kintoneプラグインは、kintoneに機能を追加し、業務をより便利にする拡張機能です。ノーコードで導入できるものが多く、入力作業の効率化や一覧画面の改善、外部サービスとの連携など、さまざまな用途で活用されています。
一方で、kintoneプラグインには多くの種類があり、追加できる機能や特徴はそれぞれ異なります。導入する際は、自社の業務に合ったkintoneプラグインを選ぶことが大事です。
そこで本記事では、kintoneプラグインの概要やできること、導入するメリット、選び方、 利用時の注意点まで分かりやすく解説します。kintoneプラグインの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
kintoneプラグインとは?
kintoneプラグインとは、kintoneに標準搭載されていない機能を追加できる拡張機能のことです。プラグインを導入することで、入力作業の効率化や一覧画面のカスタマイズ、外部サービスとの連携などを実現できます。
通常、kintoneの機能を追加するにはJavaScriptによる開発が必要になります。
また、kintoneプラグインには無料で利用できるものから有料のものまで幅広い種類があります。必要に応じて選択できるため、自社の業務に合わせた機能の追加が可能です。
専門的なプログラミング知識がなくても設定画面から導入できるものが多く、手軽に利用できるのも特徴です。
そのため、開発コストや運用負担を抑えながら、自社の業務をより効率化させたい企業に多く利用されています。
kintone自体についての情報を知りたい方は、次の記事をご確認ください。
kintoneプラグインでできること
kintoneプラグインを活用することで、標準機能だけでは使えないさまざまな機能を利用できます。標準機能では対応が難しい作業も、目的に合ったkintoneプラグインを導入することで対応できることもあります。
代表的なkintoneプラグインの機能は、以下の通りです。
| 機能 | 内容 | 活用例 |
|---|---|---|
| 一覧表示の拡張 | 画面一覧を見やすくする | 条件表示・色分け |
| データ入力支援 | 入力作業を効率化する | 自動採番・入力補助 |
| 集計・分析 | データを可視化する | グラフ・ダッシュボード |
| 外部サービス連携 | 他のサービスと連携する | Microsoft 365・Slack |
| 業務自動化 | 定型業務を自動化する | 通知・レコード更新 |
次の順で、kintoneプラグインの機能の詳細を見ていきましょう。
- 一覧表示の拡張
- データ入力の効率化
- 集計・分析
- 外部サービスとの連携
- 業務の自動化
①一覧表示の拡張
kintoneプラグインで画面一覧のレイアウト変更や条件ごとの色分けなどを行うことで、必要な情報を見つけやすくできます。案件管理や顧客管理など、多くのデータを扱う業務で役立ちます。
また、画面一覧を業務内容に合わせてカスタマイズできるため、情報を探す手間を減らし、作業効率の向上につながります。
②データ入力の効率化
自動採番や入力補助などの機能を追加することで、入力ミスを防ぎながら作業時間を短縮できます。日々のデータ登録が多い業務におすすめです。
データ入力を効率化できるkintoneプラグインを導入することで、入力作業の負担を軽減できるだけでなく、ヒューマンエラーの防止にも役立ちます。
③集計・分析
売上や案件数などのデータをグラフや表で可視化できます。集計結果を一目で確認できるため、業務改善や意思決定にも役立ちます。
集計機能を備えたkintoneプラグインを利用すれば、リアルタイムでデータを分析しやすくなり、業務状況を素早く把握できるようになります。
④外部サービスとの連携
メールやチャットツール、クラウドストレージなどと連携することで、業務をkintone上で一括管理しやすくなります。
外部サービスと連携できるkintoneプラグインを活用することで、複数のツールを行き来する手間を減らし、業務全体の効率化が期待できます。
⑤業務の自動化
通知やレコード更新などの定型作業を自動化できます。手作業を減らせるため、業務効率化や人的ミスの防止につながります。
業務フローを標準化しやすくなるため、担当者が変わっても安定した運用を維持しやすくなります。
次の記事でも、主なプラグインや連携サービスのをしています。ぜひご覧ください。
kintoneプラグインを利用するメリット

kintoneプラグインには、さまざまなメリットがあります。
- ノーコードで機能を追加可能
- 開発コストを抑えられる
- 短期間で導入可能
- 必要な機能だけを選択可能
- 自社業務に合わせて機能を拡張できる
kintoneプラグインのメリットとしてまず挙げられるのは、専門的なプログラミング知識がなくても機能を追加しやすい点が大きな特徴です。設定画面から導入できるものが多く、短期間で業務改善を進められます。
また、JavaScriptによる個別開発と比べて、開発費用や保守コストを抑えられる点も魅力のうちのひとつです。必要な機能だけを導入できるため、コストを抑えながらkintoneを活用できます。
kintoneプラグインは必要に応じて機能を変更しやすい点もメリットです。業務内容の変化に合わせて柔軟に機能を拡張できるため、長期的な運用にも適しています。
kintoneプラグインの選び方
