【2025】E資格の例題おすすめサイト6選!実際の例題・解答・解説も紹介

国内最高峰のAIエンジニア資格として知られるE資格。
幅広い業界でAI活用の可能性が広がる中、E資格の受験者は年々増加傾向にあります。

デジタル化社会に欠かせない注目の資格ですが、E資格受験に備え、「実際の例題を解いてみたい」「例題でスキルチェックしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、E資格の例題を解けるおすすめサイトを6選ご紹介します。
実際の例題や解答・解説もお伝えするので、E資格取得を目指している方はぜひご活用ください。

E資格の例題とは?

E資格の例題とは?

E資格の例題とは、E資格の出題傾向を模した練習問題です。

E資格のシラバスにある、深層学習の理論から、実際のデータ分析、モデル評価まで幅広く網羅し、多くの例題は実際の試験同様に多岐選択式(4~5択)で出題しています。

E資格とは

E資格は、国内におけるAIエンジニア最高レベルのAI資格です。

E資格は、デジタル化社会の基盤を構築するAI人材育成を目的に創設され、試験ではディープラーニングを中心としたAI技術に関する深い理解とモデル構築や評価などの実装能力を問われます。

E資格の概要

項目 内容
正式名称 JDLA Deep Learning for ENGINEER
略称 E資格
種類 民間資格
認定団体 一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)
認定開始年 2017年
受験資格 JDLA認定プログラム修了者(試験日から過去2年以内)
試験時間 120分
出題数 100問程度
出題形式 多肢選択式
試験会場 各地の指定試験会場
受験費用
  • 一般:33,000円
  • 学生:22,000円
  • 会員:27,500円

E資格については、以下の記事で紹介しています。
E資格の基盤であるディープラーニングについても詳しく解説しているので、AIエンジニアを目指す方はぜひご一読ください。

ディープラーニングの資格「E資格」とは?

E資格の例題はない?

E資格の例題はない?

ネット上では、「E資格の例題がない」という声を多く耳にします。
G検定では、日本ディープラーニング協会が過去問を公開しているため、E資格受験者も同様のサービスを探すのは自然な流れでしょう。

しかし、結論からいうとE資格では公式な例題は公開されていません

それには、いくつかの理由が推察されます。

E資格の公式例題がない理由

E資格の公式例題が公開されていないのは、E資格がG検定よりも高度な内容であることが一因と考えられます。

E資格では、常に最新の研究成果や技術動向が反映されており、試験の難易度はG検定よりも高度です。そのため、問題の質を保ち、常に最新の知識を問うために、問題の公開範囲を限定せざるを得ないと推察されます。

また、一般社団法人日本ディープラーニング協会が、第三者による試験問題の無断使用や不正利用を防ぐために、問題の公開を控えている可能性も考えられます。これは、試験の公平性を保ち、資格の信頼性を維持するための対応といえるでしょう。

E資格の例題に取り組むには?

E資格の例題は公式にはありませんが、学習サイトを利用すれば取り組めます

日本ディープラーニング協会では、公式サイトでE資格の学習に役立つコンテンツや、例題・模擬試験を提供する学習サイトを紹介しています。これらのサイトを活用すれば、「E資格の例題を解きたい」という方の悩みも解消するでしょう。

学習サイト以外にも、書籍やセミナーなど、E資格の例題を取り扱っている学習サービスはいくつかあります。これらの学習サービスは後述するので、次項ではまず、E資格の例題に取り組めるおすすめサイトをご紹介しましょう。

E資格の例題を解けるおすすめサイト6選

E資格の例題を解けるおすすめサイト6選

では、E資格の例題に取り組めるおすすめサイトを6選ご紹介します。
まずは、各サイトの例題数や価格をまとめた一覧表からご確認ください。

サイト名 運営元 例題数 想定時間 価格
E資格模擬テスト AIスキルチェック ProSkilll 23問 約20分 無料
ディープラーニング講座スキルチェック スキルアップAI 6問 約6分 無料
E資格模試 スキルアップAI 120分 16,500円
E資格オンライン模試2025#1 AVILEN 100問 120分
  • 27,280円
  • 16,280円
    (割引価格)
E資格スキルチェックテスト AVILEN 18問 約20分 無料
Eもぎライト スタディAI 20問 約20分 無料

では、それぞれのサイトについて詳しく解説していきましょう。

①E資格模擬テスト AIスキルチェック|ProSkilll

①E資格模擬テスト AIスキルチェック|ProSkilll

ProSkilllのE資格模擬テスト AIスキルチェックは、E資格の例題を元にAIスキルを徹底的に診断できる実践的なサイトです。利用料金は無料で、例題数は23問と豊富。公式サイトにアクセスすれば、誰でも今すぐ例題にチャレンジできます。

例題は、実際の試験と同様の多岐選択形式で、ニューラルネットワークの構造と働き、機械学習のアルゴリズム、深層学習のモデル、自然言語処理など、幅広い範囲の問題に対応しています。

