この記事では、企業のホームページ、ネットショップなどで使われているWordPressでできること10選を機能一覧にまとめ、「できること一覧」の中から記事作成・予約投稿する方法を画像付きで解説します。
その他、WordPressでできることを増やすプラグイン、できないことや脆弱性のデメリットなど幅広く解説するので、WordPressの初心者の方はもちろん、WordPressでの集客を検討する企業様もぜひご一読ください。
WordPressとは?
WordPress(ワードプレス)とは、無料で使えるオープンソースのCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。高度にカスタマイズするにはプログラミングスキルも必要ですが、基本的には管理画面を使って操作できるので、初心者の方も比較的スムーズにマスターできます。
WordPressのシェア率は全Webサイトの39.5%
WordPressはネット上にあるWebサイトに対して、2026年11月1日時点で39.5%というシェアを誇っています(W3Techs調査による)。CMSとして判明しているサイトの中でのシェア率では58.2%、実に半数以上を占めています。
この調査では、WordPressのバージョン別でみると、以下のように大半(93.2%)が7と6で稼働しているという結果も示されました。
- バージョン7(67.8%)
- バージョン6(25.4%)
- バージョン5(4.7%)
- バージョン4(2.0%)
- バージョン3(0.2%)
このデータからは、WordPressは「更新を続けながら使うツール」であることもわかります。
参照:WordPressの使用統計と市場シェア(2026年11月)
WordPressの種類と使い分け
WordPressには、WordPress.orgとWordPress.comの2つの種類があります。
WordPress自体は無料ですが、WordPress.orgで使う場合はサーバーとドメインの費用がかかり、また、WordPress.comの場合は無料プランと有料プランがあります。できることの違い、コスト面は以下の表でまとめました。
| 項目 | WordPress.org | WordPress.com |
|---|---|---|
| ソフト利用料 | 無料 | 無料 |
| 費用発生場面 | レンタルサーバーサービス利用時 | 独自ドメイン・プラグイン等利用時 |
| サーバー |
|
不要 |
| ドメイン |
|
|
| 自由度 | 高い | プランで異なる |
| 主な料金/月 |
|
|
参照:エックスサーバー、ロリポップ!、ConoHa WING 料金プラン、WordPress.com
なお、レンタルサーバーはWordPressが使える最安プランの12ヵ月契約、WordPress.comは年額払いの月額換算料金です。
WordPressの基礎からサイト公開までトータルで学べるセミナー
このように、WordPressの導入時にはドメイン取得方法やCMSに関する知識など、知っておくべきポイントがいくつもあります。
「たくさんの手順と設定を覚えられるか不安」という方は、WordPressセミナーで基本から実際のWebサイト構築・公開までトータルで習得しましょう。短期間で学べるうえ、実際に操作するハンズオン形式なので、想像以上にスムーズにWordPressの操作方法が身につきます。
WordPressの有料プランとの使い分けについては以下の記事をご参照ください。WordPress.orgとWordPress.comの違いも表にまとめて解説しています。
WordPressでできること10選一覧
さっそく、WordPressでできることをまとめた一覧表を見てみましょう。ここでのできることは、WordPressのダッシュボード(管理画面)をベースにできることをピックアップしました。上記画像を参考に、機能を照らし合わせながらWordPressでできることをご確認ください。
| できること | 具体的な内容 | 管理画面のメニュー |
|---|---|---|
| Webサイト構築 |
|
|
| 記事作成 | 文や画像、表を使って記事作成 | 投稿 |
| 予約投稿 | 事前に公開日時を決めて投稿 | 投稿 |
| デザイン変更 | テーマを自由に選択してサイトをデザイン | 外観 |
| 機能の追加 | 問い合わせフォーム作成、セキュリティ対策、画像軽量化 | プラグイン |
| 複数人で管理 | 管理者・編集者・投稿者などの権限を設定できる | ユーザー |
| 画像・動画管理 | アップロードした画像や動画を1ヵ所でまとめて管理 | メディア |
| コメント受付 | 読者のコメントを受け付け、個別対応できる | コメント |
| SEO対策 | 検索エンジンに評価されやすい記事作成支援 | 設定、プラグイン |
| 多言語対応 | 多くの言語でWebサイトを表示 | プラグイン |
・投稿→記事作成・予約投稿
・メディア→画像・動画管理
・固定ページ→Webサイト構築
・コメント→コメント受付
・外観→デザイン変更
・プラグイン→機能の追加・多言語対応
・ユーザー→複数人で管理
・設定→SEO対策
WordPressで作れるWebサイトの種類
WordPressでできることの代表例であるWebサイト構築では、個人ブログやコーポレートサイト、ECサイトなどさまざまな種類のWebサイトを作成できます。
WordPressでできることを具体的に知るために、WordPressで作れるWebサイトの種類を、上記機能に照らし合わせながら一覧表で見てみましょう。
| サイトの種類 | 主な内容 | 主に使う機能 |
|---|---|---|
| 個人ブログ | 日記・雑記、趣味・情報発信 | 投稿、外観、コメント |
| アフィリエイトサイト | 広告収入(クリック報酬型、物販型など) | 投稿、プラグイン、設定 |
| ECサイト | 個人・法人でネットショップを展開 | 固定ページ、プラグイン |
| オウンドメディア | 集客・情報発信を目的、企業ブログ | 投稿、ユーザー、メディア |
| 会員サイト | 会員登録したユーザーを対象としたサイト | ユーザー、プラグイン、メディア |
| コーポレートサイト | 企業情報サイト(会社概要、事業紹介など) | 固定ページ、プラグイン、外観 |
このように、WordPressは「情報発信」「集客」「販売」など、できることが多方面にわたることがわかります。
WordPressでできることを実際に体験してみよう!
続いて、WordPressでできることで紹介した「記事作成」「予約投稿」を実際に行ってみましょう。できることを目で見て確かめたい方もぜひご一読ください。
Webサイトに投稿する記事の作成
まずは、WordPressでできることの基本である「記事の作成」を行ってみます。
- WordPressを開いて「投稿」から「投稿を追加」を開く

