UnityでPythonを使うことは、ゲーム開発における新たな可能性を開くことができます。
Pythonの豊富なライブラリとデータ分析ツールを活用することで、より高度なゲームを開発することが可能です。
本記事では、UnityでPythonを使う方法とその手順を詳しく解説します。また、AIやPythonの学習に役立つ情報についても提供していきます。
UnityでPythonは使える?
UnityにおいてもPythonを使用することは可能です。Pythonを使用することにより、高度なゲーム開発を簡単に行うことができます。
Unityとは?
Unityは、ゲーム開発のための強力なフレームワークであり、3Dと2Dゲームの作成をサポートしてくれる便利なツールです。
自分でクオリティの高いゲームを開発するのは簡単ではありません。
そんなときUnityがあれば、ゲーム開発に必要なツールを揃えられ、ゲーム開発初心者でもクオリティの高いゲームを作ることができます。
実際にUnityはVR/AR開発や映画製作など、さまざまなクリエイティブな表現にも使用されており、スマホアプリの開発も可能です。
Unityさえあれば、ゲームやアプリケーション開発スキルが高くない人でも、満足のいく作品を作り上げられるでしょう。
Unityの詳しい説明や使い方についてはコチラの記事が参考になります。
UnityでPythonを使うメリット
UnityでPythonを使うことにより、Pythonの豊富なライブラリとデータ分析ツールを活用することが可能です。
PythonにはPygamewpはじめ、ゲーム開発用のライブラリが用意されており、これらのライブラリを活用することで、Unityにおいてより高度なゲーム開発が簡単にできるようになります。
Pythonは初心者にも扱いやすいプログラミング言語であるため、ゲーム開発におけるプロトタイピングやテストの自動化に役立つでしょう。
またPythonはプログラムを実行するまでの時間が短く、開発にかかる時間を短縮することもできます。
Pythonのライブラリや作れるものについてはコチラの記事で解説していますので、目を通しておくといいでしょう。
UnityでPythonを使う方法3選
UnityでPythonを使う方法としては、
- IronPythonを利用する
- Python for Unityを利用する
- 外部エディタとしてのPythonを利用する
という3つの方法があります。
IronPythonを利用する
IronPythonは、Microsoftが提供しているソフトウェアの開発・実行環境であり、NET Framework(一種のプログラミング環境)上で動きます。
これを使ことで、UnityでPythonのプログラムを動かすことが可能です。ただし、IronPythonはPython 2.7までの機能しか使えません。
Python 3の新しい機能は使えないので注意が必要です。
Python for Unityを利用する
Python for Unityは、UnityでPythonのプログラムを動かすための追加ツール(プラグイン)です。
これを使うと、Pythonでゲームの動き(ロジック)を書いたり、Pythonの便利な機能(ライブラリ)を使ったりすることができます。
外部エディタとしてのPythonを利用する
Unityの外部でPythonのプログラムを動かし、その結果をUnityに送るという方法もあります。
これは、Pythonでデータの分析や学習(機械学習)を行い、その結果をUnityのゲームに反映させたいときに便利です。
UnityでPythonを使う手順
UnityをOythonで使う方法としては、IronPythonを利用するのが一番簡単です。
ここではIronOythonを例にUnityでPythonを使う手順を解説していきます。
①IronPythonをインストールする
まず、IronPythonをインストールします。IronPythonの公式ウェブサイトから最新のバージョンをダウンロードすることが可能です。
公式サイトにあるインストーラーをダウンロードし、実行します。
②フォルダを作成する
インストーラーを実行したら、Pythonスクリプトを保存するためのフォルダをUnityプロジェクト内に作成しましょう。
Unityのフォルダを開き、Assets/Pluginsというフォルダを作っておきます。
Unityで使用するプラグインを、IronPythonに存在するフォルダからこのフォルダにコピーしておくことで、Pythonを使用することが可能です。
ただし、フォルダー上に存在するファイルをコピーしてきても動作できるわけではありません。Assets/Pluginsのフォルダには、ライブラリファイルの*.dllという形式から適切なものを選択しておくことが重要です。
IronPythonのフォルダよりPlatforms/Net35に入り、以下にあるファイルをコピーしてPluginsのフォルダに入れておくことをおすすめします。
IronPython.dll
IronPython.Modules.dll
Microsoft.Dinamic.dll
Microsoft.Scripting.dll
Microsoft.Scripting.Core.dll
Microsoft.Scripting.Metadata.dll
③Unityのエディタを起動する
最後に、Unityのエディタを起動し、メニューバーからEdit、Project Settings、Playerの順に選択。
Playerの設定の中でOptimizationを選び、API Compatibility levelの設定を.NET 2.0に変更すれば、IronPythonが使用可能になります。
UnityやAI、Pythonを学ぶには
UnityでPythonを使えるようになるためには、Unityの基本操作を知っておかなければなりません。また、AIやPythonの基礎知識も習得するとなお良いでしょう。
独学でも知識を習得することは可能ですが、短期間で効率よく知識を習得したいときはセミナーを活用するのがおすすめです。
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Unityの基本操作を習得することは独学でも不可能ではないですぐあ、独学は根気が必要でなかなか学習が進まないことも多いですし、高度な制作を覚えることは難しいでしょう。
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AIエンジニアとしてスキルを磨くためには、AIエンジニア向けのセミナーを受講するといいでしょう。
UnityでPythonを使いこなすには、エンジニアとして活躍できるレベルのプログラミングスキルを身につけておかなければなりません。
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UnityでPythonを使うまとめ
UnityでPythonを使うことは、ゲーム開発をはじめさまざまなアプリケーション開発における新たな可能性を開くことができます。
Pythonの豊富なライブラリとデータ分析ツールを活用することで、より高度なゲームを開発することが可能です。
ただし、UnityでPythonを使用するにはAIやPythonの基礎知識を知っておく必要があります。
UnityやAI、Pythonの学習には、各種セミナーの受講がおすすめです。これらの知識を活用して、UnityでPythonを最大限に活用しましょう。