Jw_CADは、日本が誇る2D CADソフトウェアです。
特に建築やインテリアデザイン業界で活用されています。
Jw_CADの豊富な機能と無料で商用利用が可能な利点から、手軽に高品質な設計図を作成するためのツールとして普及しているソフトでもあります。
この記事では、Jw_CADを安全に入手するための公式サイトへのアクセス方法と、安全にダウンロードする手順を詳しく紹介します。
また、Jw_CADの覚えておくべき基本操作や概念についても書いているので、参考にしてください。
Jw_CADとは
Jw_CADは、Windows Vista、7、8、10上で動作する2D（2次元）の汎用CADソフトウェアです。
建築士が開発に関わっており、そのために建築分野向けの便利な機能が多く組み込まれています。建築汎用CADとしても有名です。
Jw_CADの大きな特徴としては、無料で商用利用が可能なことが挙げられます。
Jw_CADの歴史
Jw_CADは、清水治郎、田中善文、岡野輔仁によって開発された、PC-9801およびPC/AT互換機のMS-DOS環境で動作する2次元汎用CADです。
Jw_CADは2000年1月1日にVersion 1.00としてリリースされ、その後も継続的にアップデートされており、日本のCADソフトウェアの一翼を担っています。
初期の開発段階では、汎用CADとしてのドラフターや製図板の延長を目指していましたが、多くのユーザーの意見を取り入れて進化しました。
この結果、Jw_CADは中小の設計事務所において建築CADとして広く普及し、価格の高い市販ソフトウェアよりも優れた操作性を提供しています。
さらに、建築以外の分野にも広がり、電気や水道などの施工図を必要とする業界でも利用されるようになっています。
また、積算見積システムや資材の拾い出しソフトなど、さまざまなツールとも連携できるようになりました。
Jw_CADが人気の理由
Jw_CADの魅力は無料で提供されている点ですが、それだけではありません。
現役の建築士が開発に参加していることや、ワンキー操作で画面表示を切り替えられる軽快な操作性などが、設計者に高く評価されています。
Jw_CADには直感的なUIや日本特有の製図ニーズに対応する機能が組み込まれており、学習も比較的容易です。
そのため、CAD初心者でもJw_CADにおいては短時間で操作に慣れることができます。
Jw_CADの安全なダウンロード手順
Jw_CADの公式サイトには、最新のダウンロードリンク、アップデート情報、使用方法、FAQが掲載されています。
公式サイトから窓の杜を経由してダウンロードしましょう。
他のサイトからもダウンロードできるようになっていますが、一部サイトではマルウェアなどの危険があります。
インストール前のシステム要件
PCのスペックやOSバージョンが最低要件を満たしているか確認しましょう。
特にOSのバージョン、空き容量が重要です。
比較的軽いソフトで、ファイルサイズは9.8MBなので容量が問題になることは少ないでしょう。
対応環境はWindows Vista/7/8/10です。
Jw_CADのダウンロード手順
Jw_CADのダウンロード手順は以下の通りです。
ダウンロード中は、途中で中断されないように注意してください。
安定したインターネット接続が無い場合は、ファイルが破損して開けなく恐れがあります。
公式サイトへアクセス
公式サイトにアクセスする際には、上記のURLを直接ブラウザに入力するか、公式サイトをクリックしてアクセスします。
ダウンロードへ移動
公式サイトにはソフトウェアの最新バージョンやインストーラのリンクが表示されます。
公式サイトに入り、メニューから「ダウンロード」を探しましょう。
この記事からもアクセス可能です。
正しいバージョンを選択
ダウンロードセクションにアクセスしたら、Jw_CADの最新版Version 8.25a(2022/04/10) をダウンロードしましょう。
要件を満たさない場合は、Version 7.11 (2012/02/19) を選ぶことも可能です。
ダウンロード開始
Jw_CADの正しいバージョンを選択したら、ダウンロードリンクをクリックしてダウンロードを開始します。
ダウンロードが完了するまで待ちましょう。
exe.ファイルを実行してインストール
ブラウザにもよりますが、ダウンロードした部分をクリックするか、ダウンロードしたファイルをクリックすることでインストールが始まります。
Jw_CADのインストールが始まったら、指示通りに操作しインストールを完了させます。
こちらの記事では、Macユーザー向けにMacでJw_cadを使う方法やメリットを解説しています。
Jw_CADの基本的な操作
Jw_CADの操作方法として、以下のマウス操作と作図画面の拡大・縮小手順が挙げられます。
