Blenderはその高機能さが注目される一方で、無料で利用できるという点でも人気を博しています。
この記事ではBlenderの基本的な情報から、無料でダウンロードし、インストールする方法、そしてその高機能な機能の一部をご紹介します。
さらに、Blenderを効率よく学ぶための安価なセミナー情報も提供いたします。Blenderの魅力について一緒に学びましょう。
Blenderとは
早速、高機能3DCGソフトのBlenderの特徴ついて解説していきます。
Blenderは無料のソフトウェア
Blenderとは、3Dコンピューターグラフィックス(3DCG)を制作するための無料のソフトウェアです。
一般的に、3DCGソフトウェアと言うと高額なライセンス料が必要なものがほとんどですが、Blenderはその概念を覆す存在と言えます。Blenderは全ての機能を無償で利用できるのです。
なお、Blenderが無料である一方で、開発者への寄付を募っています。寄付をすると、その金額に応じた特典を得ることができます。これは一種のクラウドファンディングとも言えますが、利用者が自発的にBlenderの開発を支援することで、より高品質な機能が提供され続けています。
Blenderはオープンソースソフトウェア
Blenderは、オープンソースソフトウェアとして提供されています。オープンソースとは、誰でもそのプログラムのソースコードを見ることができ、改変や再配布も自由に行えるソフトウェアのことを指します。
Blenderの開発は世界中のプログラマーやデザイナーによって共同で行われており、その結果、機能が常に進化し続けているのです。
Blenderは日本語表示にも対応可
また、Blenderは日本語表示にも対応しています。これは、英語が苦手な方でも安心して利用できるという点で大きなメリットとなります。操作方法や機能については、豊富な日本語の情報がネット上に公開されており、自己学習でも十分に使いこなすことができます。
Blenderによって高品質な3DCGの作成ができる
Blenderと他の有料の3DCGソフトウェアとを比べると、Blenderの方が使い方が複雑であると感じる方もいるかもしれません。
しかし、その一方で、Blenderを使いこなせば、映画やゲームの制作にも通用するほどの高品質な3DCGを作り出すことができるのです。
以上のように、Blenderは無料でありながら、その機能は極めて高度であり、さらに進化し続けています。また、全てが日本語表示可能で、自由にカスタマイズ可能というのも大きな魅力です。
Blenderの無料ダウンロードとインストール方法
ここでは、その無料のBlenderを自身のデバイスにダウンロードし、インストールする手順について詳しく説明します。
- まずは公式サイト(http://www.blender.org/download/get-blender/)にアクセスしましょう。このページで最新版のBlenderをダウンロードできます。
- その後、Blenderは様々なOSに対応していますが、ここでは一例としてWindows版のインストール方法をご紹介します。Windows版は、インストーラ実行ファイル版(.exe)やZip版(.zip)の2つの形式で提供されています。
- ブルーのボタンをクリックすると、寄付の画面が表示されますが、ここでは何も操作せずに少し待つとダウンロードが自動的に始まります。
- ダウンロードが完了したら、そのファイルをダブルクリックするとインストールが始まります。
- セットアップウィザードが表示されるので、「Next」をクリックします。
- ライセンス使用許諾契約の画面が表示されるので、内容を確認し、「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れて、「Next」をクリックします。
- インストール内容、保存先を指定するカスタムセットアップの画面が表示されますが、特に変更する必要はありません。「Next」をクリックします。
- 「Install」をクリックすると、インストールが開始されます。
- インストールが完了したら、「Finish」をクリックします。
- Windowsでは、デフォルトではショートカットが自動的に作成されませんので、「スタート」メニューからBlenderを起動します。
以上の手順により、無料のBlenderのダウンロードとインストールが完了します。
BlenderはMacでも使用可能です。Macユーザーは以下の記事を参考にインストールしてみてください。
