AIに関する資格として代表的なE資格を取得するためには、JDLA認定プログラムという講座を受けることが条件となります。
では、JDLA認定プログラムとは具体的にどのようなものなのか、おすすめの講座と共に確認していきましょう。
E資格取得に必須のJDLA認定プログラム
JDLA認定プログラムは、E資格を取得するために必須のプログラムです。
E資格は、試験に合格することで取得できますが、誰でも受験できるわけではありません。
まずは日本ディープーニング協会(JDLA)が認定するプログラムを修了して、受験資格を取得する必要があります。
JDLA認定プログラムを修了した後に発行される、修了者ナンバーを使用することで、E資格試験の申込みができます。
認定プログラムは複数の講座から選択可能
JDLA認定プログラムには、複数の種類があります。
異なる事業者が提供している講座で、それぞれ受講期間や料金などが異なります。
内容も、AIのディープラーニング分野に関している点は共通ですが、基礎的な部分から学んでいくものもあれば、ディープラーニングの中の、より深い分野を取り扱っているものもあります。
そのように、JDLA認定プログラムは講座によって様々な違いがありますが、どれを選択するのかは個人次第です。
自らの興味がある内容の講座を選んでも良いですし、料金の安さを重視しても問題ありません。
すぐにE資格の試験を受験する目的で、期間が短い講座を選ぶ人もいます。
そして、どの講座を選択したとしても、E資格の受験資格は得られます。
E資格取得を目指せる講座は様々ですが、大切なのは自分に合っている講座を選ぶことです。こちらの記事にて講座の選び方を紹介しておりますので参考にしてください。
おすすめJDLA認定プログラム6選
それではおすすめのJDLA認定プログラムを6つ紹介していきます。
E資格対策ディープラーニング短期集中講座
短期間で確実にE資格の受験資格を取得したいという人には、AI研究所のE資格対策ディープラーニング短期集中講座がおすすめです。
修了率が約99%と、非常に高いのが特徴で、修了できずにE資格の受験資格を得られないということにはまずならないでしょう。
内容は8.5時間のオンライン学習と、24時間の講座受講という構成となっていて、数あるJDLA認定プログラムの中でも、比較的早めに修了することが可能です。
また、会場受講とライブウェビナー、eラーニングの3通りから選択できるという特徴もあります。
会場に足を運ぶことができない人でも、問題なく受講可能です。
具体的な受講期間は、eラーニングだと最短で4日、それ以外では1ヶ月が目安となっています。
そのため、すでにE資格の試験を受けて、合格できる実力があるという人が、受験資格を取得するために受講するというのもひとつの手です。
また、AIに関してあまり詳しくない人が、E資格に合格するために受講するということも可能です。
E資格に合格することを目的としたカリキュラムとなっている上に、実践形式での問題に取り組むこともできます。
さらに、テキストも無料配布されるため、講座ではわからなかった部分の復習をしたり、理解できている部分の理解度をより高めたりすることも可能です。
ディープラーニング講座
ある程度プログラミングに詳しい人が、AIやディープラーニングについてしっかり学びたいのであれば、AIジョブカレのディープラーニング講座をおすすめします。
数学と機械学習の試験を合格した人だけが受けられる講座で、月間30時間を使用してしっかり学ぶことができます。
独自のカリキュラムを用意しているのが特徴で、ディープラーニングに関して、体系的な基礎に加えて、実践的な内容も学ぶことが可能です。
そのため、ただE資格の受験資格を得るだけでなく、AIに関するスキルを身に付けられる可能性が高いです。
講座はオンラインが基本ですが、ただ講義を映像で見るだけではなく、講師に質問することも可能です。
また、動画を視聴しながらの復習や宿題なども用意されているため、受講時間以外の時間でも、自ら理解を深めていくことが可能です。
JDLA「E資格」向け認定プログラム
自分のペースで学びたいという人には、株式会社 zero to oneのJDLA「E資格」向け認定プログラムがおすすめです。ビデオとスライドを用いた教材と演習問題によって学んでいく講座で、全てオンラインで受講することが可能です。
ビデオ教材はひとつ辺り5分程度と短く、連続して視聴する他、自由な時間ができたタイミングで視聴するということもできます。
そうして、時間に追われることなく学んでいけます。
また、独自のクラウド型システムを使用することで、プログラミング演習も行えます。ただ単にビデオやスライドを視聴して終わるのではなく、自らがプログラミングをすることで、理解度を深めていけるでしょう。
ディープラーニングハンズオンセミナー
キカガクのディープラーニングハンズオンセミナーは、短期間でE資格試験の受験資格を得たいという人におすすめです。
講座そのものは3日間のスケジュールなので、早い段階で修了することが可能です。
3日という短期間ですが、AIに関するひと通りのことは学べるカリキュラムとなっています。
そして、ハンズオン形式で、リアルタイムで学習する形であるため、分からない部分が出てきた時にはすぐさま質問できます。
3日で効率的に学ぶのであれば、AIに関する基礎はある程度知っておいた方が良いですが、ディープラーニングハンズオンセミナーでは、事前学習ができる動画が配信されます。
AIについてあまりよく知らないという人であっても、早めに申し込んで動画視聴によって学べば、受講することも不可能ではありません。
現場で使えるディープラーニング基礎講座
効率的な学習が好みという人におすすめできるのは、スキルアップAI株式会社が提供する、現場で使えるディープラーニング基礎講座です。
名前の通り、AI開発を行う現場で使えるような実践的な知識や技術を身に付けることを目的とした講座です。講師は、実際にAI開発に携わっているエンジニアが担当しています。
E資格対策コースとして、eラーニングのみのカリキュラムと、eラーニングとライブ配信を組み合わせたカリキュラムが用意されています。
そのため、自分のペースで学びたい場合はeラーニングのみ、質疑応答をしたい場合はライブ配信付きという風に、自分の学習スタイルに合わせて選択できます。
また、eラーニングのみのカリキュラムでも、チャットによる質疑応答ができるコースが用意されています。
そのようなシステムなので、基本的な部分はeラーニングを使って自ら学び、わからない部分は質疑応答で講師に訊ねるという、効率的な学習が実現できるでしょう。
全人類がわかるE資格講座
なるべく不安を伴わずに学習したいという人は、株式会社AVILENが提供する、全人類がわかるE資格講座を受講すると良いでしょう。
全てがオンラインで完結する講座ですが、数あるJDLA認定プログラムの中でも、サポートが充実しているのが大きな特徴です。
受講する人にはアドバイザーが専属で付き、ビデオ通話によって様々なことを相談できます。
また、プログラムの添削や質問などを無制限で行えるので、学習していく中でつまづく部分が出てきた場合でも、すぐに解消し、着実に学習を進めていけるでしょう。
サポートは受講開始から6ヶ月ですが、講座の動画視聴は1年間可能です。
そのため、受講してから半年間は、サポートを活用しながら不安な部分をなくし、残りの期間は動画視聴によって理解度を深めていくということができます。
こちらの記事ではE資格取得に向けて必要な勉強時間や方法を詳しく紹介しております。どのように学習を進めればよいか悩んでいる方は是非参考にしてください。
自身に合ったJDLA認定プログラムを選ぶことが大切
E資格を取得するためには、JDLA認定プログラムを修了することが必須条件となります。
そして、JDLA認定プログラムには複数の種類があり、期間の短さや内容など、様々な条件に合わせて選ぶことが可能です。
そのため、自身の目的に合ったものを選ぶと良いでしょう。