- タイトルを入力し、「+」から画像をアップロード

- 画像をアップロードしたら、その下に記事を書き、太字などで装飾

- 「+」からテーブルを開いて、カラムや行を設定

- 記事が完成したら画面右上のプレビューをクリック

- プレビュー(公開後にサイトで表示される画面)で記事を確認

作成した記事の投稿
WordPressでできることは、記事の予約投稿もあります。まずは、先ほど作った記事に問題ないかチェックしてください。
- 画面右上の「公開」から「公開:今すぐ」を開く

- 投稿予約の日時を設定したら「予約投稿」をクリック

これでWebページの作成と記事の予約投稿の手順は終了です。こうした「WordPressでできること」は実際に行ってみると、目の前でページを作り上げていく楽しさを実感できます。
WordPressの本格スキルが短期で身につくセミナー
上記の使い方はWordPressでできることのごく入り口で、企業向けの本格的なWebサイト運営には「できること」も高いレベルを求められます。
ビジネスで効果を出す「SEO対策」も学習
WordPressセミナーでは、高度なWordPressでできること・使い方をはじめ、実際にビジネスで成果を出すためのSEOキーワード設定、Google Analyticsを使ったアクセス数分析といった運用面まで学べます。
必ず押さえておきたい「セキュリティ面」も充実
特に私が魅力を感じたのは、できることだけではなく、セキュリティ面もしっかり学べる点です。たとえば、セキュリティ強化のためのカスタマイズ方法、効果的なプラグインの入れ方も学べるので、WordPressの脆弱性に不安を持つ方にもマッチしたセミナーと感じました。
セミナー名 WordPressセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
以下の記事では、代表的なWordPressでできること「固定ページ」の使い方を画像付きで解説しています。上記の操作方法と合わせてご一読いただき、WordPressでできることの幅を広げてみてください。
WordPressでできることを増やすプラグイン10選