②ディープラーニング講座スキルチェック|スキルアップAI

②ディープラーニング講座スキルチェック|スキルアップAI
引用元:スキルアップAI

スキルアップAIのディープラーニング講座スキルチェックは、全6問の例題に取り組めるサイトです。ディープラーニング講座の受講を検討されている方、数学、Python、機械学習の基礎知識を習得しているかを確認したい方を対象としています。

例題では、線形代数、確率・統計、Pythonなど、ディープラーニング学習の基礎となる知識が主体。例題は穴埋め形式で、解答後すぐに点数と診断結果を確認できます。

③E資格模試|スキルアップAI

③E資格模試|スキルアップAI
引用元:スキルアップAI

スキルアップAIのE資格模試は、本番さながらの試験環境で例題にチャレンジできるサイトです。こちらの例題は、E資格に精通した講師陣が作成し、最新のシラバスに合わせた問題構成となっています。

こちらの例題に取り組むためには、まず申し込みと利用料金の支払いが必要です。その場で利用できる無料サイトとは異なるので、あらかじめ利用規約などの詳細を確認しておきましょう。

④E資格オンライン模試2025#1|AVILEN

④E資格オンライン模試2025#1|AVILEN
引用元:AVILEN

AVILENのE資格オンライン模試2025#1は、実践的な模擬試験形式の例題に取り組めるサイトです。例題は約100問、解答時間は120分本試験レベルの内容で、終了後は現役のデータサイエンティストが作成した詳細な解説動画と資料で確認できます。

受講料金は「全人類がわかるE資格講座」受講者の場合16,280円、それ以外の方は27,280円です。なお、例題は期限内であれば何度でも取り組めますが、有料の学習サービスなので、申し込み・支払い完了後の利用となります。

⑤E資格スキルチェックテスト|AVILEN

⑤E資格スキルチェックテスト|AVILEN
引用元:AVILEN

AVILENのE資格スキルチェックテストは、E資格で必須のディープラーニングに関する例題に取り組める無料サイトです。数学・統計学、Python、機械学習の分野から全18問が出題され、解答をダウンロードすればその場で自己採点できます。

数学・統計分野では、線形代数や微分、確率、統計の基礎的例題が主となっているため、E資格取得に向けた学習の第一段階の力試しとして活用するのもおすすめです。

⑥Eもぎライト|スタディAI

⑥Eもぎライト|スタディAI
引用元:スタディAI

スタディAIのEもぎライトは、E資格模擬テスト形式の例題に取り組めるサイトです。
E資格の模擬例題は現在無料公開中で、全20問にはそれぞれ解説が付いています。

利用申請は簡単で、名前や生年月日、メールアドレスを入力するだけで、模擬テストのURLとパスワードが送られてきます。E資格の試験に興味がある方はもちろん、受験前の力試しにも最適です。

E資格の例題と解答・解説

E資格の例題と解答・解説

続いて、実際のE資格の例題をご紹介しましょう。
ここでは、先ほどご紹介した「E資格模擬テスト AIスキルチェック」から3つの例題を引用し、例題に対する解答、解説まで詳しくお伝えします。

例題①タスク種類

機械学習のタスクとして、以下の様なものが挙げられます。

  • クラス分類:与えられたデータが何に属するのかを推定
  • クラスタリング:与えられたデータ群を複数のサブセットにグループ化
  • 回帰:与えられたデータから数値を予測
  • 強化学習:動的な環境の中で繰り返しの試行で報酬の最大化を目指す

ローンの審査は、どのタスクについて述べたものか選んでください。

年収や年齢、銀行残高などをデータとして与えた時に、その人物に貸付をしても問題ないか判断

【解答群】
(A) クラス分類
(B) クラスタリング
(C) 回帰
(D) 強化学習

解答

(A) クラス分類

解説

ローンの審査の目的は与えられたデータ(年収、年齢、銀行残高など)に基づいて、その人物が「貸付可」または「貸付不可」のどちらに分類されるかを判断することです。

クラス分類は、データが属するカテゴリ(クラス)を予測するタスクであり、このケースでは「貸付可」と「貸付不可」という2つのクラスに分類することになります。

例題②ニューラルネットワーク

以下の図は基本的なニューラルネットワークのイメージ図になります。

例題②ニューラルネットワーク

入力層には、n個のノード(n種類の数値を入力として与える)があり、出力層には2つのノードがあります。

この図から、このニューラルネットワークは、どのようなタスクを行うためのモデルであると考えられるか、以下の選択肢の中から選んでください。

【解答群】
(A) 与えられたデータから、隠れた特徴を見つける
(B) 与えられたデータにある、不要なノイズを除去
(C) 与えられたデータから、犬か猫かを判別
(D) 与えられたデータから、明日の売り上げを予測

