AIが様々な分野で活用されるようになると共に、AIエンジニアの需要も年々増加の一途をたどっています。
そんな中、注目を集めているのがE資格です。
この記事では、おすすめのE資格の講座を6選ご紹介します。
E資格の講座を比較して選ぶ方法についても解説するので、E資格取得を目指している人は参考にしてください。
E資格とは
E資格とは、AIエンジニアに関する専門知識および実装技術を有していることを認定する資格です。
E資格を主催しているのは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(Japan Deep Learning Association)で、一般的には「JDLA」の略称で親しまれています。
E資格は、世界で初となるAIエンジニアの資格でもあります。G検定も、同じJDLAが主催している資格です。
E資格はAIエンジニアとしての専門性が高い資格であるのに対し、G検定はAIエンジニアの基礎および、ビジネスパーソンとしてのスキルを問われます。
そのため、一般的にはG検定よりもE資格の方が高難易度であるといわれています。
E資格を受験するには、事前にJDLA認定プログラムを修了しておかなければいけません。
JDLA認定プログラムは、JDLAが定めた期間で講習を受講すれば習得できますが、受験日から2年以内に認定されていることが条件となっています。
JDLA認定プログラムの講座を実施しているスクールは、一般的に
- 対面学習
- オンライン学習
- eラーニング学習
に対応しています。ちなみに、E資格取得を目指す講座にJDLA認定プログラムをプラスしているスクールも多いです。
E資格の試験概要
E資格の試験時間は120分で、受験方法は全国各地に指定された受験会場を利用するか、もしくはオンラインを使った自宅受験となっています。
E資格受験申請時に受験方法を選ぶことが可能です。
E資格の合格率は約7割ですが、決して難易度が低いわけではありません。
一般的には、平均合格者の割合が20%前半である「応用情報技術者試験」と同等レベルといわれるほどの難易度です。
また、受験者は初学者ばかりではなく、経験者やG検定などのスキル所有者も多いので、合格率から判断する以上に難易度が高い資格であるといえるでしょう。
E資格は、過去問題が全く公開されておらず、また市販の過去問題集も発売されていません。
また、先述したように、E資格を受験するためにはJDLA認定プログラムを取得していなければいけないことから、独学で合格するのは不可能な資格でもあります。
加えて合格点も非公開であるため、JDLA認定プログラムに対応しているスクールを利用して、その後、受験に対する適切なカリキュラムを学習する必要があるのです。
E資格を取得するメリット
E資格を取得するメリットは、AI、およびIT関連企業に就職時に高く評価されるということです。
E資格を取得していると、ディープラーニングの専門知識を持っているエンジニアと判断されるため合格率はかなりアップします。
AIエンジニアの需要は右肩上がりなので、好条件下で転職活動を行いたい人にもメリットが大きい資格といえるでしょう。
E資格の講座を比較して選ぶ方法
E資格の講座を比較して選ぶときは、対象となる受講者がどの程度のスキル・経験があるかを考慮することです。
E資格の講座は、初心者や中級者、経験者など対象となる受講者によってスクールやコースが異なります。
また、元々G検定を取得しているか否かによっても選ぶべき講座が異なってくるので、事前に受講者のスキル・経験を把握しておきましょう。
その他には、受講期間や価格、受講スタイルを考慮することも大切です。
E資格取得を目指している講座は、スクールによって受講期間や価格、受講スタイルが異なります。
基本的には、5日程度の短期集中型で学習するスクールから、2~3か月程度の期間を要するスクールがあり、期間に合わせて受講価格は変動します。
また、受講スタイルは、会場などで直接受講する対面型、ネットを使ったライブウェビナー型、定められた期間内であれば繰り返し動画視聴できるeラーニング型に分かれるケースが多いです。
そのため、自分が希望する予算や学習期間、学習スタイルをあらかじめ決定した上で、講座を比較検討するようにしましょう。
E資格の講座6選を徹底比較
今からは、E資格のおすすめ講座を6選、価格とサービス内容にスポットを当てて徹底比較していきます。
AI研究所のE資格対策ディープラーニング短期集中講座
AI研究所のE資格対策ディープラーニング短期集中講座は、初心者でもわずか5日間でE資格取得を目指せる講座です。
当講座は、まずE資格基礎講座からスタートし、E資格対策講座へと進みます。
その後、合格対策問題集を解き、習熟度をチェックしていきます。
最後に攻略対策ガイドブックで自己学習をして受験に臨むというカリキュラムとなっています。
価格は、会場受講・ライブウェビナーが138,000円、eラーニングは76,780円です。
神田Aラーニングセンターの実務で使えるディープラーニング講座(E資格対応)
当講座は、ディープラーニングを体系的に学びたい人、ディープラーニングの知識をビジネスに生かしたい人にピッタリの講座です。
JDLA認定プログラムにも対応しているので、初心者にもおすすめできる講座となっています。
受講型式はeラーニングのみで、価格は98,000円、受講期間は6ヶ月間です。
AIジョブカレのディープラーニング講座
AIジョブカレのディープラーニング講座は、3カ月の学習期間で即戦力となるAIエンジニアを育成している実践的なカリキュラムが特徴です。
JDLA認定プログラムに対応していますが、対象者はプログラミング経験者、もしくは同程度のスキル保有者であるため、AIエンジニア初心者が利用する場合には事前学習が必要です。
価格は123,024円で、受講型式はオンライ学習のみです。
模擬試験を受ける場合は、追加申請が必要なので注意しておきましょう。
キカガクのディープラーニングハンズオンセミナー
当講座は、わずか3日間の学習期間でディープラーニングの理論から実装まで習得できます。
スケジュールは、まず人工知能や機械学習の開発フロー、ディープラーニングについて学び、Python入門、ニューラルネットワークの実装、自然言語処理の理論・実装へと進みます。
価格は165,000円で、受講型式は動画視聴で学ぶeラーニングのみです。E資格の模擬試験には対応していません。
AIジョブカレのE資格受験対策パッケージプラン
当講座は、ディープラーニングの基礎から応用、実践的なスキルまで学ぶことができる講座です。
Pythonの基礎、および高等数学から学習をスタートするので、AI初心者にも最適なカリキュラムとなっています。
受講型式は動画を使ったeラーニングのみで、受講期間は6ヶ月です。価格は229,900円で、模擬試験にも対応しています。
AidemyのE資格対策講座
100時間以上の学習教材を提供している当講座は、ユーザー数の多さが特徴です。
AI初心者でも利用できるように、JDLA認定プログラムに対応。さらに、合格保証制度が付いていて、チューターへの個別質問を無制限で行うことも可能です。
受講型式はオンラインのみで、価格は298,000円、講座受講期間は最長11ヶ月となっています。
下記サイトでもE資格の講座に関して詳しく比較されているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
自分に合った講座を利用してE資格合格を目指そう
E資格合格に対応している講座は、カリキュラムや価格、受講期間などがそれぞれ異なります。
そのため、受講者のスキルや習熟度を把握した上で、各講座の内容と照らし合わせることが大切です。
複数のスクールを比較検討して、適した講座を利用しましょう。