無料でも使えるBlenderの高機能
Blenderの機能は多岐にわたります。3Dモデリングからレンダリング、アニメーション制作、動画編集まで、3DCG制作に必要な工程を一通りこなすことが可能です。
また、リアルタイムレンダリングエンジン「Eevee」や、映画製作レベルのレンダリングエンジン「Cycles」など、高品質なレンダリングも可能です。
これらの高度な機能を無料で利用できるのは、Blenderが持つ大きな魅力と言えます。その機能の一部について、以下で具体的に見ていきましょう。
モデリング
まず、Blenderの高機能として挙げられるのが、モデリングです。キャラクターや建物、乗り物といった形状を自由にデザインできるだけでなく、「スカルプトモデリング」という粘土彫刻のような直感的なモデリングも可能です。これにより、ユーザーはより詳細なモデル作成を行うことができます。
マテリアル
マテリアルにより、モデリングしたオブジェクトに対してさまざまな材質や質感を付けることができます。金属やガラス、木材といった現実的な材質だけでなく、現実には存在しない材質の設定も可能で、これによりよりリアルなシーン作りを行うことができます。
リギング
リギングを用いて、モデリングしたキャラクターに動きをつけることも可能です。リギングは、モデルに骨組みを設定し、アニメーションを可能にする機能で、これによりキャラクターにリアルな動きをつけることができます。
アニメーション
アニメーションを使用すれば、リギングしたキャラクターにさまざまな動きをつけることができます。また、物理演算を利用すれば、水や風などの自然現象もリアルに再現することができます。
コンポジット
コンポジットでは、作成した3Dモデルを実写映像と合成することができます。これにより、よりリアリティのある作品作りが可能になります。
多機能のBlenderにもでできることとできないことがあります。こちらの記事にて詳しく紹介しておりますので、ご参考にしてください。
安価でBlenderを学ぶなら
Blenderを安価で学びたいとお考えの方には、ProSkilllの「Blender基礎セミナー」がおすすめです。このセミナーは、3つの受講形式から選べる特徴があります。
①会場受講
まず、会場受講という形式があります。こちらは、講師と対面で受講できる形式で、2日間のセミナーとなっております。料金は38,500円(eラーニング 27,500円)です。
東京と大阪の会場で開催されています。東京会場は神田駅から徒歩1分、大阪会場は新大阪駅から徒歩7分と、アクセスも非常に便利です。
②ライブウェビナー
次に、ライブウェビナーという形式があります。こちらはオンラインで講師に質問しながら学習できる形式で、こちらも2日間のセミナーとなっております。料金は38,500円(税込)です。なお、ライブウェビナーはZoomを使用して行われます。
③eラーニング
最後に、eラーニングという形式があります。こちらは場所を問わず自分のペースで学習できる形式で、会場受講と同等の内容を動画で学べます。お申し込み後1年間いつでも視聴可能で、特価で通常の38,500円から27,500円(税込)で提供されています。
これらの受講形式は、自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて選ぶことができます。短期集中学習で確実にスキルを身につけることが可能です。
具体的な学習内容としては、1日目は、画面構成と基本操作、ローポリデータの3DCGモデリング、スタンドライトの作成と複雑なマテリアル設定など、基本操作を中心に学んでいきます。2日目は、フィギュアのテクスチャ設定、リアルなモデリング、カメラワークを利用したCGアニメーションの作成など実践的な作業を通して具体的な技術を学びます。
実務に即した課題をトレーニングすることで、短期間で確実なステップアップを可能にし、受講後はBlender業務にすぐに活かすことができます。
Blenderは無料で手に入る3D制作ツールBlender
Blenderは高機能な3Dモデリングソフトウェアであり、そのすべての機能を無料で利用できます。モデリングからレンダリング、アニメーション制作まで幅広く対応しており、その機能は有料ソフトウェアにも匹敵します。
ただし、その全ての機能を活用するには学習が必要で、そのための安価なセミナーも提供されています。無料ながらも高機能なBlenderは、3Dデザインの学習を始める方にも、プロの作業をサポートするツールとしても最適です。