解答

(C) 与えられたデータから、犬か猫かを判別

解説

このニューラルネットワークは、2つの出力ノードを持っていることがポイントです。
これは、2つの異なるクラス、つまりこの問題文の文脈では「犬」と「猫」のどちらかに分類するための出力であると考えられます。

入力層に入力されたデータ(例えば、画像のピクセル値)が、ニューラルネットワークの中で処理され、最終的に2つの出力ノードのどちらかがより高い値をとることで、そのデータが「犬」か「猫」かの判断が行われます。

例題③分散処理

ニュートラルネットワークにおいて、学習に掛かる時間を減らす目的として分散処理があります。分散処理には、データを分散させるデータ並列分散処理と、モデルを分散させるモデル並列分散処理の2種類があります。

複数PCでモデル並列分散処理を行う場合、ボトルネックになる可能性のある処理は以下の内のどれですか。

【解答群】
(A) 隠れ層のノード数
(B) データ通信
(C) 隠れ層の層数
(D) 入力データ数

解答

(B) データ通信

解説

ニューラルネットワークのモデルを複数のPCで分散処理する場合、ボトルネックとなるのはデータ通信です。

モデル並列処理では、モデルの異なる部分をそれぞれのPCに割り当て、それぞれのPCで計算を行い、その結果をやり取りしながら学習を進めます。この際、各PC間で大量のデータをやり取りする必要が生じます。

ネットワークの帯域幅や遅延によって、このデータ通信がボトルネックとなり、全体の処理速度が遅くなってしまうことがあります。特に、大規模なモデルや大量のデータを扱う場合より顕著になります。

その他のE資格の例題に取り組みたい方は、ぜひ以下のページから進めてみてください。

E資格の例題を学べるその他の方法

E資格の例題を学べるその他の方法

E資格の例題を学べる学習サイトについてご紹介しましたが、E資格の学習方法は上記のような学習サイトだけではありません。以下では、E資格の例題に取り組めるその他の学習方法をご紹介します。

①書籍

E資格は、問題集形式で多くの例題が掲載されている書籍がいくつかあります。
書籍を使ってE資格の例題に取り組むと、書き込みやマーカーを引くなど、自分だけの学習ノートとして活用できるため、定着率の向上にも効果を発揮します。

以下に2つのおすすめ問題集を紹介しましょう。

深層学習教科書 ディープラーニング E資格(エンジニア)精選問題集

こちらは、最新シラバス「E2024#2」に対応した、質の高い例題に取り組める問題集です。

本書は、東京大学大学院の岩澤有祐准教授監修のもと、AIの第一線で活躍する講師陣が執筆。E資格の核心を捉えた282問を厳選し、実践的な総合問題まで544頁のボリュームで提供。AI読者アシスタントも利用できるので、いつでもその場で疑問を解決できます。

徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版

こちらも、E資格の例題に520頁のボリュームで取り組める厳選問題集です。

JDLA認定プログラムの第1号事業者であるスキルアップAIの講師陣が執筆しており、丁寧で分かりやすい解説に加え、正答だけでなく誤答についても技術的な解説まで掲載。最新の試験傾向を踏まえた模擬問題が豊富に収録されており、合格力向上に大きく貢献します。

②セミナー

E資格の学習方法は、書籍やオンライン教材だけでなく、セミナーもおすすめです。

近年、E資格に対応した質の高いセミナーが数多く開催されており、多くのE資格対策セミナーは、実践的な例題に取り組みながら、基礎から合格まで着実にステップアップしていきます。セミナーは講師に直接質問できるため、例題の疑問点をすぐに解消できるのも魅力といえるでしょう。

E資格合格を目指せる!JDLA認定 E資格対策講座

JDLA認定 E資格対策講座は、JDLAカリキュラムの修了生が99.2%、合格率が83.3%以上という高い実績を誇ります。質の高いカリキュラムと、経験豊富な講師陣による丁寧な指導は、E資格の例題を学ぶ最高の環境といえるでしょう。

学習スタイルに合わせて、会場受講、ライブウェビナー、eラーニングから選択できるため、自分のペースで例題に取り組みたい方にもおすすめです。

以下の記事では、JDLA認定セミナーを多数ご紹介しています。
「様々なセミナーから比較検討したい」という方はぜひご一読ください。

【2025】JDLA認定のE資格セミナーおすすめ8選!価格や受講期間・受講形式を徹底比較

E資格の例題についてまとめ

E資格の例題は、日本ディープラーニング協会が公式に公開しているものはありませんが、E資格の例題に対応した学習サイトがいくつかあり、これらを活用することでE資格と同様の例題に取り組めます。

しかし、学習サイトを利用する際は基本的に独学が中心となるため、例題に取り組む際に迷うことがあるかもしれません。そのような場合にはセミナーの活用がおすすめです。

JDLA認定 E資格対策講座では担当講師がその場で対応してくれるので、効率的に学習を進めたい方にとっても有効な学習方法といえるでしょう。

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