WordPressを本で学ぼうと思っても、入門書からWeb制作向け・PHPを扱う本など種類が多く、どれを選べばよいか迷う人もいるでしょう。
自分に合った1冊を見つけるには、評判やランキングだけで判断せず、「何を学びたいのか」「今どこまで理解しているのか」を基準に選ぶことが大切です。
そこで本記事では、初心者向けからWeb制作・カスタマイズまで、目的別に選びやすいWordPressのおすすめ本を紹介します。購入前に確認したいポイントや、本で学習するときの注意点とともに押さえておきましょう。
WordPressのおすすめ本を比較

まずは、WordPressのおすすめ本の内容について、簡単に比較してみましょう。
| 書籍名 | おすすめの人 | 主な学習内容 | 発売年 |
|---|---|---|---|
| いちばんやさしいWordPressの教本 第7版 6.x対応 | WordPressを初めて使う人 | 初期設定・サイト制作・フルサイト編集・プラグイン・運用 | 2025年 |
| ゼロから学ぶ はじめてのWordPress 第2版[バージョン6.x対応] | Webサイトを作りながら基本を学びたい人 | ブロックエディター・フルサイト編集・Webサイト制作・運用 | 2024年 |
| 今すぐ使えるかんたん WordPress やさしい入門[6.x対応版] | 基本操作を順番に覚えたい初心者 | 投稿・固定ページ・ブロックエディター・フルサイト編集・管理 | 2023年 |
| WordPressの新しい標準レッスン フルサイト編集+ブロックエディター活用講座 | フルサイト編集を詳しく学びたい人 | ブロックエディター・サイト設計・テーマ編集・クエリーループ | 2024年 |
| [改訂第3版]WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書[WordPress 6.x対応版] | Web制作・企業サイト制作に活用したい人 | オリジナルテーマ・カスタム投稿・SEO・セキュリティ | 2023年 |
| WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。[第4版] | PHPを使ったカスタマイズを学びたい人 | PHP・テンプレートタグ・テーマ制作・子テーマ | 2024年 |
WordPressを初めて触るなら、実際にサイトを作りながら基本操作を覚えられる入門書が取り組みやすいでしょう。
企業サイトの制作やテーマのカスタマイズが目的であれば、Web制作やPHPまで扱う本も候補に入ります。まずは「どこまでできるようになりたいか」を決めると、選択肢を絞りやすくなります。
なお、本で独学していて、WordPressの操作を体系的に学びたいと感じた人は、GETT Proskillの「WordPressセミナー」の受講がおすすめです。WordPressの基礎設定からコーポレートサイト制作・PHPによるカスタマイズ・SEOなどについて、幅広く学べます。
いちばんやさしいWordPressの教本 第7版 6.x対応
WordPressを初めて使う人向けの入門書です。第7版はWordPress 6.8に対応しており、インストール・初期設定からWebサイトの制作まで、順を追って学べます。
フルサイト編集に対応したテーマを使い、固定ページの作成やプラグインによる機能追加に加えて、安全なサイト運用のコツなども扱っています。HTMLやCSSの知識がまだ少なくても、1つのWebサイトを実際に作りながら、基本操作を身に付けたい人におすすめの本です。
ゼロから学ぶ はじめてのWordPress 第2版[バージョン6.x対応]
Webサイトを作る流れと、WordPressの基本操作をあわせて学びたい初心者向けの本です。
ブロックエディター・フルサイト編集・固定ページ・プラグインなど、サイト制作に必要な基本機能を一通り学べます。お問い合わせフォームやネットショップページも扱っており、実際に手を動かしながら進められる構成です。
なお、2026年10月1日には「第3版[バージョン7.x対応]」が発売予定です。購入する時点が発売日以降であれば、第3版の販売状況を確認してから選ぶとよいでしょう。
今すぐ使えるかんたん WordPress やさしい入門[6.x対応版]
WordPressを使って、初めてWebサイトを作る人を対象とした入門書です。固定ページ・投稿・ブロックエディターの基本から始まり、ブロックパターンを使ったカスタマイズやフルサイト編集に進む内容です。
画像の挿入やメニューの設定など、Webサイト制作で使う基本的な操作も順を追って学べます。実際に手を動かしながら進める構成なので、WordPressの管理画面に慣れていない人でも、学習を進めやすいでしょう。
サイト公開後の運用・管理も扱っているため、「サイトを作って終わり」ではなく、その後の更新まで重要なポイントを学べます。
WordPressの新しい標準レッスン フルサイト編集+ブロックエディター活用講座
フルサイト編集や、ブロックエディターを中心に学びたい人向けの本です。デフォルトテーマ「Twenty Twenty-Four」を使いながら、ブロックエディターの操作・サイト設計・テーマのカスタマイズなどを学習します。
さらに、ヘッダーやフッターを含めたサイト全体のデザイン調整や、ブロックを組み合わせたページ制作も学べます。WordPressの基本操作を一通り覚えた後に、より自由度の高いサイト制作へ進みたい人にも向いています。
特定の市販テーマの操作方法を覚えるのではなく、WordPressの標準機能を使ったサイト制作を学びたい人におすすめです。
[改訂第3版]WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書[WordPress 6.x対応版]
WordPressを業務で扱う人や、Web制作まで踏み込んで学びたい人向けの1冊です。HTML・CSSで作ったWebサイトへのWordPressの組み込みから始まり、オリジナルテーマ・カスタム投稿タイプ・カスタムフィールドなどを扱います。
加えて、SEO・セキュリティ・高速化といった、運用面まで学べるのも特徴です。記事の投稿などの日常的な操作だけでなく、企業サイトの制作・運用や、クライアントワークで使う知識まで身に付けたい人に向いています。
WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。[第4版]
WordPressの基本操作を理解した上で、PHPを使ったテーマのカスタマイズまで学びたい人向けの本です。変数・配列・条件分岐・関数といったPHPの基礎から、WordPress特有のテンプレートタグや、ループ・テンプレート階層・フックへと進む構成です。
また、ブロックテーマを取り入れたハイブリッドテーマや、子テーマ・エラーへの対処方法なども扱っています。WordPressの使い方を覚えるための入門書というよりも、テーマの仕組みやコードまで理解したい人に適した本です。
WordPress本を失敗せずに選ぶ3つのポイント
WordPressの本は、たとえ内容が充実していても、自分の目的やレベルに合っていなければ、思うような効果は得られません。購入してから「思っていた内容と違った」とならないように、次の3つのポイントを確認して選びましょう。
- WordPressで何をできるようになりたいかで本を選ぶ
- 現在の知識レベルに合う本を選ぶ
- 対応バージョンを確認して本を選ぶ
WordPressで何をできるようになりたいかで本を選ぶ
WordPressの本を選ぶ前に、「何をできるようになりたいのか」を整理しておきましょう。初めて自分のWebサイトを作りたい人と、仕事で企業サイトを更新したい人では、必要な知識は変わってきます。
また、デザインやテーマを変更したいならフルサイト編集、独自テーマを作りたいならPHPなどの知識も必要でしょう。目的がはっきりすれば、入門書で十分なのか、Web制作向けの本まで必要なのかを判断しやすくなります。
現在の知識レベルに合う本を選ぶ
同じWordPress書籍でも、読者に求める前提知識には差があります。初めてWordPressを触る場合は、インストールや管理画面の操作から説明している本の方が進めやすいでしょう。HTML・CSSの基礎を理解している人なら、テーマ制作やPHPまで扱う本も選べます。
購入前に目次や出版社の商品説明を確認し、「知っている内容」と「これから学びたい内容」がどの程度含まれているかをチェックしましょう。
対応バージョンを確認して本を選ぶ
対応しているWordPressのバージョンも、本を選ぶときに確認しておきたい項目です。2026年9月時点のWordPress最新版は7.1ですが、今回紹介している本には、6.x対応のものもあります。
対応バージョンが異なるからといって、本の内容がすべて使えなくなるわけではありません。基本的な操作や考え方は共通する部分もありますが、画面構成や機能の位置が変わっている場合があります。あわせて発売日や改訂版の有無・補足情報なども、しっかり確認しておきましょう。
WordPressを本で学ぶときの注意点