続いては、「WordPress.org」の人気プラグインから上位10位をピックアップして一覧表にまとめてご紹介しましょう。WordPressでできることと合わせて、プラグインの種類もチェックしておくとスムーズに導入できます。
| プラグイン名 | できること | 有効インストール数 |
|---|---|---|
| Elementor | ドラッグ&ドロップでWebサイト作成 | 1,000万以上 |
| Yoast SEO | 検索エンジンがコンテンツを正しく理解 | 1,000万以上 |
| Contact Form 7 | お問い合わせフォームの作成 | 1,000万以上 |
| Classic Editor | 以前の編集画面(クラシックエディター)の有効化 | 800万以上 |
| LiteSpeed Cache | Webサイトの表示を迅速化、画像の最適化 | 700万以上 |
| WooCommerce | ネットショップ(ECサイト)を数日で開設 | 700万以上 |
| Site Kit by Google | Googleサービスの利用(アナリティクスなど) | 500万以上 |
| Akismet Anti-spam | スパムコメントのブロック | 500万以上 |
| WPForms | お問い合わせフォーム・決済フォームの作成 | 500万以上 |
| All-in-One WP Migration and Backup | Webサイトの引っ越しやバックアップ | 500万以上 |
この人気プラグインの「できること」の列を見ると、「お問い合わせフォーム」が2つありました。どちらが良いか迷った場合は、
- Contact Form 7→シンプルなフォーム向け
- WPForms→決済フォームやアンケートなど幅広いフォーム
のように「できること」「作りたいWebサイト」に合わせて選択してください。
WordPressでできることを支える3つの要素
WordPressは、Webサーバー、PHP、データベースが連動しながら動作しています。ここでは、この「WordPressでできること」を支える3つの要素について解説しましょう。
Webサーバー|情報通信をつなげる窓口
WordPressでできることを支える一つとして、Webサーバーが挙げられます。Webサーバーとは、インターネットでユーザーに情報を提供するシステムのことです。
私たちがインターネット検索をした際に、Webページが表示されるのは、このWebサーバーの機能によるものです。また、HTTPSという通信規約に基づいて通信を暗号化することで、ユーザーが安心して閲覧できるWebサイトとして公開できます。
PHP|HTMLに埋め込めるスクリプト言語
PHPとは、WordPressを動かすプログラミング言語です。厳密には、Webページを作成するHTMLという言語に埋め込めるスクリプト言語に該当します。PHPによりWordPressでできることの「ページの表示」「記事の投稿・修正」などが実現します。
なお、WordPress公式が推奨するPHPはバージョン8.3以上で、古いバージョン(PHP7.4〜8.1)の場合サポートが終了しているので、セキュリティ面の脆弱性リスクが高まります。
参照:要件 – WordPress.org、PHP: Unsupported Branches
データベース|WordPressの情報の保管庫
データベースとは、WordPressの情報を保存するデータ管理システムです。このデータベースでできることは「記事の保存」「予約投稿」「記事の検索」などです。WordPressでは、MariaDB 10.11以上、もしくはMySQL 8.0以上といったデータベースを使っています。
ちなみに、MySQLはオープンソースのリレーショナルデータベースで、この中にWordPressの情報(文字・数字)がすべて格納されており、必要な情報を取り出せます。
WordPressでできないこととは?
WordPressでできることは分かったものの、逆にWordPressでできないことは何なのでしょう。ここでは、WordPressでできることと合わせて知っておきたい、WordPressでできないことを表にまとめて解説します。
| できないこと | 主な内容 | 代わりの対処法 |
|---|---|---|
| 個別サポート |
|
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| 独自デザイン | ヘッダーやメニューなど定番配置以外のデザイン | HTMLやCSSを使って一から制作 |
| アプリ開発 | 会員証やバーコード機能などのスマホアプリ | アプリ開発用のプログラミング |
| 細かい設定 |
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このように、企業向けの細かい設定をする場合はPHPのスキルが必要ですが、昨今このPHPに脆弱性が見つかり、Webサイトを運営する世界中の企業・組織に衝撃が走りました。
PHPに2つの脆弱性が判明
2026年10月21日、PHPに「CVE-2026-109618」と「CVE-2026-109619」という2つの脆弱性が公表されました。この脆弱性のリスクは、ログインなしで外部から情報閲覧やサイトの書き換え、さらにはサーバーの乗っ取りまで行われるというものです。
先ほど「PHPはWordPressに使われている言語」とお伝えしましたが、そのPHPが外部から侵入しやすい状態だったことが分かったため、「23時以降ネットが危ない」「今すぐWi-Fiを切るべき」といった混乱や誤情報も広がりました。
この脆弱性はPHPに対する脆弱性であるため、PHP自体を「8.5.12、8.4.27、8.3.36、8.2.35」に更新することで対処可能です。なお、PHP 8.1以前について、正式な修正版は出ていません。
参照:PHPの重大な脆弱性は即時のパッチ適用が必要 |CISA
WordPressの脆弱性対策でできること9選
WordPressの脆弱性対策でできることは、本体の更新、パスワードの見直しなどです。WordPressでできることと同時に重要なのがWordPressの脆弱性対策なので、ぜひ一つひとつチェックしてみてください。
| 対策 | 内容 | 使う機能 |
|---|---|---|
| WordPress本体の更新 | 最新バージョンへのアップデート | ダッシュボード (更新) |
| パスワードの見直し | 複雑で長いパスワード設定(英字/数字/記号) | ユーザー (プロフィール) |
| テーマ・プラグイン更新 | 定期的にテーマやプラグインを更新 | ダッシュボード (更新) |
| テーマ・プラグイン削除 | 使っていないテーマやプラグインを削除 | 外観・プラグイン |
| レンタルサーバーの機能 | サーバー会社提供のセキュリティ設定をオン | レンタルサーバー (管理画面) |
| ログインURLの変更 | 初期設定のログインURL(/wp-login.php)を変更 | プラグイン |
| 二要素認証 | スマホアプリで本人確認できるように設定 | プラグイン |
| ボット対策 | ボット攻撃による不正ログイン・スパムを防止 | プラグイン |
| バックアップ | 重要なデータを定期的に保存 |
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このように、先ほどのPHPの脆弱性の場合は「PHP自体のアップデート」が対処法でしたが、WordPress自体でできる対策はいくつもあります。大事なデータを守るためにも、できることからしっかり対策しておきましょう。
WordPressでできることに関するよくある質問
最後に、WordPressでできることに関するよくある質問を3つご紹介します。WordPressでできることを詳しく理解するためにも、ぜひご確認ください。
WordPressでできることについてまとめ
WordPressでできることは、Webサイトの作成、それに関わるプラグイン導入やテーマ設定などです。できることは多岐にわたりますが、こうしたできることを幅広く活用し、企業で大きな成果につなげるためには、やはり高度なカスタマイズに対応できるPHPなどのプログラミングスキルも必要です。
しかし、PHPは今回のように脆弱性が発見され、こうした事例が今後起きないとも限りません。WordPressでできることを学ぶ際には、セキュリティ対策まで学べるセミナーを活用して、安心してWebサイトを運営するスキルを習得しましょう。