E資格の勉強時間はどれくらい?おすすめの勉強方法も解説

E資格の取得を目指している人の中には、どのように学習を進めればよいか悩んでいる人もいるかもしれません。

今回は、そういう人に向けてE資格取得に必要になる勉強時間や、勉強方法について詳しく解説していきます。

E資格の取得を目指すためにはどれくらいの勉強時間が必要?

E資格の取得を目指すためにはどれくらいの勉強時間が必要?

E資格を取得するために、どれくらい勉強時間が必要になるかは個人差がありますが、平均で100時間~200時間程度です。
2021年2月に開催されたE資格試験の受験者を対象に、Study-AI 社が勉強時間についてアンケートをとったところ、100時間~200時間という回答が最も多く、次いで200時間~300時間という結果になりました。
E資格を目指す人のほとんどが、100時間~300時間程度は勉強しているということなので、このくらいの勉強時間は必要になると考えてよいでしょう。

E資格の合格率は毎年70%前後を推移しています。
10人に7人程度は合格しているということなので、決して難易度は高くありませんが、簡単な資格とは言えません。
200時間の勉強が必要だとすると、1日2時間勉強しても3ヶ月程度はかかる計算になります。
学習時間を逆算して、なるべく早く試験対策の準備を進めたほうがよいでしょう。

E資格の試験を受ける時に勉強しておくべき内容

E資格の試験の範囲は広いですが、主に「応用数学」「機械学習」「深層学習」「開発・運用環境」の4つの分野から出題されます。

応用数学は、確率や統計、線形代数や情報理論に関する分野です。
マルチヌーイの分布やベルヌーイの分布といった一般的な確率分布、ベイズ則などについてしっかり学んでおきましょう。
線形代数は特異値分解の内容が、E資格の出題範囲になっています。
Pythonのsvd関数を使って、特異値分解を実装するための知識やスキルを身につけておくことが大切です。
情報理論は「情報とは何なのか」を定義したもので、E資格ではエントロピーといわれる内容が出題されます。

機械学習に関しては、学習アルゴリズムや過剰適合・過少適合、確率的勾配降下法などが出題範囲です。
教師あり学習や教師なし学習のアルゴリズムなど、機械学習の基礎をしっかり学んでおかなければなりません。
深層学習は、順伝播型ネットワークや深層モデルのための正則化・最適化、畳み込みネットワークなどから出題されます。

順伝播型ネットワークは深層学習において重要なもので、線形問題と非線形問題、アーキテクチャの設計、コスト関数などについての知識が問われます。
開発・運用環境は、ミドルウェアに関する知識や、軽量化・高速化する技術などが含まれます。
Numpyやpandas、matplotlibなど様々なライブラリについてしっかり勉強しておきましょう。
軽量化の技術に関しては、モデル並列化やデータ並列化などの知識も必要です。

E資格を目指す人におすすめの勉強方法

E資格を目指す人におすすめの勉強方法

参考書などを使って勉強する!ただし独学のみでは受験できない

E資格を目指す時の勉強方法として、参考書などを用いて自分で勉強する方法があります。ディープラーニングのことを分かりやすく解説した参考書や、機械学習のことを取り扱った参考書など、様々な書籍が販売されているので、それを利用して学習することができます。
独学で勉強する時は、まずE資格の試験に合格するために何を学んでおけばよいのかはっきりさせることが大切です。
試験の出題傾向を理解し、必要なことを効率的に学ぶことが合格率を高めることにも繋がります。

独学で勉強するときに注意しなければならないのが、試験の条件についてです。
E資格の試験は誰でも受けられるわけではなく、条件が決まっています。
一番問題になるのが、「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」という条件です。
独学でどんなに知識を身につけても、JDLA認定プログラムを修了していなければ、試験を受けることができません。
独学のみでE資格を得ることは不可能なので、JDLA認定プログラムを受けながら、より理解を深めるために独学で勉強するという形になります。

JDLA認定プログラム E資格対策講座はこちら

ネット上の練習問題や模擬試験を利用する

E資格の過去問題は公式で公開されていませんが、ネット上にはE資格の練習問題や模擬試験が出されています。
それを活用して、試験勉強するのもよいでしょう。
ただし、あくまで非公式の練習用問題となるので、過信しすぎるのは禁物です。
自分がどの程度まで理解できているか確認したり、模擬試験で試験の感覚をつかんだりするのに利用するとよいでしょう。

最もおすすめなのはE資格向けの講座を受講する方法

E資格の取得を目指している人には、E資格向けの講座をおすすめします。
E資格の試験対策ができる講座は数多くありますが、受講する一番のメリットは試験の勉強をしながら試験の条件も満たせるということです。
講座の中には、JDLAに認定されているものが多くあります。
そういった講座であれば、カリキュラムをこなすことで「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」という試験の条件を、満たすことができます。
また、E資格に詳しいプロが最短で合格を目指せるカリキュラムを組んでくれているので、効率的に学習を進められます。

色々な講座があってどれを選べばよいか分からないという人におすすめなのが、E資格対策ディープラーニング短期集中講座です。
AI研究所が提供している講座で、最短でE資格の合格を目指せます。
本講座は、会場受講、ライブウェビナー、eラーニングの3つの受講形式が用意されています。
会場受講は講師と対面で指導が受けられる形式です。
東京など主要都市を中心に、定期的にセミナーが開催されているので、対面でしっかり学びたいという人は参加してみるとよいでしょう。

オンラインで学習できる、ライブウェビナーとeラーニングもあるので、会場が近くにない人も安心です。
ライブウェビナーなら、オンライン上で講師に質問をしながら学習できるので、自宅でも問題なく本格的な指導を受けられます。
会場受講とライブウェビナーは、基本的に4日間でE資格合格レベルに到達できるカリキュラムになっていますが、eラーニングは自分のペースで学習できるカリキュラムが組まれています。

申し込みをした後、1年間はいつでも会場受講と同等内容の動画を視聴できるので、じっくり学習を進めたい人におすすめです。
一人で勉強を進めることに不安を感じている人は、講座を上手く活用しましょう。

E資格対策講座の詳細はこちら

E資格の取得を目指すならしっかり勉強のスケジュールを立てることが大切

E資格の試験に合格するために重要になるのが事前準備です。
試験に向けてしっかり計画を立て、効率的に学習を進めなければなりません。
E資格の試験は、例年2月中旬と8月下旬の年に2回開催されています。
自分が好きなタイミングでチャレンジできるわけではないので、受験するタイミングを決めたら、なるべく早めに準備を進める必要があります。
AI研究所のE資格対策ディープラーニング短期集中講座のように、短期間でE資格の取得を目指せる講座もあるので、上手く活用してください。

自分に合った勉強方法でE資格取得を目指そう!

E資格を取得するためには、平均で100時間~200時間程度の勉強時間が必要になります。
試験を受けるためには、「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」という条件も満たす必要があるので、効率的に学習を進めるためにE資格向けの講座の受講を検討してみてはいかがでしょうか。