WordPress本を使えば、基本操作からサイト制作まで順序立てて学べますが、出版後のアップデートによって、実際の画面や機能が変わる場合があります。
また、本を読むだけでは操作方法を十分に理解しにくいこともあります。学習を進める際は、次の点に注意しましょう。
- 本の内容と現在のWordPressに違いがないか確認する
- 本を読むだけで完璧に操作を覚えようとしない
本の内容と現在のWordPressに違いがないか確認する
WordPressは継続的にアップデートされているため、本に掲載されている画面や操作手順が現在の環境と異なる場合があります。
本の内容と実際の画面に違いがあったときは、WordPress公式の情報を確認しましょう。本を学習の軸にしながら、変更された部分は現在の情報で補うことで、内容の違いに戸惑いにくくなります。
本を読むだけで完璧に操作を覚えようとしない
WordPressの本は、読むだけで操作方法を覚えようとせず、実際の管理画面を開きながら学習を進めることが大事です。例えば、固定ページの作成方法を読んだら、その場でWordPressを開いて同じ操作を試します。
分からないところがあれば本に戻り、本の画面と現在の環境が違う場合は、公式の情報なども確認しましょう。実際に手を動かすことで、本で読んだ内容とWordPressの操作を結びつけやすくなり、理解できていない部分にも気付けるようになります。
なお、WordPressの学習方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。こちらも参考にしてください。
講師に質問しながら操作したい人はセミナーがおすすめ

WordPressの本は、自分のペースで学習でき、分からない箇所を繰り返し確認できるのがメリットです。一方、初心者の場合は「何から学べばよいのか分からない」「エラーが出て先に進めない」といった場面もあります。
そこで、学ぶ順番を明確にしながら、分からないことを講師に質問したい人にはセミナーの受講がおすすめです。
GETT Proskillの「WordPressセミナー」では、WordPressの基礎知識・基本設定からコーポレートサイトの作成、PHPによるカスタマイズ・SEO対策など、短期間のカリキュラムで学べます。
WordPressは初心者ほど「何から始めればよいのか」で迷いやすいため、学ぶ内容や順番がカリキュラムとして明確になっている点は、安心して学習を進める上で大きな安心材料です。
筆者自身も、独学では解決できなかったエラーを講師に質問した経験があるので、不明点や進め方を確認しながら学べる点は大きなメリットだと思います。独学でつまずいた経験がある人や、分からないことをその場で確認しながら学びたい人には、特におすすめです。
| セミナー名 | WordPressセミナー |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
なお、WordPressを学べるセミナーに関しては、以下の記事でも紹介しています。こちらも参考にしてください。
WordPressの本は目的と現在のスキルに合った1冊を選ぼう
WordPress本は、おすすめやランキングだけで決めるよりも、自分が何を学びたいのか、今どの程度の知識があるのかを基準に選ぶ方が、候補を絞りやすくなると思います。
購入前には、対応バージョン・発売時期・出版社の補足情報を確認しておくことも重要です。実際に学び始めたら、本の内容を確認しながら実際に操作して覚えるようにしましょう。
自分で調べながら進めたいなら本を中心に学び、講師に質問しながら操作したい場合はセミナーも選択肢に入ります。自分の目的と学び方に合う方法を選ぶことが、WordPress学習を続けやすくするポイントです。