Microsoft Copilot研修 対話式Copilot編|リスキル
リスキルの「Microsoft Copilot研修 対話式Copilot編」は、全社員向けにCopilotの基本とプロンプト設計を学べる実践型のセミナーです。
CopilotとChatGPTの違いといった生成AIの全体像から始まり、役割設定、文脈共有、制約条件の伝え方、Few-shotプロンプティングなど、AIに適切な指示を出すための考え方を学びます。
さらに、画像生成や社内情報の活用、AIエージェント作成といった応用的な内容まで扱うため、操作説明にとどまらない点が特徴です。
⑤Microsoft 365 Copilotで作成・分析・提案|トレノケート
トレノケートの「Microsoft 365 Copilotで作成・分析・提案」は、1日でMicrosoft 365 Copilotの実践的な使い方を学べるセミナーです。Word、Excelなど、主要なMicrosoft 365アプリを横断して扱い、業務に直結する操作を幅広く学べます。
オンラインLive形式が中心のため、場所を問わず受講しやすい点も特徴です。開催頻度も比較的多く、社内のスケジュールに合わせて参加しやすいのは、研修担当者にとってもメリットでしょう。
⑥Copilot for Microsoft 365 活用研修|大塚商会
大塚商会の「Copilot for Microsoft 365 活用研修」は、eラーニング形式でCopilotの基礎を学べるセミナーです。
Copilotの概要、プロンプトの基本、Microsoft 365各アプリでの活用方法を、動画を通じて自分のペースで学習できます。時間や場所に縛られず受講できるため、多拠点の企業や、全社員向けに基礎研修を展開したい企業に向いています。
集合研修と比べると、講師にその場で質問する機会は少なくなりますが、低コストで大人数に展開しやすい点はメリットです。
⑦生成AI実務研修(Copilot)|ユースフル
ユースフルの「生成AI実務研修(Copilot)」は、実務に近い形でCopilotを学びたい企業に向いたセミナーです。
集合セミナーでは、講義テーマや人数によらない完全時間単価制を採用しているため、受講者が多いほど1人あたりのコストを抑えやすくなります。当日の人数変更にも対応しやすく、大人数のセミナーを実施する企業にとって使いやすい料金体系です。
特徴的なのは、セミナーだけで終わらせず、事前の活用実態調査から対象者の選定、研修後の効果測定まで一貫して支援している点です。
おすすめのCopilotセミナーについてのまとめ
Copilotは、導入しただけで成果が出るツールではありません。業務で使いこなすには、プロンプトの作り方や、自社の業務にどう当てはめるかを理解しておく必要があります。
セミナーをうまく活用できれば、日常業務にかかる時間を減らせます。そのため、どのセミナーを選ぶかは、Copilot導入の費用対効果を左右するポイントです。本記事をで紹介したセミナーをチェックしてみてください。