kintoneプラグインは数多く提供されており、追加できる機能や料金、サポート体制はそれぞれ異なります。そのため、自社の業務課題や利用目的を明確にしたうえで、最適なkintoneプラグインを選ぶことが重要です。
kintoneプラグインを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 導入目的を明確にする
- 必要な機能を確認する
- 他システムとの連携を確認する
- サポート体制を確認する
- 費用を比較する
- プラグインの追加方法を確認する
①導入目的を明確にする
まずは、「入力作業を効率化したい」「情報共有をスムーズにしたい」など、自社の課題を整理しましょう。あらかじめ導入目的を明確にすることで、自社に適したkintoneプラグインを見極めやすくなります。
また、複数の課題がある場合は優先順位を決めておくことも大切です。導入目的に合ったkintoneプラグインを選ぶことで、より高い業務改善が期待できます。
②必要な機能を確認する
kintoneプラグインによって搭載されている機能は異なります。必要となる機能を整理し、それらを満たすkintoneプラグインを選びましょう。
また、必要以上に機能が多いkintoneプラグインを選ぶと、使いこなせなかったりコストが高くなったりする場合があります。必要な機能をよく確認してから選ぶようご注意ください。
③他システムとの連携を確認する
Microsoft 365やSlackなど、現在利用しているシステムと連携できるか確認しましょう。他システムと連携できるkintoneプラグインを選ぶことで、より効率的な業務環境を構築できます。
既存システムとの連携がスムーズに行えると、データの二重入力や手作業を減らすことができます。業務全体の効率化を目指す場合は、連携機能も確認しておきましょう。
④サポート体制を確認する
kintoneプラグインは、提供会社によってアップデートの頻度やサポート内容が異なります。長期間安心して利用するためにも、システムの更新頻度やサポート体制を確認しておきましょう。
導入後のトラブルを未然に防ぐためにも、運用実績や提供会社の信頼性もあわせてチェックしておくと安心です。
⑤費用を比較する
kintoneプラグインには無料のものから有料のものまで幅広く提供されています。初期費用や月額費用だけでなく、機能とのバランスも考慮して選ぶことが大切です。
導入コストだけで判断するのではなく、導入後に期待できる業務改善効果も含めて比較しましょう。費用対効果を踏まえてkintoneプラグインを選ぶことをおすすめします。
⑥プラグインの追加方法を確認する
kintoneプラグインを活用する際は、導入方法についても事前に把握しておくと安心です。kintoneでは管理画面からプラグインを追加できるため、専門的なプログラミング知識がなくても導入できるものが多くあります。
プラグインの追加手順や設定方法を理解しておくことで、導入後の運用をスムーズに進めやすくなります。kintoneプラグインを効果的に活用するためには、プラグインの導入だけでなく、kintoneの基本操作や業務改善の進め方を理解することも大切です。
特に、kintoneの活用方法やプラグインの選び方を幅広く学びたい場合は、セミナーや研修を活用するのも有効な方法です。導入や運用に不安がある方は、運用ポイントを学ぶことで自社に適したkintone環境を構築しやすくなるでしょう。
kintoneプラグインを利用する際の注意点

kintoneプラグインを導入する際は、以下の点に注意しましょう。
- 利用規約の確認する
- プラグイン同士の互換性を確認
- アップデートの影響を確認
- セキュリティを確認
- バックアップを取ってから導入
kintoneプラグインを導入する際は、利用規約やライセンス内容を事前に確認しましょう。プラグインによって利用条件や商用利用の可否が異なる場合があるため、自社の運用方法に合っているかを確認することをおすすめします。また、複数のプラグインを導入する場合は、互換性や動作環境も確認しておきましょう。
さらに、kintone本体やプラグインのアップデートによって、動作に影響が生じる場合があります。安定して運用するためには、アップデート情報を定期的に確認し、必要に応じて検証をして動作を確認しておくと安心です。また、セキュリティ対策やアクセス権限の設定も確認し、安全に利用できるよう適切な設定を行っておきましょう。
新しいkintoneプラグインを導入する前は、万が一に備えてデータや設定のバックアップを取得しておくことをおすすめします。事前にバックアップを取っておくことで、トラブルが発生した場合でも迅速に復旧しやすくなります。
kintoneプラグインのまとめ
kintoneプラグインは、標準機能では補えない機能を追加できるため、業務に合わせた柔軟な運用を行うことができます。ノーコードで導入できるものも多く、入力作業の効率化や集計・分析、外部サービスとの連携など、幅広い業務で活用されています。
kintoneプラグインを導入する際は、自社の業務課題や利用目的を明確にしたうえで、必要な機能や他システムとの連携、費用などを比較し、自社に適したものを選ぶようにしましょう。また、導入後は利用規約やアップデートの影響、セキュリティ対策などにも注意しながら運用することで、安心して利用できます。
kintoneプラグインを効果的に活用するためには、プラグインの機能だけでなく、kintoneの基本機能や業務改善の進め方を理解することも大切です。本記事を参考に、自社に適したkintoneプラグインを導入し、より便利で効率的な業務環境の構築に役立ててください。