Jw_CADの基本的な操作方法と概念にについて理解することで、効率的で正確な図面作成が可能です。
Jw_CADのマウス操作
以下はJw_CADでほぼ必須のマウス操作です。
実際にプログラムを実行してマウス操作をしましょう。
左クリック
Jw_CADにおいて左クリックはコマンドの選択や任意の点の指示に使用される操作です。
オブジェクトやポイントを選択したり、コマンドの実行を確定するために使います。
右クリック
右クリックは読取点を指示する場合に使用されます。
Jw_CADでは特定のポイントや座標を指定するために右クリックを行います。
左ダブルクリック
Jw_CADの左ダブルクリックは、2線コマンドの基準線の変更などに使用される操作です。
特定のオブジェクトに対しての操作を実行するために行います。
右ダブルクリック
右ダブルクリックは、伸縮コマンドの基準線の指示に使用される操作です。
特定のオブジェクトの変形や伸縮操作を行う際にも行います。
左ドラッグ
左ドラッグは、クロックメニューの選択などに使用される操作です。
特定のオブジェクトを選択する場合も、ドラッグ操作を行います。
右ドラッグ
右ドラッグは、クロックメニューの実行や線の中心点の指示に使用される操作です。
特定の操作を行うために、右ドラッグ操作を実行します。
両ボタンクリック
両ボタンクリックは、作図ウィンドウの表示場所を変更するために使用される操作です。
表示範囲を移動する際に両ボタンクリックを行います。
両ボタンドラッグ
両ボタンドラッグは、作図ウィンドウの拡大・縮小に使用されます。
表示倍率を調整するために両ボタンドラッグ操作を行います。
作図画面の拡大・縮小
Jw_CADの特有な操作方法として、作図画面の拡大・縮小手順があります。
指定範囲の拡大表示: 作図ウィンドウで左上から両ボタンドラッグし、右下方向に移動させることで、指定した範囲を拡大表示できます。
縮小表示
作図ウィンドウで左上方向に両ボタンドラッグすると、その位置を中心に画面が縮小表示されます。
前倍率表示
作図ウィンドウで左下方向に両ボタンドラッグすると、前回の倍率で作図画面が表示されます。
作図画面を全体表示
作図ウィンドウで右上方向に両ボタンドラッグすると、画面全体が表示されます。
Jw_CADの作図画面の拡大・縮小手順は、ピンポイントな視点での作業が可能となり、効率的な設計作業をサポート可能です。
こちらの記事では、Jw_CADの主な機能などを紹介しております。ご参考にしてみてください。
Jw_CADダウンロード時によくあるトラブル
この章では、Jw_CADのダウンロード時によくあるトラブルとその対処法について解説します。
UIが文字化けする、はてなマークになる
Jw_CADのダウンロード時によくあるトラブルの一つとして、UIが文字化けしたりはてなマークになることがあります。原因として、文字エンコーディングの問題やフォントの不足が考えられます。
対処法は、以下2つの方法があります。
Jw_CADのバージョンダウンをしてみる
バージョン8ではなく、バージョン7.11をインストールすることで問題が解決される場合があります。
PCの地域設定を見直す
「コントロールパネル」から、「時計と地域」を選択。
「地域」をクリックして、画像の部分を「日本」にします。
地域設定が国外になっている場合、UIの日本語が正常に表示されません。
ツールバーの形がおかしい
そのほかのJw_CADのダウンロード時によくあるトラブルとして、ツールバーの形状がおかしいことがあります。
その場合は、Jw_CADで「表示」をクリックし、ツールバーを選択解除した後に再度選択してください。ツールバーの形状が初期状態に戻るはずです。
Jw_CADでトラブルが発生したが、解決しない場合や新しい使い方を学びたい場合は、Jw_CADのオンラインコミュニティやサポートを頼るといいでしょう。
こちらの公式フォーラムは、経験豊富なユーザーや開発者からのサポートが期待できます。是非Jw_CADのオンラインコミュニティを活用してJw_CADを使いこなしましょう。
Jw_CADをダウンロードして2D CADを学習
Jw_CADは無料でダウンロードすることができるソフトウェアです。Jw_CADを通じて2D CADのスキルを向上させることで、建築やデザインプロジェクトの効率的な進行や高品質な成果物の創出が可能です。
初心者から上級者まで広く利用できるツールセットや使いやすさや、日々の実践を通じたスキル向上、作図の効率化、クオリティの向上など、多くの魅力がJw_CADに詰まっています。
ユーザーコミュニティやオンライン学習リソースを利用して、他のユーザーとの情報交換や新たなアイデアの獲得も可能です。
2D CADのスキルを磨き上げ、より高度な設計とクオリティの向上を追求していきましょう。
